宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「トルコギキョウ・ストック現地検討会」を開催しました。

2016年11月14日 10時39分44秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  平成281021()に亘理農業改良普及センター主催による「トルコギキョウ・ストック現地検討会」を開催し,名取市花卉生産組合,JAみやぎ亘理花卉部会等,関係機関合わせて18名の参加がありました。

  近年,管内の施設花き農家では,経営の安定や産地を活性化するため,新規花き品目の導入が行われています。そこで,生産が増えているトルコギキョウとストックについて,土壌病害回避技術や開花調節技術等のスキルアップを図ることを目的として,現地検討会を行いました。

  現地検討では,トルコギキョウとストックの栽培ほ場を視察し,栽培管理や生育状況を確認しました。その後,生産者からトルコギキョウ栽培ほ場での土壌還元消毒の事例を紹介し,株式会社サカタのタネから土壌還元消毒の留意点が説明されました。また,普及センターから宮城県農業・園芸総合研究所と連携して取り組んでいる「トルコギキョウ抑制栽培における赤色LEDランプの実用性」の情報提供として,生育初期に赤色LEDランプで開花を抑制し,草丈を伸ばしてから開花させることで品質を向上させる技術を紹介しました。

 参加した生産者からは多くの質問が出され,トルコギキョウやストックの品質向上に対する意欲の高さがうかがえました。

    

<連絡先>

宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141  FAX:0223-34-1143

 

 

 

 

 

 

 


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あぶくまの里モーモーまつりが開催されました

2016年11月11日 18時02分23秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 11月6日(日)の爽やかな秋晴れのもと,第24回あぶくまの里モーモーまつり(丸森町畜産共進会)が開催されました。市町村ごとに,肉用牛のみならず乳用牛の共進会を同時開催するのは県内ではとても珍しく,会場は多くの人で賑わいました。

  

    《肉用牛の部》           《乳用牛の部》

 肉用牛の部,乳用牛の部ともに出品レベルが高く,日頃の徹底した飼養管理の成果が見受けられました。肉用牛の部では,来年開催される第11回全国和牛能力共進会宮城大会に向けて,生産者の士気も高まっているようでした。また,乳用牛の部では,特に若い世代の生産者の活躍が目立ち,将来の酪農生産が大いに期待されます。

  

     《乳用牛の部で大活躍!長井桃子ちゃん》

 受賞された皆様,おめでとうございます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

    TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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登米りんごの生産者が視察研修

2016年11月11日 13時27分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 去る,10月21日にJAみやぎ登米りんご生産部会員5名(うち4名は若手生産者)が新たな販売チャネルや新樹形の栽培技術の調査を目的に(株)石巻青果と農業・園芸総合研究所を視察してきました。
  当部会では,若手生産者は規模拡大へ意欲的ですが,生産量の増加に伴い,新たな新たな販売チャネルが求められています。そのような中,(株)石巻青果から登米産のりんごに興味を持っているとの話を受け,今回の視察に至りました。(株)石巻青果では,現在流通している県外産のりんごの品質を確認したり,将来的な取引についての意見交換等がなされました。生産者は「将来部会として,市場出荷を販売チャネルの一選択とする場合,規格や品質の統一に向け,取り組んでいかなければならない」と話していました。
  また,2ヶ所目に視察した農業・園芸総合研究所では,早期多収を可能にする新技術「リンゴ樹体ジョイント栽培」について見学しました。これまでの主幹形仕立ては樹高が高く,作業性が悪いこと,整枝に高度な技術を要すること,成園化までに定植後10年程かかることが課題となっていました。本技術を導入することにより,新植・改植が活発化し,登米産りんごの規模拡大が期待されます。

<連絡先>
   宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
   〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
   電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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JAあさひなまつりが開催されました

