宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

亘理名取地区農村青少年クラブが先進地研修会(北海道)を開催しました。

2018年10月12日 11時19分02秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年10月2~4日に北海道において亘理名取地区農村青少年クラブ先進地研修会(クラブ員7名参加)を実施しました。

 初日は,北海道における仙台いちごの最大の卸売業者である「札幌みらい中央青果株式会社(札幌市)」を訪問し,聞き取りによる「仙台いちご」の市場調査を実施しました。

 同社からは,道民にとって仙台いちごは古くからなじみがあり,評価も高いこと,また,クラブ員も栽培を始めている宮城県のいちごの新品種「にこにこベリー」に注目しているとの事でした。

 2日目は,東日本大震災後に亘理町から伊達市に移住し,夏いちご「すずあかね」の栽培に取組む生産者を訪問し,栽培法の研修を行いました。

 「すずあかね」は,亘理地域の一部でも栽培に取組まれており,クラブ員は夏いちごの先進地である北海道独自の栽培法について興味深く説明を受けました。

 また,このほかにも札幌市中央卸売市場の視察や量販店・百貨店における北海道産夏いちごを使った商品の調査を行い,知見を深めることができました。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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亘理名取地区農村青少年クラブが農業大学校生と交流会を開催しました。

2018年10月12日 11時17分25秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年9月14日に亘理名取地区農村青少年クラブ交流会が開催されました。

 当日は,亘理名取地区管内で先進農家体験学習を受講している宮城県農業大学校1年生10名を招待し,亘理町の鳥の海公園運動場でクラブ員とのフットサル競技を行った後,亘理町B&G海洋センター艇庫に移動して,バーベキューを行いました。

 クラブからは,農業法人の社員や自営農家など10名が参加し,和気藹々とした雰囲気の中,学生らとの交流を深めたほか,学生らに対しては農業経営の状況や就農に関するアドバイスなども行いました。

 農業大学校を卒業後,就農を希望する学生も多く,交流会に参加した学生からは,「先輩である青年農業者から実際に話を聞くことで,将来の営農ビジョンを描く上で参考になった」との感想も聞かれました。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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「金のいぶき」の収穫期検討会を開催しました

2018年10月11日 14時31分44秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 9月21日に涌谷町内の「金のいぶき」栽培者を対象に,刈り取り適期判断のための現地検討会を開催しました。参加した栽培者10名のほ場を回り,それぞれの生育状況を観察し,刈り取り適期について判定を行いました。
 今年は好天により生育は順調に進んでおり,現地検討会では,穂の黄化状況と出穂後の積算気温から刈り取り開始日の指導を行った結果,生育が進んでいるほ場では,9月27日が刈り取り開始日と判定されました。
 「金のいぶき」の栽培は今年で3年目を迎えますが,これまでの2年間は倒伏による品質低下が課題となっていました。そのため,倒伏しない稲づくりとして田植え前のほ場の土壌分析による適正な施肥設計,生育中期の追肥の要否判定,そして今回の収穫前の刈り取り適期判定のため現地検討会等,適正な管理を指導してきました。
 現地検討会は参加した栽培者が自分以外のほ場も視察することで,更なる技術の向上と生産意欲の向上につながっています。
  普及センターでは,栽培者・涌谷町・JAみどりのと連携し,「金のいぶき」の安定生産と地域ブランド米として普及定着するための支援を行っていきます。

              

                「金のいぶき」の収穫期判定の様子

 

 

<問合せ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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「平成30年産JAいしのまき米」の新米試食会が開催されました

2018年10月11日 08時53分41秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成30年9月27日に,いしのまき農業協同組合本店において,今年度産新米のお披露目とPRを目的に「平成30年度産JAいしのまき米新米試食会」が開催されました。試食会には,農業者をはじめ料理店や旅館組合及び関係機関の代表者等が招待されました。
 JAいしのまきの松川組合長からは,「今年度は,猛暑の影響で品質が心配されましたが,9/20の最初の検査では一等米比率が96%と一安心しています。今年もおいしいお米が穫れましたので,是非ご賞味いただきたい。」とのあいさつがありました。
 試食会では,環境保全米の「ひとめぼれ」,「ササニシキ」と新品種「だて正夢」の3品種,さらに石巻産のサンマや各種野菜が使われた料理が提供されました。各テーブルからは「3品種とも味,香りが良く大変おいしい」,「だて正夢を初めて食べたが,ふっくらモチモチしておいしい」などの声が聞かれ,いずれも好評でした。


