大崎普及センター管内では,大崎市鳴子・鬼首,加美町中新田地区を中心にそばの栽培が行われています。10月から11月にかけては,秋そばの収穫期を迎え,今年も新そばの季節となりました。
令和4年11月16日には,加美町の農事組合法人下多田川営農組合において,そばの栽培講習会が開催されました。普及センターからは,最も重要な技術対策であるほ場の排水対策を中心に,雑草防除や適期収穫など栽培の基本技術について説明を行いました。その後,令和4年産の栽培を振り返りながら,次年度以降の栽培に向けて意見交換を行いました。生産者からは,「排水対策として,補助暗きょや耕盤破砕能力のある緑肥の検討を行いたい」,「土壌分析を行い,最適な土づくりや施肥を実践していきたい」など積極的な意見が出され,栽培技術のさらなる向上が期待されます。
普及センターでは,そばの高品質・安定生産に向け引き続き支援をしていきます。また,大崎市,加美町で生産されたそばをぜひ味わっていただきたいと思います。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910