宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

震災後初の入牧式を開催

2015年04月23日 09時30分09秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

気仙沼市営放牧場モーランド・本吉で,4月16日に5年振りとなる入牧式が行われました。モーランドは昭和44年の開牧以来,気仙沼・本吉地域の酪農,畜産振興の拠点施設で,放牧は重要な事業の一つでしたが,東日本大震災に起因する東京電力福島第一原子力発電所の事故によって草地が汚染されたため,乳牛の受け入れを自粛してきました。その後,関係機関(市,家保,普及センター)と共に草地の除染に取り組み,牧草中放射性セシウム濃度の測定や個体の衛生検査時にサーベイメータによる生体検査を繰り返し行って安全性を確認し,今般準備が整ったことから,乳牛の受け入れを再開することになったものです。

今回は気仙沼市,南三陸町,登米市,栗原市の酪農家12戸から51頭を受け入れました。今後,追加を含め全体で70頭の牛が放牧される予定になっており,よりよい牛を農家に返せるよう大事に管理していくことにしています。

普及センターでは,今後とも安全な畜産物生産を支援していきます。

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班

〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2

電話 0226-29-6044

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