令和5年8月4日、水稲品種「金のいぶき」の栽培研修会(第2回)を開催し、生産者、関係機関など13名が参加しました(農業用ドローンによる作業実演会との2部構成)。
「金のいぶき」は玄米食専用であり、健康志向の需要に向けて高単価での取引が期待できることから、稲作経営振興に向け、管内での栽培を推進しています。
第2回目となる今回は、本品種の特性を踏まえた出穂後の管理に向けて、穂いもちの適期防除、穂揃い期の追肥の実施について普及センター担当から説明を行うとともに、展示ほ担当農家である(株)小峯興業芳賀代表取締役から、管理の要点について、栽培経験を踏まえて御紹介いただきました。
芳賀代表取締役から「収量を確保するために、最低2回は追肥を行う必要がある」、「穂揃い期追肥の実施に向け、出穂時期の見極めが重要」など、経験を踏まえたアドバイスを受け、本年度からの栽培を開始した生産者は、穂揃い期追肥の実施について改めて時期・量の確認を行うよう意識を新たにしていました。
本年度の栽培結果については、秋以降に実績検討会を開催し、次年度以降の更なる多収化につなげていく計画です。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606
金のいぶきの生育状況(出穂始期)