宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

新技術に挑戦!加美郡りんご協議会で鮮度保持処理の取組み

2016年11月08日 13時15分15秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

加美郡りんご協議会は昭和50年に結成されて以来,加美郡内のりんごの生産振興を目的に掲げ,各町,JA等の支援を受けながら活動しています。普及センターでは,毎年,現地検討会やせん定研修会,防除検討会などを開催し,会員の技術力向上を支援しています。
 昨年は新たに,収穫した果実の鮮度保持技術として青森県等で利用されている1-MCP処理に関する研修会を開催し,会員の持ち寄った中生品種を試験的に処理し,鮮度保持効果を確認しました。
 今年も中生・晩生品種の販売期間拡大を狙い,10月27日にジョナゴールドや紅玉等の処理が実施されました。11月中旬にはふじ等の晩生品種の処理も行う予定です。参加した会員からは,「晩生品種で鮮度が保てれば,かなり販売期間が伸ばせる」と期待がよせられています。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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スナックえんどう栽培講習会が開催されました!

2016年11月08日 09時21分20秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  平成28年10月26日(水)に栗原市内の2地区(瀬峰・栗駒)でスナックえんどう栽培講習会が開催されました。栗原管内の作付け面積は106アールで,生産者は17名います。今回の講習会には生産者16名,JA担当者,種苗メーカー等職員の合計22名が参加しました。
 生産者は,スナックえんどうの栽培技術と病害虫防除について,種苗メーカーと普及センターの職員から座学による講習を受けました。栽培技術については光と水と根張りが重要であり,連作は避けることや,土づくりを大事にすること,防寒対策の方法等を学びました。病害虫防除については,ハモグリバエ類の対策として農薬の粒剤が効果的との指導を受け,粒剤処理の有無で被害に大きな差が出てくるという情報も伝えられました。
 今回の栽培講習会には栽培経験が浅い方も参加しており,生産者同士で悩みやその解決方法などの情報交換をする姿も見られました。
 スナックえんどうは,ゆでてマヨネーズをかけるだけでも簡単においしく食べることができることから需要が安定しています。栗原管内では4月から8月までの長期間出荷可能であることが強みとなっており,市場からは出荷量の増加を望まれています。今回の栽培講習会で栗原産スナックえんどうの栽培技術の向上と安定生産につながることが期待されます。

<講習会の様子>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-5795・6144


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収穫祭における農産物品評会の審査を行いました

2016年11月04日 14時16分28秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 

管内では実りの秋を迎え各地で収穫祭が盛大に行われています。先日は,JA加美よつば秋祭りの農産物品評会審査会が行われ,普及センター職員が審査員として対応しました。
 米どころであり,また,各種野菜の産地でもあることから出品数が多く,水稲の部では玄米及び稲株が70点,園芸の部では239点が出品され,いずれも品質の高い農産物で審査はかなり難航しました。外見の良さや生育の揃い,ボリュームなど総合的に審査して各種の賞を選定しました。生産者の栽培に賭ける熱意が伝わってくる素晴らしい農産物ばかりでした。 普及センター及びJA等による栽培技術等の各種支援を継続し,産地の充実強化に努めてまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

 

 


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さといもマルチ剥ぎ機の実演会が開催されました

2016年11月02日 14時01分27秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 

 蔵王町は,温泉や梨の産地として有名です。そして,さといもの産地としても広く知られています。今年度普及センターは,さといもの栽培面積拡大の妨げとなっている作業の省力化を図るべく,畝立て+施肥+マルチ及びマルチ剥がしの機械化体系の実証ほを設置し,省力化の普及に努めました。

 定植前の畝立て同時施肥マルチ機の作業は,追肥や土寄せ等の作業が不要となるほか,慣行栽培に比べると作業時間が4割に短縮されました。

 《さといもの掘り起こし》

 また,マルチ剥がし機に里芋部会の会員も興味津々のようで,メーカー担当者への質問が多く飛び交いました。今年は例年よりもさといもの生育が旺盛となったこともあり,茎にマルチが食い込みマルチが上手く剥ぎ取れないというハプニングにも見舞われましたが,実際に動いている機械を見ながら様々な意見交換や質疑応答が行われ,とても有意義な実演会になりました。

 これから寒くなる季節です。冬場には,さといもの新規栽培者向けの勉強会や部会員向けの栽培講習会を開催します。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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南三陸ねぎ料理レシピコンテストの審査会と表彰式が開催されました!

2016年11月01日 15時24分05秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 気仙沼・南三陸では、東日本大震災の津波で被災した農地の復旧にあわせ、震災復興に向け、新たなねぎ産地を目指し地域で取り組んでいます。
 気仙沼・南三陸産のねぎを使ったアイデアレシピを募集し、発信していくことでねぎ料理の普及とねぎの消費拡大を図り、産地の活性化を後押しするため南三陸ねぎ料理レシピコンテストを開催しました。
 主催は、気仙沼・本吉地域農林業振興推進協議会で、本吉農業改良普及センターが中心となり企画・運営を行いました。
 平成28年10月6日、応募総数70作品の予選が行われ入賞作品の10点が選ばれました。また、入賞作品には選ばれませんでしたが、審査員長が別に2点を審査員特別賞として選びました。
 平成28年10月25日には、入賞作品10点の本選(試食審査)が行われ、受賞作品が決定しました。引き続き、表彰式が行われ、最優秀賞1名、優秀賞2名、優良賞7名が表彰されました。また、表彰式に先立ち審査員特別賞2名への表彰が行われました。
 最優秀賞は気仙沼市の小山武流さん(中学3年)が考案した「南三陸ねぎの宮城県米ミルキーグラタン」。
 優秀賞は、石巻市の伊藤靖浩さん(管理栄養士)が考案した「南三陸愛(めぐみ)天丼」と、気仙沼市の熊谷敏男さん(調理人)が考案した「ネギカツサンマ」の2点。
 入賞した10作品の他、入賞には至らなかった作品も含めレシピ集を作成する予定です。
 これらのレシピは一般家庭の他、飲食店、宿泊施設、学校給食などで利用してもらえるように一般公開していく計画です。
 なお、入賞したレシピは下記URLから入手できますので、調理してもてみてはいかがでしょうか。
 普及センターでは、今後も復旧農地で生産されるねぎを中心に地域内で生産されるねぎの作型拡大、良品生産などを支援していきます。

