JA新みやぎみどりの管内の涌谷町は東北最大級の小ネギ産地であり、生産された小ねぎは「仙台小ねぎ」として全国に流通しています。
JA新みやぎ仙台小ねぎ部会の定例の土壌診断研修会が1月30日(火)に開催されました。
普及センター職員が講師となり、11~12月に実施した土壌診断の各項目において、小ねぎ部会全体の傾向や課題について説明しました。各部会員の土壌診断結果についても個別に解説を行い、pHの補正や今後の施肥方法などの改善策を提案しました。
全体ではリン酸や残存窒素が多めの傾向があり、窒素単肥など土壌診断に基づいた施肥の取組により改善傾向にあるため、今後も継続していくように呼びかけました。
また、小ねぎ部会土壌対策班が実施した、太陽熱土壌消毒と緑肥による生育改善の試験について、それぞれの効果や今後の課題について説明しました。
生産者からは、堆肥等の有機物施用や緑肥の効果について活発に質問が出され、土づくりへの意識の高さがうかがえました。
普及センターでは、引き続き持続性の高い小ねぎ生産に向けて土づくり等の支援を行っていきます。
研修会の様子
<問合せ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225