当管内には農業大学校の学生6名が,9月6日から10月15日までの先進農業体験学習に訪れました。
学生を受け入れているのは,酪農部門では高橋家壽夫氏(瀬峰),有限会社小山牧場(一迫),伊藤一彦氏(志波姫),園芸部門では細川百合子氏(瀬峰),伊藤幸男氏(志波姫),土地利用型作物部門では白鳥一彦氏(志波姫)で,受入先では,稲刈り,削蹄,搾乳,野菜の収穫・調製・出荷など様々な農作業と農家の暮らしを体験しました。
研修期間の折り返しとなった去る9月29日に,栗原4Hクラブの主催で農大生激励会を開催しました。
日中の部は,管内の農業生産現場を学んでもらうことを目的に,視察研修会を行いました。先ず始めに,金成地区の「末野種子センター」を訪問し,施設を見ながら担当者から説明を聞いた後,普及センターで実施している生産物審査の様子を見学し,水稲種子ができるまでの一連の流れについて学習しました。
次に,「農産物直売所あぐりっこ金成」を訪問し,千田滋紀代表から直売所の運営体制などについて説明をいただきました。学生達は直売所の品物を興味深く観察していました。その後,いちごを栽培している小森俊一氏のハウスを訪問し,新規参入した経緯と苦労話,現在行っている作業の状況などについて説明をいただきました。園芸学部の学生や4Hクラブ員から質問が出され,活発な質疑応答が行われました。
最後に一迫地区の「有限会社耕佑」を訪問し,サラダ菜,サンチュや水菜などの水耕栽培施設を見学しました。学生達は初めて目にする大型施設に,時折質問をしながら真剣に見学していました。
夜の部は築館で交流会を開催しました。4Hクラブ員に囲まれ,学生達は始め固くなっていましたが,徐々に打ち解けてなごやかな雰囲気で情報交換が行われました。
翌日には,酪農部門の学生3人が集まり,「有限会社小山牧場」を会場に削蹄の体験をするなど有意義な時間を過ごしたようです。
普及センターでは,農業大学校と連携し,引き続き学生達のサポートを行っていきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144