令和6年8月1日(木)に、美里地区農業士会第1回研修会が開催され、株式会社デ・リーフデ美里(美里町)と株式会社フローラ平山(大崎市鹿島台)を視察しました。
株式会社デ・リーフデ美里では、バラを栽培していた2haの大型鉄骨ハウスを取得、修繕し、新たに複合環境制御によるトマトの養液栽培を今年の3月から開始し、品種は「富丸ムーチョ」を用い、夏越しと冬越しの作型を組み合わせ、グループ企業3社で通年契約販売するとの説明がありました。
株式会社フローラ平山の代表の平山喬博氏に収穫中の鉄骨ハウスにおいて、「父母の法人を継承し、スプレーギク、輪ギク、トルコギキョウ等の切り花を周年生産している。」土づくりや蒸気等での土壌消毒、土壌分析に基づく施肥設計、養液土耕栽培、複合環境制御装置の利用など省力、高品質安定生産の取り組みを話していただきました。
大規模な環境制御によるトマトの養液栽培とスプレーギクやトルコギキョウ等施設切り花の周年生産の経営戦略を学ぶことができ、大変有意義な研修となりました。
研修終了後、美里町内で開催された令和6年度美里地区農業士会通常総会では、令和5年度事業報告・収支決算、令和6年度事業計画・収支予算案、年会費・納入方法、役員改選の4議案について、原案どおり承認されました。
その後、新任の指導農業士の歓迎会が開催され、自己紹介と農業士としての抱負があった後、会員同士の交流が深められ、楽しい歓迎会となりました。
普及センターでは関係機関と連携して農業士活動を支援していきます。
<連絡先>
美里農業改良普及センター地域農業班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225