宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

売れるためのデザインとは!?第3回アドバイザー派遣研修を開催しました。

2015年11月16日 16時56分41秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 10月27日,農産物直売や農産物加工等の取組みを推進するため専門家の協力を得て,亘理町農産加工推進協議会を対象に,商品デザインとマーケティングについての研修会を開催しました。
 今回は,全3回のうちの3回目で,講師はグラフィックデザイナーの遠藤和紀先生に務めていただき,7名がアドバイスを受けました。遠藤先生からは,「デザインとはマーケティング(売れるためのしくみ)によりグラフィックデザイン(見た目)を消費者に最も好まれるものにすることです。つくる側は外観より中身が重要と敬遠されがちですが,実際は最も消費者の視点に近い分野です。」とのことでした。デザインが良いと,見た目や消費者への興味を引き付け手にとってもらえるが,さらに売れる商品とするためには,消費者がどんな商品を望んでいるかを知ることが重要で,それがマーケティングですとのお話をいただきました。
 デザインが重要なことは理解していても誰に相談して良いか分からないという悩みを抱える方が多かったことから,有意義な研修となりました。また,デザインの作成について勉強したいという希望が多かったことから追加の研修を企画することとしています。
 今後も,売れる商品作りのため,普及センターでは生産・加工・販売の支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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牡鹿地区生産組合設立総会が開催されました

2015年11月16日 09時44分26秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
 平成27年11月4日に「牡鹿地区生産組合」の設立総会が開催されました。
石巻市牡鹿地域は,東日本大震災による津波により,生活基盤だけでなく農業生産基盤においても農地への海水・土砂・瓦礫の流入や農業機械・施設の流失等,甚大な被害を受けました。
その中で石巻市の復興計画等との整合を図りながら関係機関との連携のもと,復旧・復興に向けた地域内での話し合いを重ねたことにより,担い手不足等の課題を乗りこえ,「牡鹿地区生産組合」が発足しました。
農地復旧工事はこれから始まり,「大谷川浜地区」と「谷川浜地区」併せて約26haが復旧する計画です。「牡鹿地区生産組合」は5名の構成員で平成29年4月から集落営農組織として営農開始する予定です。 
 普及センターでは関係機関との連携を一層深めながら,栽培技術等の指導・助言や組織運営を支援していきます。


<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999

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JAいしのまき転作部会の視察研修会が行われました

2015年11月12日 16時31分15秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成27年11月4日~5日の2日間,JAいしのまき及び転作部会主催の視察研修会が行われました。当地域は,転作作物として大豆や麦類の生産が盛んで,大豆が約1,600ha,麦類が約700ha作付けされています。大豆や麦類の生産は,食糧自給率の向上や生産者の経営安定の点から重要であり,今後さらなる収量・品質の向上が求められます。そこで,今回の研修では,最先端の大豆栽培技術及び小麦の実需者ニーズの把握することを目的に,農研機構中央農業研究センター(茨城県つくば市),株式会社阿部製粉(福島県郡山市)を視察しました。
 農研機構中央農業研究センターでは,研究員から,①大豆作における難防除雑草について,②被災農地における雑草管理について,③田畑輪換における土作りについて,研究成果を中心に御講義いただきました。当地域でも,アレチウリなどの難防除雑草の問題や田畑輪換による地力低下の懸念があり,今後,大豆の生産性の維持・向上を図る上で貴重な講義となりました。
 また,株式会社阿部製粉では,小麦の製粉工場を見学した後,意見交換を行いました。意見交換では,阿部製粉から「品質(タンパク・灰分含有量など)の安定化」,「需要が供給を上回る逆ミスマッチの解消」などの要望が出され,生産者・関係機関共々,一丸となって麦類の収量・品質の安定化に取り組んでいく重要性を再確認しました。
 普及センターでは,今後も大豆及び麦類の高位安定生産に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
 TEL : 0225-95-7612  FAX : 0225-95-2999

