宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農大研修生・4Hクラブ員・石巻北高生が参加した農業未来塾

2014年09月24日 09時20分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成26年9月10日にみやぎ農業未来塾「在学者・就農者コース~技術・経営能力向上講座~」を石巻合庁と石巻市内農業法人で開催しました。
 9月1日から先進農業体験学習として管内農家で研修をしている農業大学校生4名と石巻地区4Hクラブ員が参加し,前半は農業技術競技として問題25問を解きました。出題は食糧自給率や病害虫,県内では唯一石巻で栽培されているお茶にまつわる問題などバラエティに富む内容でした。
 後半の現地視察では,農業クラブや農産物の生産と食品加工等を学ぶ食農系列を持つ石巻北高校の生徒4名も加わり,株式会社やまとファーム石巻を視察しました。当法人は津波被害が甚大であった石巻市釜地区の農家5名により設立された法人で,石巻復興園芸団地須江地区において,トマトの養液栽培ときゅうりの養液土耕栽培を行っています。当法人の役員で,4Hクラブ員でもある阿部欣悦さんから参加者に,法人設立の経緯や経営概況,きゅうり・トマトの栽培方法や出荷調製方法,パート雇用等について詳細な説明がなされました。阿部さんから食品加工等を学ぶ石巻北高生に対しては,「ぜひ当社のきゅうりやトマトを原料にして加工品を作ってほしい」と熱い要望も出されました。
 夜には毎年恒例となっている農大研修生と4Hクラブ員との交流会が催され,バーベキューをしながら交流を図りました。農大生は研修開始から10日が経ち,仲間と各農家での研修内容について情報交換を行いながら鋭気を養いました。また,先輩である4Hクラブ員からは農業への熱い思いを聞き,将来についてのアドバイスを受けていました。
 普及センターでは関係機関と連携して,若手農業者や新規就農者への支援等を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

〈連絡先〉宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL0225-95-1435
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