令和6年1月26日、農業経営力向上視察研修会が開催されました。
今回の研修会は、仙台市西部で農地整備事業を実施している地域で、高収益作物としてネギ栽培を進めている2つの担い手経営体に対する支援の一環として、県内で先進的にネギの栽培に取り組んでいる加美町の「タカノー産業株式会社」を視察したもので、当日は代表取締役高橋範宇氏と先代で会長の高橋秀喜氏にご対応いただき、研修会参加者は関係機関担当者を含め18名でした。
タカノー産業(株)は農業経営の安定化と収益力向上に向けて、水田農業における水稲主体の農業から高収益作物主体の農業へ積極的な経営展開を図るため、平成27年に先代社長(現会長)が設立した一戸一法人です。各種補助事業の活用により規模拡大と周年供給体制の確立に向けた機械化と施設導入を進めてきました。
現在のネギの作付面積は約7ヘクタール、さらに同面積のネギをグループ化した周辺農家から仕入れ、地域のネギ生産を活性化させる取り組みを行っています。品質にこだわるネギとして氷温貯蔵による周年出荷を実現しており、取引先からは高く評価されています。
研修参加者からは、今後目指すべき収益性の高いネギ生産のヒントが得られ、大変参考になったとの声が聴かれました。
<連絡先>
宮城県仙台農業改良普及センター地域農業班
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