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栗原農業士会で互いの経営を学び合う視察研修会を開催しました

2018年10月10日 18時37分00秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 
     【熊谷氏畜舎での視察の様子】                【千田氏のしいたけ栽培視察の様子】

 平成30年9月12日(水)に,栗原農業士会(会長:白鳥正文,会員21人)による平成30年度栗原農業士会経営状況相互視察研修会が開催されました。
 本研修会は,会員の農業経営発展に役立てるため,お互いの経営状況を視察し合うもので,今回は金成・若柳地区の指導農業士・青年農業士4戸を訪問しました。

 当日は,栗原市内の農家で先進農業体験学習中の宮城県農業大学校の学生や栗原4Hクラブ員も参加し,農業士の経営状況や今後の営農展望について勉強しました。
 はじめに,青年農業士の鈴木善典氏を訪問し,野菜(きゅうり)の栽培や出荷状況についてお話を伺いました。鈴木氏は施設と露地の作型を組み合わせて,5月から12月まで出荷できる体制を整えています。夏場の天候不順により防除の多くなる時期もあって苦労したとのことでしたが,年末まで出荷が続くので,今後もしっかり管理していきたいと話されていました。
 次に,指導農業士の熊谷正幸氏を訪問し,酪農の取組状況についてお話を伺いました。近年の飼料の価格高騰により牧草や稲WCS等の飼料作物の生産に力を入れていますが,最近はクマやイノシシが増えて獣害の恐れがあるため,栄養価の高い飼料用トウモロコシの栽培に踏み切れない状況とのことです。就農2年目となる後継者には,今年から人工授精を担当してもらい,役割分担しているとのことでした。
 三か所目は,青年農業士の千田繁氏を訪問し,花き(鉢物)の栽培や出荷状況についてお話を伺いました。千田氏はシクラメンとベルフラワーを中心に生産していますが,視察時は年末の出荷に向けてシクラメンの葉組み作業を実施中でした。出荷自体は春先まで続くとのことでしたが,同時に次年度出荷用の苗の定植作業も始まるとのことで,切れ目のない作業とのことでした。
 最後に,指導農業士の千田浩平氏を訪問し,水稲種子としいたけの栽培や出荷状況についてお話を伺いました。まず,金成種子センター施設前で種子の生産状況を説明いただき,その後,千田氏宅でしいたけの原木確保や,少ない原木本数での安定生産と直販を中心とした出荷状況等について説明いただきました。

 研修会終了後は,千田氏宅の敷地内で情報交換会(4Hクラブの農大研修生激励会と併催)が開催され,農業士や4Hクラブ員,農大生等が地域や世代,作目の違いを越えて栗原の農業について語り合う有意義な交流が行われました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404     FAX:0228-22-5795・6144


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産直ネットワークなとりの視察研修会が開催されました

2018年10月10日 09時30分17秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成30年9月3日に名取市の「産直ネットワークなとり」による視察研修会が開催され,名取市内で産直に携わる助成農業者25名が参加しました。

 山形県村山市の「農村伝承の家」で,施設の職員を講師に,そば打ち体験を行った後,東根市にあるJAさくらんぼ東根の直売施設「よってけポポラ」を視察しました。

 参加者一同は,そば打ち体験では慣れない作業ながらも日頃加工業務で鍛えた腕前を披露し,直売施設では,季節柄色とりどりの果物が並ぶ店内で,野菜や加工品の品揃えなどについて熱心に学びました。

 普及センターではこれからも野菜の栽培や農産物加工などの技術向上を支援していきます。


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亘理地域農業普及活動検討会(第1回)を開催しました

2018年10月09日 11時16分24秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成30年9月21日に,今年度第1回目の亘理地域農業普及活動検討会を開催しました。

 この検討会は,関係機関や消費者代表,商工業団体,女性農業者などの外部評価委員に対して,今年度の普及センターの活動計画やこれまでの取組状況等について説明し,計画の妥当性や活動手法などについての評価や課題解決に向けた助言を頂くため,毎年2回開催しています。

