宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成29年度栗原地域農業経営セミナーを開催

2018年03月23日 17時54分57秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 将来を見据えた土地利用型農業の経営改善について学ぶため,平成30年3月2日(金)に栗原市内の農業者等を対象に「平成29年度栗原地域農業経営セミナー」を開催しました。
 事例発表の講師には有限会社高須賀農産の石森荘一郎氏,有限会社川口グリーンセンター代表取締役の白鳥正文氏を迎え,各社での土地利用型農業におけるICT(情報通信技術)やGAP(生産工程管理)などを取り入れた経営改善の取組についてお話いただきました。また,基調講演の講師には秋田県立大学生物資源科学部准教授の藤井吉隆氏をお迎えし,「土地利用型農業経営における生産性向上とICT活用」と題し,土地利用型農業の現状,現場改善への取組とICT活用などについて御講演いただきました。
 開催当日は暴風が吹き荒れた天気でしたが,出席した約40名の農業者の方々は熱心に聴講し,今後の農業経営の方向を考えることができた貴重なセミナーとなりました。

            

      <秋田県立大学藤井准教授の講演>                         <会場の様子>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437   FAX:0228-22-6144


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平成29年の乾田直播試験ほでの収量は?品質は?

2018年03月23日 13時50分56秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 登米市の平成29年産の水稲直播栽培面積は約394haであり,そのうち乾田直播の栽培面積は約146haと28年より増加しました。
 平成30年3月8日,登米市中田農村環境改善センターを会場に,登米市・JAみやぎ登米・登米農業改良普及センターの共催で,登米市内の水稲直播栽培者を対象に登米市水稲直播栽培成果報告会を開催しました。今年度7月に開催した現地検討会で巡回した乾田直播試験ほ場のうち,3品種(ひとめぼれ,ササニシキ,萌えみのり)5ほ場の生育・収量品質について普及センターから報告しました。また,試験ほを担当した農家から,「29年産直播栽培をふりかえって」と題して,栽培で工夫した点や今後の課題について話をしていただき,取組面積拡大に向け十分な手応えを感じている様子でした。
 今後も直播栽培面積は増加していくと考えており,普及センターでは30年も29年同様に乾田直播試験ほを設置し,生育状況を確認していくとともに,状況に応じて情報提供していきます。

 <連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127
FAX:0220-22-7522


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みやぎ農業未来塾で新規就農者が経営戦略を学びました

2018年03月22日 16時59分03秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年3月19日,みやぎ農業未来塾「経営管理力向上研修会」を開催しました。平成30年3月7日に続く2回目の開催となります。前回は経営マインドの養成がテーマでしたが,今回は損益分岐点を理解し経営戦略を立てるという,より実践的なテーマとしました。
 講師にHS経営コンサルティング株式会社の代表取締役である本田茂氏を迎え,損益分岐点を解説していただいた後,演習を通じて目標売上高の設定に挑戦しました。本田先生からは比率分析では腑に落ちない点が実際に図を描き,エクセルに数字を打込み,時には手を動かして計算することで徐々に理解が深まってくると丁寧に教えていただきました。
 参加者からは「漠然と経費を削減しようと思っていたが,数字から具体的に考えられるようになった。」,「数値や図にすることで,バランスの重要性が理解できた。」という経営力の向上が見て取れるものから「難しい内容だったが,将来の経営に向けてもっと学んで習得して行きたい。」という自発的な学習意欲の向上が感じられるものまで前向きな感想が聞かれ,非常に充実した研修会となりました。
 普及センターでは若者が経営力を向上できるように継続支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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牛乳・乳製品を食べて食生活を豊かに

