令和3年9月9日に大衡村でJA新みやぎあさひな花き部会トルコギキョウ現地検討会を開催しました。
秋出しのトルコギキョウにおいて,赤色LEDの終夜照射が開花抑制と品質向上に効果があることが,試験研究により明らかになっています。しかし,その効果は品種によって異なることから,普及センターでは,効果が期待される中晩生品種を用いて大衡村に実証ほを設置しました。現地検討会では,普及センターから赤色LEDの効果を説明し,実証ほの生育開花状況を確認してもらいました。今回実証ほを設置した生産者からは,「切り花長が長くなることも良い点ではあるが,電照を組み合わせることで収穫期が分散され,出荷労力が軽減できることが良かった。経費負担も少ないことから,是非赤色LEDを取り入れたい」との評価をいただきました。
品質(切り花長)向上を主な目的として実証ほの設置を行いましたが,一斉開花で出荷調整に追われている生産者にとっては,無電照と赤色LEDを組み合わせることで開花期が分散できることも大きなメリットであることが判明し,有益な検討会になりました。
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