レシピ紹介はこちら
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/ks-tihouken-n/minami-negikon.html

(入賞作品の試食)

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
TEL:0226-29-6044   FAX:0226-42-1672
E-MAIL:mynokai@pref.miyagi.jp


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女性農業者の販売力向上研修会を開催しました

2016年11月01日 15時22分49秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 農産物直売等における販売力向上の一助とするため,平成28年9月20日,29日の全2回で,デジタルカメラやスマートフォンを活用した商品写真撮影方法について研修会を開催,延べ10名の女性農業者が参加しました。
 プロのカメラマンを講師に迎え,参加者が事前に提出した画像を見ながら改善点等について指導を受けた後,会場で実際に撮影しながら,カメラの使用方法や,商品の並べ方等のアイディアについてアドバイスしていただきました。2回目には,自分がイメージする画像を探し,商品の並べ方や構図を真似して撮影してきてもらい,それに対して,さらなる改善点のアドバイスをいただき,撮影実習を行いました。参加した皆さんからは,「実習中心で個別に指導していただいたので,とても楽しく有意義な研修会だった。」と大変好評で,研修受講前よりも,商品の良さが伝わる写真が撮影できるようになりました。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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大豆現地視察研修を開催しました

2016年11月01日 13時03分22秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 大崎地域は県内有数の大豆産地ですが,雑草の繁茂や蔓化・倒伏による汚粒が発生し,品質の低下が問題となっています。普及センターでは,高品質な大豆生産技術の確立に向けて,プロジェクト課題として,大豆の汚粒を低減するため,生育を制御する摘心技術や難防除雑草対策技術の実証に取り組んでいます。
 平成28年10月21日に大崎市古川の水稲・大豆・小麦の生産組織である桜ノ目アグリサービスの生産者4名を対象に,「つり下げノズル」を利用した雑草防除技術及び大豆摘心技術の現地視察研修を開催しました。
 現地視察では,栗原市志波姫の大豆生産者である千葉氏のほ場を見学しました。千葉氏はタンレイを18ha作付けしていますが,近年難防除雑草がほ場に見られるようになり,つり下げノズルを使った体系的な雑草防除を行っています。千葉氏は「今年は7月に雨が多く,大豆バサグランや中耕・培土のタイミングが難しかったが,つり下げノズルを使った畦間防除を行い,体系的な雑草防除ができた。」と話していました。ほ場に雑草は見られず,大豆の生育も良好でした。
 続いて,加美町の有限会社平柳カントリー農産の大豆摘心を行ったミヤギシロメのほ場を見学しました。同社の佐々木専務は「今年は例年より大豆の丈が小さく,摘心するか迷ったが摘心を行ってよかった。大豆が蔓化・倒伏しないことから,土の掻き込みもなく,収穫もスムーズに行うことができる。」と話していました。摘心を行ったほ場では,大豆の莢付きがよく,収量が期待できるようでした。
 桜ノ目アグリサービスの佐々木代表は「雑草がきれいに管理されたほ場,摘心作業を行ったほ場を見ることができたいへん勉強になった。現地で農家の声が聞ける貴重な機会を設けていただき感謝している」と話していました。

<連絡先> 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班

TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910

 


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東京で「栗原産新米試食会」を開催!!

2016年11月01日 09時20分36秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  栗っこ農業協同組合は平成28年10月19日,東京都内のホテルで「2016秋の栗原まるごと観光と物産展」(共催:栗原市農業振興協議会,後援:栗原市)を開催し,同組合出荷米の取扱業者等約100名が参加しました。
    吉尾同組合長の挨拶に続いて,栗原市の観光や平成28年産新米の取り組み等のプレゼンが行われ,その後,新米の試食会に移り「ひとめぼれ」,「つや姫」,「東北194号(いくよちゃん)」,「萌えみのり」の4銘柄が提供されました。 
    参加者は熱心に食べ比べ「どれも,それぞれの持ち味があって美味しい」「栗っこさんの新米の食味の良さが確認できた」などの声が聞かれました。また,普及センターからブランド米として平成30年に本格デビュー予定の新品種について紹介,米どころ宮城県から久しぶりの新品種登場とあって,会場からは高い関心と期待が寄せられました。
  栗っこ農業協同組合では,この新米試食会を通して実需者ニーズに応じた米づくりや 販売に一層力を入れて行くことを再確認した一日となりました。

参加者が試食する様子~美味しさに思わず笑顔が溢れます~

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 班名 地域農業班 
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144

 


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