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「みやぎの食材巡り秋の味覚栗原」を開催

2015年11月12日 13時41分25秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体
 平成27年10月15日にホテルモントレ仙台で,栗原の秋の味覚を堪能する交流会が開催され,伊豆沼の蓮根や栗駒の岩魚など秋の食材をふんだんに使った和洋中20種類を超える料理が提供されました。
 招待客と生産者の交流も企画され,60人を超える招待客に対し,生活研究グループ千葉優子会長や栗っこ農業協同組合千葉和恵理事ら4人の地元生産者から,秋の紅葉,冬の白鳥など栗原地域の魅力をPRするとともに,そうした豊かな自然環境の中で育まれた,美味しい栗原の農畜産物を紹介しました。
 交流会に先立つ準備で8月19日には,ホテルモントレ仙台の料理長や調理スタッフ4人が栗原を訪れ,生産者とふれ合い,栗原の食材の特徴などについて学んでおり,その特徴を生かした料理を作っていただきました。
 生産者も栗原地域の食材が想像も付かないほど美味しく美しい料理に仕上がっている姿に驚き,料理人の技に感銘しました。招待客からも「新鮮で美味しい」との感想を直接聞くことができ,自信にも繋がり今後の生産意欲も高まったようです。
 普及センターでは,今後も生産者と消費者の交流の機会を設け,栗原地域の認知度向上や都市との交流による農村地域の活性化に向けた活動を支援してまいります。



宮城県栗原農業改良普及センター
地域農業班 
TEL:0228-22-9404
FAX:0228-22-5795・6144

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【気仙沼・階上いちご】順調に生育中です!

2015年11月12日 11時47分13秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 10月30日,JA南三陸と普及センターの共催で,現地検討会を開催しました。現在のところ生育は概ね順調で,早ければ11月20日頃からの収穫が見込まれています。
 気仙沼市の階上地区で栽培しているいちごは,震災により約9割の施設が被害を受けました。昨年度,新たに3名が営農を開始して生産者は10名となり,「階上いちご」に活気が戻りつつあります。
 10月30日,JA南三陸と普及センターの共催で,現地検討会を開催しました。現在のところ生育は概ね順調で,早ければ11月20日頃からの収穫が見込まれています。
 今後は日長が短くなり,温度が低下するため,いちごの果実肥大と草勢確保のバランスを取ることが重要な課題となります。検討会では内張カーテンの開閉,温度管理や電照時間等,生産者同士で活発な情報交換が行われました。
 普及センターでは,今後も定期的な巡回指導や現地検討会を通じて,階上いちご復興を支援していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

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旬の市七ヶ宿で収穫感謝祭・雪室体験ツアーが開催されました。

2015年11月10日 09時29分14秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 平成27年11月1日の日曜日に七ヶ宿町滑津にある「旬の市七ヶ宿」で収穫感謝祭が開催されました。
 このイベントは,出荷組合と消費者とのふれあいを目的に毎年開催しているもので、新鮮な農林産物の対面販売に加え、旬の野菜ときのこがたっぷり入った「きのこ汁」500食が無料で振る舞われ、紅葉狩りの行楽客を中心に多数の来客があり、大いに賑わいました。

 今年度は、新たな試みとして昨年より稼働した「雪室」体験ツアーを開催し、希望者に雪室の中を案内し、地球に優しいエコな冷蔵施設である雪室の特徴や、雪室で貯蔵した農産物の品質についてのPRを行いました。温度が高い時期は、貯蔵する雪が溶けてしまう恐れがあるため、体験ツアーは秋限定ですが、参加者はたっぷりと残る雪の塊を見て、歓声をあげていました。

 出荷組合では、これら地道な取り組みにより旬の市七ヶ宿のファンを獲得していきたいと考えています。
 普及センターでは,今後も消費者交流事業等を通じて,農産物直売所の活性化を支援してまいります。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