2018年03月22日 10時31分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年2月20日に美里地区生活研究クラブ連絡協議会では,牛乳・乳製品料理講習会を開催しました。
 講師には,雪印メグミルクで食育を担当している菊地悠先生と桜井尚子先生を迎え,牛乳・ヨーグルトを使った「トマトチキンカレー」と「チーズとろける手作りナン」,ドレッシングに粉チーズを取り入れた「彩りサラダ」,水切りしたヨーグルトをベースとした「ツートンスムージー」の4品を作りました。
 講習会では,牛乳以外にヨーグルトやチーズなどからカルシウムが効率的に摂取できることや,多種多様なヨーグルトから自分にあったヨーグルトの摂取の仕方など有意義な講話をいただきました。カルシウムと骨の話などを聞いて,日々の食生活に積極的に牛乳・乳製品を取り入れていきたいと好評でした。
 美里地区生活研究クラブでは,牛乳・乳製品の積極的な活用に取り組んでいます。 

 <問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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JAみどりの青ねぎ栽培講習会の開催

2018年03月22日 10時28分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 JAみどりのは,平成27年から青ねぎを重点園芸振興作物に取り上げ,平成29年には調製選別施設を導入し、生産振興に取り組んでおります。普及センターでは平成28年から青ねぎの効果的な病害虫防除対策を課題に取り上げ,病害虫の発生状況を把握し,効率的な病害虫防除マニュアルを作成し,生産者への周知・普及に取り組んできました。
 平成29年産の販売実績は,126トン,27百万円と順調に伸びています。実需からは,品質及び数量等に一定の評価が得られてますが,今後とも定時・定量・定品質の周年出荷が求められており,これらに対応する必要があります。
 普及センターでは,JAみどりのと連携し,青ねぎの高位安定生産に向け,土壌診断に基づく適正施肥や適切な病害虫防除を支援していきます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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東鹿原の将来を考える会

2018年03月22日 09時22分15秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

   加美町の東鹿原(ひがしかのはら)地区は薬菜山の南東部の中山間地帯に位置し,稲作を中心とした農業が行われています。現在,平成19年に設立された東鹿原集落営農組合を中心に営農が行われていますが,組合員の高齢化や遊休農地の増加,それに伴う鳥獣被害の増加などの課題を抱えています。一方, 平成29年12月12日に「持続可能な水田農業を支える「大崎耕土」の伝統的水管理システムが 国連食糧農業機関から「世界農業遺産」に認定されたことから,外部との交流の増加が見込まれることや,町内最大の集客力を持つ「薬菜山」の東約1.5kmの地点に立地していることから,今後,観光の要素を取り入れた農業の展開により集落が活性化する可能性もあると考えられます。
   そこで普及センターでは,東鹿原地区が進むべき道しるべとなる「集落営農ビジョン」を検討するため,平成30年3月13日に東鹿原集会所を会場に「東鹿原の将来を考える会」を開催しました。
   講師に農業者の所得向上を目的とした事業計画の作成や六次産業化,農商工連携などの農業関係の活動をはじめ,まちづくりや障害者支援など幅広い分野で活躍されている株式会社ホライズンコンサルティンググループの庄司和弘代表取締役をお招きし,「農業経営におけるビジョン形成の重要性」についての講演と東鹿原の将来を考えるワークショップの御指導を頂きました。
講演では,
 ・これまでの家族経営型農業のままでは生き残りは難しいこと
 ・最近の農業経営は法人化が急速に進んでいること
 ・農業法人では,外部からの雇用が増加していること
 ・法人の事業の目的は「継続」と「成長」であること
 ・「成長」を牽引する最も重要な要素は明確なビジョンであること
 ・ビジョンとは「何を」,「いつまで」,「どのレベルまで引き上げるか」についての手段,戦略であること等のお話を頂きました。
    講演に引き続き行われたKJ法によるワークショップでは,参加した14名の集落営農組合員から多くの意見が出され,夢のある東鹿原の将来像を描き出すことができました。今回,ワークショップ形式の研修に参加するのは初めてという方も多くいましたが,参加してみるととても楽しかったと言う意見も聞かれました。
   普及センターでは,今後も東鹿原地区の活性化とビジョン実現のため支援をしていきます。

 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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美里地区4Hクラブ『第2回先進地視察研修』の開催!

