宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

登米市津山の農業法人がねぎ栽培を開始!

2015年05月26日 09時35分00秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成27年5月15日に登米市津山町で,農事組合法人フォレストウインド津山がねぎの定植を行いました。
    同法人は稲作を中心に経営しており,今年から,法人のさらなる収益性確保のために新たに取り組む園芸品目の一つとして,ねぎを栽培することになりました。
    今回ほ場に定植した苗は3月には種をしたもので,育苗期間中は土が乾燥しないように水分管理に注意し,また,苗がハウスの中で焼けてしまわないように温度管理にも気をつけました。
    作業当日は,はじめにほ場に溝を切っていき,次にその溝にねぎの苗を移植機を使い植えつけました。
    今後は,ねぎの成長に合わせて中耕作業や,病害虫の防除作業を行う予定で,11月頃からは出荷が始まります。
    普及センターでは今後も園芸品目の安定生産技術向上支援に取り組んでまいります。

 

 

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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石巻地域で水稲乾田直播現地検討会が開催されました

2015年05月25日 16時38分53秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成27年5月20日,水稲の乾田直播の技術向上を目的に,出芽時期に合わせた現地検討会をJAいしのまきの協力により開催しました。乾田直播栽培は,種籾を水田に直接播種する技術であり,育苗や移植作業が不要であるため,通常の移植栽培に比べて低コストで省力的です。石巻地域では,平成26年度の直播栽培面積(飼料用米を含む)は158haで,そのうち97haが乾田直播となっており,今後も直播栽培への取り組みが増えていくと見込まれます。

 当日は,生産者や関係機関の約50人が参加し,東北農業研究センターの大谷上席研究員ら4人の研究員とともに,石巻市桃生・河北・河南地域及び東松島市矢本地域の4ほ場を巡回しました。

 今回巡回したほ場は4月第6半旬に播種されており,出芽が良好なほ場が多くなりました。雑草の発生も少なかったものの,研究員から雑草の発生状況に応じた除草剤の選択や使用時期などのポイントについて助言いただきました。

 今後は,7月上旬頃に追肥の要否判断などを目的に2回目現地検討会を開催する予定であり,引き続き乾田直播栽培の普及・定着に向けて支援していきます。

 

<連絡先>

宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班

TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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【階上いちご復興に向けて】親株現地検討会を開催

2015年05月20日 14時09分45秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 気仙沼市の階上地区で栽培しているいちごは,震災により約9割の施設が被害を受けました。昨年度,新たに3名が営農開始し,「階上いちご」に活気が戻りつつあります。

 5月14日,JA南三陸と普及センターの共催で,親株の現地検討会を開催しました。生産者同士でほ場を巡回し,活発な意見交換が行われました。普及センターからは,今後の親株管理や,病害虫防除について情報提供を行いました。

 今後,6月末から7月上旬にかけて,親株に発生したランナー(匍匐(ほふく)茎)から子苗を採取し,9月上旬まで育苗した後,栽培棟に定植する予定です。

 普及センターでは,定期的に現地検討会を開催し,階上いちご復興に向けて支援していきます。

 

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班

〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2

0226-29-6044


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農業大学校入校生が仙台普及センターを訪問

2015年05月19日 15時57分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成27年4月24日に農業大学校1年生による出身普及センター訪問が行われました。
 仙台普及センター管内出身者15名と県外出身者3名の併せて18名が普及センターを訪れ,仙台地域の農業の概要や普及センターの仕事,新規就農者支援の概要について学びました。
 質疑応答では新規参入事例や仙台管内で取り組まれている品目について等,今後の学校生活や将来の就農・就職に役立てようと多くの質問が出されました。
 普及センターでは,今後も農業大学校と連携して,次世代の担い手を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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水稲の育苗巡回を行いました

2015年05月19日 09時41分47秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

宮城県南部の内陸部に位置する大河原農業改良普及センターの管内でも,水稲の苗作りが最盛期を迎えています。普及センターでは,4月27日にJA担当者と一緒に,地区ごとの生産者を対象にした育苗管理の巡回相談会を行いました。育苗においては,適切な温度管理が重要なので,育苗施設内の温度の状況と今後の管理について熱く話し合いました。今後も,病害虫や雑草などの害に負けない,おいしい米作りを支援していきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第1班 
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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田の沢機械利用組合(気仙沼本吉地区)水稲作付け再開!