2016年11月10日 17時07分43秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成28年10月30日,第19回JAあさひなまつりが開催されました。農産物品評会・料理品評会や農産物・加工品等の即売会に毎回多くの地域住民が訪れますが,今回も好天に恵まれ多くの人が会場を訪れました。
 農産物品評会については,普及センター職員が審査を行いましたが,今年は,台風の接近・通過が相次ぎ,曇りや雨の日が多かったにも関わらず,計175点の農産物が出品されました。どの部門においても,出品者の皆さんの高い生産技術と努力が表れている,優秀な出品物揃いでした。
 特に,JAで生産振興しているねぎは39点と品目別の出品点数では最も多く,
秀逸な出品物が多数あり,生産意欲と技術力の高さが感じられました。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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平成29年産たまねぎの定植が無事終了しました

2016年11月10日 16時53分12秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 JA加美よつばでは,たまねぎの播種から収穫,調製までの作業体系の機械化や施設整備に取組み,生産振興を図っています。普及センターでは,機械化一貫体系に適合した育苗管理や除草管理の定着に向けた支援を継続しているところです。
 昨年は暖冬傾向で推移し,春先も気温の高い日が多かったため,全体的に収量は増加しましたが,抽台により収穫を断念したほ場もみられました。そのため,今年は播種時期を遅らせることや育苗培土の変更等について助言し,苗は概ね順調に生育しました。定植作業は,10月20日以降,JAが導入した畝成形機や移植機等により順次行われました。
 普及センターでは,たまねぎ産地の生産力向上に向けて,今後も病害虫防除指導や効率的な除草対策の提案等を行う予定です。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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つぼみ菜栽培講習会の開催

2016年11月10日 16時40分19秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成28年10月25日いしのまき農協河北蔬菜部会のつぼみ菜栽培講習会が開催されました。
 河北地区のつぼみ菜栽培は,ミニトマトや水稲,せりの複合経営のため播種時期が生産者によって差があります。播種は9月中旬~下旬,定植は10月中旬~下旬となっています。品種は「春立菜」「あでやか」「三陸」が栽培されています。
 講習会では,毎年Ca欠乏症状が散見されることから葉面散布剤による追肥,乾燥を避けるための定期的な灌水,12月まではハウスサイドを開けてできるだけ寒さにあてる等の栽培管理や親茎収穫時の注意点について,積極的な意見交換が行われました。生育状況は良好で,早いほ場では10月下旬に親茎の出荷開始となっています。また,例年アブラムシ類やチョウ目害虫の寄生もみられますが,今回の現地巡回では病害虫の目立った発生は確認されませんでした。
 12月頃には本格的に出荷量が増えてくるので,もう少しお待ち下さい。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999


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食料生産地域再生のための先端技術展開事業(先端プロ)の現地調査が行われました

2016年11月10日 16時02分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

食料生産地域再生のための先端技術展開事業(先端プロ)では,東日本大震災の被災地域を新たな食料生産地域として再生するため,様々な研究機関が実証研究を行っています。研究の中間成果の検討のため,平成28年11月2日に山元町,岩沼市,名取市の実証ほ場において,研究の成果を確認する現地調査が行われました。

当日は,学識経験者や行政関係者を含む運営委員が,大規模な園芸施設におけるイチゴやトマトの栽培体系,露地野菜(キャベツ)の省力機械化体系,大区画ほ場における乾田直播による稲・麦・大豆の生産体系等を視察し,研究担当者の説明を受けました。委員からは,「これからの技術を先導すると期待される」「他への波及が進んでいることは評価できる」等の意見が出されました。

今後,これらの先端技術を活用しながら,津波被災地の農業の復興が加速することが期待されます。

<連絡先>宮城県農林水産部農業振興課普及支援班
電話:022-211-2837 FAX:022-211-2839


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村田町生活研究グループ連絡協議会 第2回ジャム加工講習会を開催

2016年11月08日 15時07分42秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成28年10月27日,村田町生活研究グループ連絡協議会は,地域資源を活用するため村田町中央公民館において,今年度2回めとなるジャム加工講習会を開催しました。