2018年03月20日 18時14分45秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 3月8日(木)に美里地区4Hクラブでは今年度2回目の先進地視察研修を開催し,亘理町の『舞台アグリイノベーション株式会社』の精米工場を,クラブ員等7人で視察しました。

 当精米工場は日本最大級で,「トータルコールド製法」と呼ばれる気温15℃以下での低温倉庫による玄米の保管から精米,包装までの工程と全ロット検査を行う分析室など製造方法について視察しました。クラブ員は,お米が丁寧に消費者に届けられているのが分かりとても良かったと話していました。

 今回は,普段詳しく話を聞く機会が少ない精米工場の視察となり,参加者の関心が高く質問やメモ取りを熱心に行っていました。美里地区4Hクラブでは,さらなる技術力や経営力向上に向けて次年度も研修内容をクラブ内で検討していきます。

工場見学の様子

<問い合わせ先>  美里農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0229-32-3115 FAX:0229-32-2225


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平成29年度仙台地方米づくり推進本部会議開催

2018年03月20日 17時10分13秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成30年3月14日に、宮城県仙台合同庁舎において仙台圏域管内の市町村、農業協同組合で構成する仙台地方米づくり推進本部会議が開催されました。

 会議の前段では、一般社団法人日本穀物検定協会東北支部から業務内容と米の食味試験の実施状況について情報提供が行われました。つづいて、会議では、特Aの奪還につながった平成29年産米の作柄の解析と次年度の対策を検討するとともに、「平成30年度仙台地方米づくり推進基本方針」と事業計画を協議しました。

 基本方針では、販売・ブランド力の強化に向け,品質・食味の向上に向けた技術の徹底や、稲作の省力・低コスト栽培技術である直播栽培の経営内容に応じた導入・定着の推進、環境に配慮した米づくりへの支援等を進めることとしました。これらの実現に向けて「新たな「みやぎ米」の創出による販売・ブランド力の強化」「品質・食味向上と安定生産に向けた米づくりの推進」「農業者の所得拡大に向けた省力・低コスト稲作の推進」「環境に配慮し消費者に信頼される宮城米づくりの推進」の4つを推進の柱とし,関係機関・団体が一体となって取り組んでいきます。 

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296

E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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仙台西部水田園芸作物部会が機械作業実演会を開催しました

2018年03月20日 16時54分55秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 仙台市西部地区に野菜産地づくりを進めるため,2月に設立した「仙台西部水田園芸作物部会」が,国の野菜生産転換促進事業を活用して機械作業の実演会を3月16日に開催しました。
 集まった生産者は,仙台西部でねぎ,たまねぎを栽培しているオニオンズクラブ及び大豆を中心に取り組んでいる生出地区実践組合の方々で,当事業により,たまねぎの実証ほに取り組むことにしています。その管理作業の手始めとなる耕起作業を円滑に行うため,スガノ農機のスタブルカルチの実演会を行いました。この機械は,粗起こしを行うことで,透・排水性を向上させ,作業時間も短縮できることが期待されています。参加者からは,「秋起こし,大豆の収穫後の耕起等に活用できるのではないか」,「大豆と併せて,水田作でも園芸作物が栽培できる環境にするためには必要」などの感想が出されました。
 今後,普及センターでは,新しい栽培技術や機械化体系を導入した取組を支援していくことにしています。

 

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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法人化に向けて視察研修が開催されました。

2018年03月20日 16時51分12秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

仙台市東部の岡田地区で転作を中心に地域の農業を担う,岡田生産組合の農業法人化に向けて,3月12日に視察研修が実施されました。組合からは25名が参加し,組織の法人化に向けた共通意識を高め,法人設立にあたってのポイントを学ぶため,岩手県一関市の(農)おくたま農産を視察しました。

岡田生産組合は,集落を構成単位として作業を行っており,(農)おくたま農産と成り立ちが似ています。視察では,集落ごとの法人化への理解や合意形成をどのように進めたのかなど,法人化に向けた具体的な質問が出され,岡田生産組合の法人化に向けた意識がいっそう高まりました。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296

E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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