宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

真夏のとうもろこし巨大迷路!「ゴールドデント777WAKUYA2023」が開催されました

2023年08月07日 15時32分42秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和5年7月29日、30日に涌谷町内のデントコーン(※)畑を会場に「ゴールドデント777WAKUYA2023」が開催され、2日間で約2,200人が巨大迷路に挑戦しました。

 

 このイベントは、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で、涌谷町内外で開催されていたイベントや行事が中止・縮小されたことを受け、コロナ禍における子供たちの遊びの場・思い出作りの場を提供することを目的に、自らが育てたデントコーンを乳牛に給餌している涌谷町内酪農家の企画で、令和2年から開催されています。

 今年は、1.8haのデントコーン畑に2種類の迷路コースを設け、それぞれのコースに設置された涌谷町に関するクイズに答えて隠されたキーワードを見つけると涌谷の特産品などが当たるクイズラリー企画のほか、29日には夜の部イベント「トレジャーハンター」を初めて開催し、昼間とは違った雰囲気の迷路の中で子供も大人も夢中になって楽しんでいました。
 さらに、クラウドファンディングを活用して、来場者に消費拡大PRと熱中症対策として牛乳を無料配布し、輸入飼料や肥料・燃料等の価格高騰に苦しむ酪農家の支援にも取り組むなど、たくさんの人々の笑顔を生む涌谷町の夏の一大イベントとなりました。

       

※デントコーン:乳牛や肉牛等の餌となる「飼料用とうもろこし」のことで、収穫した実を餌にするほか、刈り取った実・茎・葉を細断して乳酸発酵を
       1~2か月行った「サイレージ」にして与えられます。

 

<連絡先>美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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みやぎ農業未来塾「気象の基礎知識を身に着けよう!」を開催しました

2023年08月07日 15時32分42秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和5年7月31日(月)に登米合同庁舎において、みやぎ農業未来塾「気象の基礎知識を身に着けよう!」を開催し、新規就農者や女性農業者6人が参加しました。

 近年、毎年のように異常気象が発生し、農業生産に苦労する場面が増えてきているため、気象の基礎知識について学び日々の栽培管理に役立てることができるよう、本研修会を開催しました。

 仙台管区気象台のリスクコミュニケーション推進官の小野寺優氏を講師に迎え、天気の一般的な知識について講義していただきました。季節ごとの天気の特徴、天気図の見方、防災気象情報、地球温暖化など、多岐にわたって説明いただきました。参加者からは、登米でみられる‘朝てかり’と言われる現象や宮城県における次の日の気象が分かる現象についてなど、多くの質問がありました。

 当普及センターでは、今後も新規就農者を対象に研修会等の開催や個別巡回による支援を実施していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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第2回宮城県米づくり推進気仙沼地方本部技術指導部会が開催されました。

2023年08月07日 15時17分46秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 令和5年7月27日、今後の稲作経営振興に向けて、市町、JA新みやぎ南三陸統括営農センター、農業共済組合等の関係機関が参集し、管内の取組状況を視察し、意見交換を行いました。

 今年は、南三陸町内の、JA新みやぎのペースト2段施肥田植え実証ほ場、南三陸液肥を用いた栽培ほ場を会場としました。

 ペースト2段施肥は、ペースト肥料を土中の異なる深さ2か所に施肥することで、基肥と追肥の効果を持たせ、従来の肥効調節型肥料で問題となっていたプラスチック被覆資材の海洋流出の解消を目的としています。

 南三陸液肥は、循環型社会の実現に向け、生ごみを回収・メタン発酵させてエネルギー化するという取り組みの一環で、発酵後の残渣(消化液)を肥料として使用するというものです。県の試験場でも水稲、野菜類等で試験を行い、実用性が確認されたことから、今年、「普及に移す技術」が“発酵”、もとい“発行”されています。

 当日は、それぞれのほ場を管理する、廻館営農組合長、有限会社山藤運輸担当者から、管理履歴やねらいなどについて説明を受けるとともに、ほ場見学を行い、肥効調節の難しさや費用対効果を考慮した使用判断の要点など、普及に向けた課題について活発な意見が交わされました。

 当普及センター管内は、南三陸町、気仙沼市ともに海に面し、水産のイメージも強いことから、海洋環境への配慮による持続可能な農業生産の先進地を目指していきます。

 

南三陸液肥ほ場

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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トヨタの現場改善セミナーが開催されました

2023年08月07日 14時48分23秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和5年7月25日に、美里町主催の「トヨタの現場改善セミナー」が開催され、美里町内の農業法人等から20名以上が参加しました。

 本セミナーは、トヨタ自動車の生産方式の基礎である「整理・整頓」や「ムダの排除による原価低減」等のノウハウを学び、農業現場へ応用することで作業の効率化や生産性向上につなげることを目的に開催されました。

 午前中の座学研修の後、午後は実際に農業法人の現場を見ながら、具体的な改善の方法について詳しくアドバイスを受けました。参加者は、整理・整頓の重要性を再認識し、改善のイメージが掴めた様子でした。11月に開催予定の第2回研修会に向けて、参加者は今回の研修で学んだ内容を活かし、各自の現場で改善に取り組む予定です。

<問い合わせ先>

 宮城県美里農業改良普及センター 地域農業班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225

 


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みやぎ農業未来塾「第2回地域農業紹介講座」を開催しました

2023年08月07日 14時15分02秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和5年7月28日(金)、亘理農業改良普及センターを会場に農業大学校の学生を対象に「みやぎ農業未来塾【第2回地域農業紹介講座】」を開催し、11人が参加されました。本講座は農業大学校の1年生の学生が9月から行う先進農業体験学習に向けた普及センター訪問に合わせて実施しました。

 本講座では、始めに当普及センターから先進農業体験学習の受入農家の概要について紹介しました。続いて株式会社燦燦園及び農事組合法人林ライスに就農した同大学校の卒業生2人を講師に、農業大学校の先進農業体験学習を受ける心構えや就農についてお話をいただきました。講師からは、先進農業体験学習で人とのコミュニケーションや周囲に目を配る大切さを学んだこと、先進農業体験学習やその後さらに追加で実施できるオプション研修が、現法人に就職するきっかけになったこと、今の仕事のやりがいや苦労等、多岐に渡りお話しいただきました。

 参加した学生からは、研修に先立ち「先輩の体験談を聞くことができて安心した。」などの感想が寄せられました。本講座が農業大学校の学生にとって就農意欲の醸成、先進農業体験学習に向けた準備の一助となれば幸いです。

 普及センターでは、今後も担い手の確保及び育成に努めてまいります。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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