2015年05月19日 09時04分07秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 東日本大震災の津波被災を受けた農地で昨年度よりほ場整備が行われてきましたが、4月末に一部のほ場が工事完了し、地権者へ引渡されました。
 気仙沼市本吉の田の沢工区では、昨年、地域が協力して田の沢機械利用組合を設立し、市から農機具を借り受け共同で作付けを行うこととなりました。
 5月14日には、引き渡された2.0㌶の農地に組合員が集まり5年ぶりに田植えが行われ、移植栽培の他に生産コストの省力化を考え、新たに鉄コーティング直播にも取り組みました。
 普及センターでは、今後、追肥作業や病害虫防除など適期作業の声がけを行い、無事に米が収穫できるように支援していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター
    地域農業班
 〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
       電話 0226-29-6044


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川崎町でいちじくとキウイフルーツの栽培講習会を開催しました

2015年05月18日 09時01分33秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 4月28日に川崎町主催のいちじくとキウイフルーツの栽培講習会が開催されました。

 川崎町では2年前にいちじくとキウイフルーツの導入を進めており,定植後3年を迎え,今年度は果実が収穫できる年となりました。そのため,今回の講習会では剪定・芽かき・摘果・病害虫防除・収穫までの一連の栽培管理について説明しました。そのうち,いちじくの部では重要害虫のカミキリムシ対策,キウイフルーツの部では鳥獣害被害(猿による食害)が話題となりました。


いちじく園地ではカミキリムシ被害を確認


キウイフルーツ栽培講習会の様子

 参加者からは「収穫まで害虫対策を徹底し,おいしい甘露煮を作りたい」,「今年はネットを張り巡らせ,キウイフルーツが猿に食べられる前に人間が食べる」といった収穫に期待する感想がありました。

 普及センターでは販売に向け,果樹の安定生産と高品質化を目指した栽培技術の向上を引き続き支援します。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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普及センターに農業大学校の学生がやってきました!

2015年05月15日 13時10分33秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 この春,農業大学校に入学した管内出身の学生4名が平成27年4月24日(金),亘理農業改良普及センターを来所し,情報交換を行いました。

 普及センターからは管内の農業の状況や普及センターの役割を説明し,学生からは卒業後の進路について話してもらい,在学中の準備についてディスカッションしました。

 これまで農業との関わりがなかったり,自宅が農家であっても普及センターのことは知らなかったという学生もいて,はじめは緊張していた様子でしたが,次第に打ち解け,日頃疑問に思っていることなど次々と質問が出され,有意義な意見交換となりました。農業に対する熱い想いを聞けたことで,今後の成長が楽しみになりました。

 普及センターでは今後も,地域の担い手となり得る農業大学校の学生の確保・育成に努めていきます。

 宮城県農業大学校について詳しくは下記URL(アドレス)をご覧ください。

 

  宮城県農業大学校ホームページ:http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/noudai/

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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ファームステイ体験で農村の魅力を満喫

2015年05月15日 08時51分17秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 5月14~15日,岩沼市立岩沼中学校の2年生150人が課外授業の一環として,登米市内の受け入れ先農家に1泊2日でファームステイ(農家体験)をしました。そのうち,登米町の果樹農家に滞在した9人を対象に果樹の魅力を伝える講習会を実施しました。
 体験初日は,りんごジャムや豆腐作りなどに取り組み,二日目はりんごの摘果作業を体験しました。作業終了後,普及センターから,りんごの年間作業,果物の機能性,また果物に関するクイズ等,りんごを中心とした「くだものの豆知識」を提供しました。「果物について知らなかったことがあり勉強になった。帰宅したら今回勉強したことを両親にも教えたい」とコメントする生徒もいました。また,生徒全員が非農家ということもあり,「今まで経験したことのない貴重な体験ができてよかった」,「農家の大変さが分かった」等,実際に作業をしたことで農業の楽しさや辛さを体感し,農村の魅力を満喫したようでした。
 普及センターでは今後も農村地域の活性化を目指し,継続した地域づくり活動を支援してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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営農再開にむけた水稲の乾田直播試験

2015年05月14日 08時59分39秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成27年4月28日,東日本大震災の津波や地盤沈下など大きな被害を受け,復興基盤整備が進められている東松島市洲崎東名地区の約20aの試験田で水稲の乾田直播試験が行われました。

 当地区は東日本大震災により堤防が破壊され,農地は約50cm沈下し,約80haが長期間にわたり海水に浸かっていましたが,昨年より干陸化,盤上げ,除塩工事が進められました。

 また,農地の復旧事業と並行して,地元農業者,行政機関,JAなどがメンバーとなり「奥松島地域営農再開実証プロジェクト」を立ち上げ,営農再開にむけての課題の抽出などに取り組んできました。昨年,同ほ場では移植栽培による実証試験を行ったところ,塩害もなく震災前と同等の収量が確保され,地元農業者の営農意欲を高めていました。

 実証試験2年目となる今年は,将来の大規模経営に向け,乾田直播によるひとめぼれの試作となりました。今後,試験田では塩分濃度や土壌成分,地下水位,生育状況等を調査し,来年度以降の本格的な営農再開に反映させていきます。

 引き続き,当プロジェクトでは,水稲の乾田直播試験に加え,大豆の実証試験も行う予定であり,当地区の担い手となる農事組合法人奥松島グリーンファームも平成27年3月に設立したことから,一日も早い復興が望まれます。

 普及センターでは関係機関と連携して復旧田の栽培技術や担い手育成の支援を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

 

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター    地域農業班

 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


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