 梅とトマトを材料とした前回の講習会に引き続き,普及センター職員が講師となり開催されました。会員15名が参加したこの講習会では,基礎的な「りんごジャム」と応用編となる「人参ジャム」について勉強しました。会員らは,下処理から煮詰,瓶詰・殺菌と手際よく工程を進め,品質の良いジャムを作ることができました。

 今回は実技のほか,ペクチンの基本的性質や果実のペクチン含量,意図するジャムにより材料を加える順序を変える等基本的な製造方法を学習し,自分なりのレシピを組み上げることができるようになりました。

 普及センターは,地域資源の活用について支援してゆきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域第二班

      TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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平成28年度亘理名取果樹共同防除担当者研修会が開催されました

2016年11月08日 14時29分34秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

亘理農業改良普及センター管内のりんご生産者組織で構成されている亘理名取果樹振興協議会では,当年産りんごの病害虫発生状況と防除の総括と翌年産りんご病害虫防除暦の検討を行う亘理名取地区果樹共同防除担当者研修会を毎年実施しています。
本年も10月27日に,亘理農業改良普及センター会議室を会場に管内共同防除担当の生産者や農薬メーカー等の関係機関が集まり,研修会が開催されました。

平成28年産りんごで特に目立った病害虫被害として,リンゴ心かび病や果実腐敗病(リンゴ輪紋病,リンゴ炭疽病)が挙げられました。特にリンゴ輪紋病を主とする果実腐敗病は被害が慢性化しています。そこで,平成28年の降雨量と薬剤防除履歴を基に,感染時期の推定と今後の対策について検討しました。その結果,平成28年産りんごにおける果実腐敗病被害の大きな原因は,(1)リンゴ輪紋病の重点防除時期にあたる6月後半と8月後半に2度長雨に遭遇した,(2)薬剤防除間隔が10日を大きく開いた時期が数回あったことによるものではないかと総括されました。次いで生産者から,リンゴ輪紋病の感染経路や防除暦採用の殺菌剤の効果について質問があり,当所果樹担当職員や農薬メーカーからそれぞれ回答しました。

次に,平成29年産りんごの病害虫防除暦の検討が行われました。今回は,殺虫剤の効果の見直しが行われ,併せて殺虫剤の一部で登録内容の変更があったことを受け,殺虫剤を中心に大幅な見直しが提案されました。新たに提案された薬剤の特性への質問があり,採用時期の見直しが一部提案されました。提案された意見を反映して,平成29年1月前半の農薬登録情報で登録内容を確認した上で,来春までに関係者に配布することになりました。

 

<連絡先>

宮城県亘理農業改良普及センター先進技術班

TEL:0223-34-1141,FAX:0223-34-1143


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集落営農組合の法人化決定 ~ 大崎市鹿島台中志田営農組合が法人化 ~

2016年11月08日 13時54分13秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 大崎市鹿島台地区では平成18年度に法人化計画を策定し18の集落営農組織が立ち上がり,水稲や転作作物について共同経理を行って,生産の効率化を進め効率的な生産を目指してきました。
 このうち,水田面積84haを擁する中志田集落では,法人化を目指しながらも東日本大震災の影響などから具体化の動きは中断していました。しかし集落において一昨年にアンケート調査を行ったところ担い手の高齢化や後継者の不足等,集落組織の現状についての認識が共有され法人化を急ぐ気運が再び高まりました,これを契機として普及センターでは市,JAと連携をとり,集落にとってよりよい法人化がなされるよう支援し,税務労務など法律に関わるような事項については県担い手育成総合支援協議会の専門家派遣事業を導入できるよう組織の実情と課題の整理もサポートしてきました。
  この結果,平成28年10月9日に集落の33戸が参加する農事組合法人「なかしだファーム」の創立総会が開催され,10月21日に法人設立となりました。今後,地域農業の担い手として農事組合法人「なかしだファーム」の活躍が期待されます。

 

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター 地域農業 班  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

 

 


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