宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「グリーンな栽培体系」を目指して、展示ほの田植えが行われました

2023年05月29日 16時02分11秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

   登米市は環境保全米の栽培が県内一盛んな地域です。

   昨年度は、「ペースト肥料の田植同時施用によるプラスチック被覆肥料の利用削減」など、従来の環境保全米から一歩進んだ「グリーンな栽培体系」の検証を行い、従来の環境保全米とほぼ同等の品質・収量を得ることが実証できました。一方で、「肥料価格高騰への対応」や「生産者の選択肢の拡大」といった課題も明らかとなりました。

   そこで、今年度は普及センターのプロジェクト課題として、JAみやぎ登米、肥料・農機メーカーの協力のもと5か所の展示ほを設置し、課題の解決に向けて取り組むこととしました。

   5月12日の登米市豊里町の展示ほで、「田植えと同時に、昨年の3/4の量に減肥したペースト肥料を3cmと9cmの深さに施肥」という設計で実施しました。

    最初に、田植機前部にある2つのタンクに肥料を注入し、田植機から確実に肥料が滴下されていることを確認してから田植えが行われました。途中、機械の調整で時間を要したものの、その後は順調に田植えは進み、肥料の残量から、設計どおり肥料が滴下されたことを確認しました。

    当日は、稲作部会員数名が見学に訪れ、普及センターからは資料を配付し、グリーンな栽培体系に対する理解を図りました。

    今後は定期的に展示ほの調査を行い、グリーンな栽培体系の検証を行っていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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河北ミニトマト部会現地検討会が開催されました!

2023年05月29日 13時34分40秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和5年5月23日に石巻市河北地区でJAいしのまき主催のミニトマト部会河北北上支部の現地検討会が開催されました。10人の生産者が参加し、各生産者のほ場を巡回し検討を行いました。

 どのほ場でも目立った病害虫はなく順調に生育しています。天候が変わりやすい季節のため、生産者ごとの生育ステージに合わせて、かん水やハウス環境の調節といった栽培管理を指導しました。

 現在は3~5段目が開花しており、生育の進んでいるほ場は6月中旬頃からの出荷が見込まれます。

 普及センターではこれからも巡回指導などを行いながら、栽培管理の支援を行います。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班 TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999


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加美町の花き農家を巡回しました。

2023年05月29日 08時57分58秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

令和5年5月18日、やくらい土産センターに出荷している花き生産者や、市場にばらを出荷している生産者を巡回し、生育状況の確認を行いました。盆の需要期に向けてトルコギキョウや露地ぎくが定植され、概ね順調に生育していました。また、昨年から新規就農者が取り組んでいる、多肉植物の生産状況も確認しました。多くの種類がビニールハウスの中ですくすくと生育していました。

 普及センターでは今後も、地域の花き振興を支援してまいります。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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