「紅葉の中、美味しいきのこ汁と農林産物の直売です」


「普及センターより雪室農産物の品質向上をPR(雪室の室温は2℃)」


「たっぷりと残る雪の塊に歓声!」

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(株)椎彩杜でしいたけの加工品試食会が開催されました

2015年11月10日 09時24分45秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成



南三陸町でしいたけ栽培に取り組んでいる(株)椎彩杜の加工品試食会が,去る10月30日に開催されました。
(株)椎彩杜は,今年度県の農林漁業者等地域資源活用新事業を活用して生産力向上や加工品開発に取り組んでいます。加工品開発では,子供にもしいたけを美味しく食べてもらえるよう,地元の子育てママグループに協力をもらいレシピを考案しました。
試食会では,「キノコのしいたけ餡詰め」「キノコのはさみ揚げ」「キノコの串カツ」「椎茸入りシャークナゲット」「椎茸シフォンケーキ」「たらすもづラップ」の6品が提供されました。
参加者は,試食しながらそれぞれの加工品のコンセプト・ターゲット,想定販路などの説明を受け,評価シートに採点を記入し,味や販路,ラッピングなど多岐にわたる意見をいただきました。
今回の評価を受け,11月にはフードコーディネーターを呼んで商品としてのさらなる磨きをかける予定です。
普及センターでは,加工技術や地域連携などの指導を通じて,今後も地元農産物の加工品開発の取組を支援していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

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意見発表「脱サラ農業1年目の衝撃」で優秀賞受賞!

2015年11月09日 14時43分59秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成27年10月29日に平成27年度全国農業青年交換大会の一環として,第47回東北農業青年会議秋田大会が開催されました。仙台地区4Hクラブ連絡協議会の大友裕貴さんが宮城県代表として意見発表を行い,見事,優秀賞を受賞しました。
 大友さんの発表の題目は「脱サラ農業1年目の衝撃」。就農2年目の大友さんが,1年目を振り返り,農業を始めた動機,挫折,農業に対する想いを熱く語りました。
 大きな会場での発表にとても緊張したそうですが,たくさんの失敗を次のステップへの力に換えて目標に向かっている様子や,自分が大好きな農業を他の人にも好きになってもらいたいという気持ちが伝わる,素晴らしい発表でした。
 全国大会を目指して頑張っていたので,少し悔しい気持ちもあったようですが,表彰式後は晴れやかな表情で,受賞を喜んでいました。
 仙台農業改良普及センターでは,大友さん始め若手農業者の皆さんの目標や想いが実現できるよう,これからも支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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平成27年産米の放射性物質検査を終了。 亘理管内全地域で放射性物質は不検出。

2015年11月09日 11時54分39秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
9月30日現在で亘理農業改良普及センター管内の平成27年産米の放射性物質検査が全て終了しました。
本年,検査対象となったのは旧市町村15地域で,地域のJAと共同して玄米として合計18サンプルを収集し,国が所管する検査機関において東京電力福島第一原発事故に由来する,セシウム134及びセシウム137の両核種について検出器による検査を実施しました。
検査の結果,下表のとおり,セシウム134及びセシウム137は全てのサンプルで検出限界以下の値となり,放射性物質は検出されなかったことから,管内全地域で平成27年産米の出荷自粛は解除されました。
本年も,管内の安心・安全で美味しい米を県内外の消費者の皆様に届けてまいります。


<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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曲がりねぎの栽培技術をマンツーマンサポート

2015年11月09日 08時47分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 今年度,新規就農者の農業技術習得のため,地域の先輩農家が個別指導を行うマンツーマンサポート事業を活用して,仙台市太白区にある株式会社秋保ファーマーズが曲がりねぎの栽培技術を学んでいます。
 (株)秋保ファーマーズは,平成26年に新規就農者2名で設立した法人で,仙台市の認定新規就農者として,露地野菜と施設野菜の生産・販売を行っています。中でも曲がりねぎは作付面積が最も大きく,経営の柱となる品目です。そこで,仙台市太白区で40年以上曲がりねぎに取り組む太田清美氏をサポーターに選定し,曲がりねぎ栽培のポイントについて指導を受けています。
 平成27年10月30日には,2回目の現地指導会を開催し,効率的な出荷・調製作業について実演を行いながら,手際よく作業を進められる手順を教えていただきました。
指導会終了後には,太田氏から使用しなくなった結束機を譲ってもらい,以前よりも調製作業がスムーズに進むようになったとのことです。
 次回は,2月に播種・育苗管理について指導していただく予定です。
 仙台農業改良普及センターでは,今後も新規就農者の経営の安定化に向けて支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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