宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

色麻町ではえごまの無化学肥料栽培に取り組みます

2023年05月23日 17時26分12秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 色麻町えごま栽培推進協議会では、他産地との差別化を図るため、今年度から化学肥料を使わない栽培に取り組むこととなりました。これまで、協議会では堆肥のみでえごまを栽培する事例は少なく、効果的な堆肥の使用方法の確立が必要となっています。そこで、普及センターでは協議会と連携し、町内で手に入りやすい鶏ふん堆肥のみを使用する栽培試験を行うこととなりました。令和5年5月17日に開催された協議会の総会において、普及センターから栽培試験の概要を説明したところ、会員から具体的な堆肥の使用方法などの質問があり、関心の高さが伺えました。

 普及センターでは、今後も協議会と連携し、効果的な鶏ふん堆肥の使用に向けた技術支援を行ってまいります。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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ぶどう栽培講習会が開催されました

2023年05月23日 15時03分10秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

令和5年5月17日(水)にJAいしのまき主催でぶどう出荷者を対象にぶどう栽培講習会が開催されました。

会場の園地はシャインマスカットのH型整枝・短梢栽培で、作業性に優れた整枝となっており、品質の高い果実生産が期待されています。

普及センターからは、シャインマスカットの5月~6月の管理として、新梢管理、花穂整形、ジベレリン処理、摘粒等について説明と実演を行いました。また、5月としては暑い日が続いており、日焼け対策として、ハウスの換気や毎日のかん水を呼びかけました。

5月の新梢管理から6月下旬の袋かけまでは手の抜けない作業が続きます。収穫は9月下旬頃から始まりますので、是非、地元の皮ごと食べられる甘いシャインマスカットを御賞味ください。

シャインマスカットは、人気の高い果実であり、栽培者の増加が期待されています。普及センターでは、今後とも栽培技術の支援を行っていきます。


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日本なしの防除研修会及び摘果講習会が開催されました。

2023年05月23日 10時58分16秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 

 「北浦梨」は大正時代から続く美里町の特産で、当町は県内有数の日本なし産地です。現在は「幸水」、「豊水」、「あきづき」等、様々な品種が栽培されています。

 JA新みやぎ北浦梨部会(部会員35人)は、令和5年産の高品質な果実生産に向けて、5月17日に防除研修会と摘果講習会を開催しました。

 

 午前中の防除研修会は、普及センターから「ナシ黒星病」と、近年管内で確認されているマイナー病害虫の特徴や耕種的・化学的防除方法についての説明を行った後、防霜資材や新規登録薬剤及び種苗法改正を受けた各品種の取り扱い等に関する情報提供を行いました。参加者からは、登録品種の育成者権の存続期間が満了した後の取り扱いや登録品種の種苗増殖に対する育成者の許諾方針の確認方法等についての質問が出されました。

 午後の摘果講習会は、はじめに普及センターから予備摘果の実施時期や残す果実の基準等の基本事項について説明・確認を行った後、実際の花そうを見ながら幼果の形や大きさ及び品種特性等を踏まえてどのように判断するかについて実演を行いました。参加者は予備摘果や仕上げ摘果における各々の判断基準や新梢管理等に関する意見交換を行いながら実技研修を行いました。

 

 普及センターでは、引き続き高品質な果実の安定生産に向けた支援を行っていきます。

摘果講習会のようす


<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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麦類種子生産ほ場の審査を行いました。

2023年05月23日 08時43分07秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 大崎普及センター管内では、大崎市古川の1組織が、シラネコムギの種子を生産しています。令和5年産の麦類種子は、昨年10月下旬に播種が行われ、高温の期間が長く続いたことから、過去10年で最も生育が進んでいます。普及センターでは、優良種子の生産に向けた技術指導と種子審査を行っています。

 令和5年5月17日には、第一期ほ場審査を実施しました。麦類種子は出穂期と糊熟期にほ場審査を実施することになっており、今回の第一期は出穂期の審査となります。審査では、異種株や異品種株の有無、雑草や病虫害の発生状況、麦類の生育状況等の確認を行いました。麦類の生育は順調で、全筆合格となりました。

 普及センターでは優良な麦類種子が生産できるよう引き続き技術指導をしてまいります。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


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