宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「稲作総合検討会」が行われました

2014年02月05日 10時25分09秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年1月28日,遊学館(かなんホール)で稲作総合検討会が行われ,大規模稲作農家,関係機関併せて約50名が参加しました。
 その中で普及センターより,平成25年産水稲の総括と今後の栽培について研修を行いました。平成25年産水稲については,7月の低温や多雨等により発生が懸念されたいもち病や不稔も一部の飼料用米や地域にとどまり,最終的には,作況指数「104」,1等米比率93.5%と量・質ともに優れる結果となった旨を説明しました。また,今後の栽培については,高品質米を生産するポイントとして雑草・病害対策や施肥管理,水管理等の説明をしました。
 普及センターでは,今後も引き続き水稲生産の支援を行っていきます。


研修を聞く参加者


研修を行う普及員

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「トルコギキョウ」現地検討会及び抑制品種検討会を開催

2014年02月05日 09時40分47秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成26年1月29日の午前,促成栽培トルコギキョウの栽培状況を確認するための現地検討会が開催されました。また午後には促成の後作の抑制栽培で導入可能な新品種について,取扱メーカー5社を招き,「特性」や「導入のポイント」についての紹介がありJAみやぎ仙南花卉部会トルコギキョウ生産者20名が学びました。
 現地検討会では,管内を代表する生産者のハウスを最初に視察させていただき,促成栽培の手本を栽培者全員で確認しました。その後,作付4年目となる生産者を巡回し,随時今後の管理の注意点について先輩生産者より指導をうけました。「重油が高くても加温する時期にはきちんと加温し良品生産を心掛けないと,出荷時期が遅れ次作の作付計画にも支障がでて,次々作業が遅くなって負のスパイラルから抜け出せなくなる。年2作するならその点を押さえて対応しないといけない」と厳しく指摘されました。
 普及センターからはパソコンやスマホを通じて先輩生産者の栽培状況を知ることができる遠隔監視システムを試験導入している情報をお知らせし,その利用を働きかけしました。
 午後には,次作の抑制栽培におすすめの品種について,全国産地の動向を踏まえながら,トルコギキョウ取扱メーカー5社より情報提供がありました。すでに予約で種子量が不足している人気品種もあり,他産地の対応の速さを感じた研修会でもありました。
 昨年より出荷本数や販売額が増え,今後も伸びが期待できる品目として,普及センターでは,技術の向上による産地育成のため,最新の情報提供等,現地活動を通じて積極的に支援してまいります。

先輩生産者ハウスでの検討      現地での実践指導       熱心に耳を傾ける品種説明会
                   



〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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大崎地域農業未来塾現地視察研修会を開催

2014年02月03日 16時34分16秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成26年1月14日,地域若手農業者の経営感覚の向上と復興状況を確認の上,沿岸部との連携を模索するため開催しました。
 当日は,震災復興のため各方面からの支援を受け新たに設立,または再開した大規模施設園芸の「株式会社一苺一笑(山元町)」,「株式会社みちさき(仙台市宮城野区)」及び土地利用型農業の「株式会社耕(カルチェ)(仙台市若林区)」,6次産業化に取り組む「農事組合法人仙台イーストカントリーのおにぎり茶屋 ちかちゃん(仙台市若林区)」を視察しました。
 参加者は各視察先において,「震災で貴重な農地や施設機械等を失ったものの,少しでも地域との連携を維持したい」,「不幸中の幸いで残った味噌を被災者支援に活用したい」,「農地・施設が被災したが,地域農業の未来形を発信したい」等,経営者の強い思いと先進的な取り組みに感銘を受けていました。
 普及センターでは,関係機関と連携しながらこれからも若手農業者の育成支援をしてまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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高城ごぼう交流会Ⅱ~地域特産物利活用研修会~

2014年02月03日 13時14分44秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成26年1月27日に,色麻町下高城集落営農組合員と宮城県加美農業高等学校2年生が「高城ごぼう」をテーマに2回目の交流会を開催しました。
 今回は農業高校調理実習室を会場に,料理教室「具楽」を主宰する早坂具美子先生を講師に招き,生活技術科19名と組合員(組合長と女性組合員5名)が6グループに分かれ,「高城ごぼう」を使った総菜づくりにチャレンジしました。
 鶏肉の下ごしらえ等で苦戦する生徒もいましたが,無事に出来あがり,出席者全員で試作品3種類と,「きんぴらごぼう(下高城のお母さん達が普段どおり味付けしたもの)」1品の計4種類を試食しました。
 生徒からは「混ぜご飯は,炊き込みよりもしっかりした味でおいしい。」「油で揚げたごぼうは初めて食べたが,香ばしくておいしいことがわかりました。」「教えていただいたレシピを参考に自分の家でも作ってみたい。」等の感想が述べられました。
 何といっても「アレンジ前の下高城のお母さん達のきんぴらごぼうがおいしくて食べすぎてしまった。」とのコメントに,お母さん達は顔をほころばせていました。
 最後に浅野靖郎組合長が,「収穫体験交流等で組合員が高校生の皆さんからパワーを貰って元気になったこと,これからも『高城ごぼう』の生産に力を入れていきたいこと,高校生地産地消お弁当コンテスト等様々な場面で,下高城・色麻町産の農畜産物をどんどんPRしてほしい。」とまとめてくださいました。
 普及センターでは,組合の経営力強化を目指して「高城ごぼう」の生産拡大とPRのため,これからも支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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