令和5年8月21日にJAいしのまき転作部会が主催する大豆現地検討会が開催されました。石巻管内の4ほ場(矢本、河南、鹿又、蛇田)を巡回し、今年の生育経過や今後の栽培管理について確認しました。記録的な高温と降雨がない期間が続いているため、地下灌漑システム(FOEAS)を使って畑に灌水している「タンレイ」の種子生産ほ場や、令和7年から宮城県で本格的に栽培開始する新品種「すずみのり」や資材メーカーの除草剤・肥料の展示ほ場の生育を確認しました。参加者は、畑に灌水する畝間灌水の方法や「すずみのり」の品種の特長、供試した除草剤や肥料の説明に聞き入っていました。現地巡回後は、総合検討があり、JA全農みやぎの担当者から「今年の大豆の販売情勢について」、当普及センター職員から「大豆生産概況と今後の管理について」、資材メーカーから商品やサービスについての説明がありました。管内では、今年約2,300haの大豆が作付けされています。当普及センターでは、これからも石巻管内の大豆の高位安定生産に向けて、栽培支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班
TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999