 今回の検討会では,平成30年度普及指導計画の概要を説明するとともに,重点的に支援している活動(プロジェクト課題)のうち,大規模露地野菜を経営している法人を支援する課題,いちご等の先進的技術の導入を支援する課題,新規就農者の定着に向けた課題の3課題について,これまでの取組状況や今後の支援内容などについて説明しました。

 委員からは,震災後の課題を的確に捉えた支援が行われているといった普及センターの活動に対する評価をいただくとともに,それぞれの活動が他の農業者へ波及し地域農業が活性化する事を期待するといった意見をいただきました。

 今後は,これらの意見などを参考にしながら,今年度後半の支援活動に活かしていきます。

  

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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平成30年度宮城県総合畜産共進会―乳用牛の部―第5・6区で最優秀賞を獲得!

2018年10月04日 17時41分10秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 

<最優秀賞獲得!(左:第5区 右:第6区)>

 9月25日(火)に,みやぎ総合家畜市場で,一般社団法人 宮城県畜産協会主催による『平成30年度宮城県総合畜産共進会―乳用牛の部―』が開催されました。

本共進会は,宮城県の生産者の改良意欲や飼養管理技術向上を目的としており,県内全域から54頭が出品され,栗原管内からは7頭が出品されました。乳用牛の部では,審査項目において「乳器」が重要となり,本大会でも,体とのバランスや乳器の付着などがポイントとなりました。

栗原管内の結果は,第5区(未経産20か月以上24か月未満)・第6区(経産3歳未満 後代検定娘牛)にて最優秀賞,第6区にてベストアダー賞(最も良い乳器)を獲得しました。

2020年に宮崎県で開催される「第15回全日本ホルスタイン共進会九州・沖縄ブロック大会」に向けて,栗原市の酪農業界はますます盛り上がることが期待されます。

 

<審査の様子>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144

 


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平成30年産「南三陸米」新米出発式が開催されました

2018年10月04日 10時41分34秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 管内においても稲刈りが進み,新米の季節を迎えていますが,平成30年産「南三陸米」新米出発式が平成30年9月27日,気仙沼市の気仙沼米穀商業協同組合階上精米センターで開催されました。

 南三陸米は,JA南三陸管内(気仙沼市,南三陸町,登米市津山町)で生産された「ひとめぼれ」で生産履歴が明らかな1等米です。

 出発式では,はじめに,南三陸米の新米で作ったおにぎりを出席者全員で試食しました。その後テープカットが行われ,気仙沼市で生産された新米の南三陸米を積んだトラックが気仙沼市内を中心に米穀店やスーパーマーケット等に向けて出発しました。今年は一時的な低温もありましたが,天候は概ね良好に経過し,品質の良い新米ができました。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階

TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606

E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


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栗原農業未来塾「在学中コース」で視察研修を実施しました

2018年10月03日 16時41分38秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援


<鉢物農家視察研修の様子>


 平成30年9月5日に,農業や食関連産業への就業を検討している宮城県迫桜高等学校の生徒に対して農業経営等への理解と関心を醸成することを目的に栗原農業未来塾「在学中コース」で視察研修を実施しました。今回は,栗原市金成の地域農産物を中心とした直売所「あぐりっこ金成」と,家族経営協定により効率的な経営・労働体制による鉢物生産を行う「千田園芸」を訪問しました。視察研修にはアグリビジネス系列の27人の生徒(2~3年生)が参加し,直売所経営の工夫や苦労,鉢物栽培の年間作業の流れや販売の工夫等について学習しました。

 最初は,「あぐりっこ金成」の利用・管理をしている金成農産加工施設利用組合長の千田浩平氏を講師に,直売所の成り立ちや運営状況等についてお話を伺いました。地域産農産物を中心に取り扱う直売所であるため,震災後の来客数減少が大きく影響し,売上げを回復するのに苦労したとのことでした。さらに,設立当初は組合員が60人以上だったのが,高齢化により42人となり野菜の出荷量が減少してきたため,減少分は組合員以外からの集荷も実施して来客者の期待に応えられるよう努力していることや,ヤギの飼育を始めるなど,子供連れ等の新たな来客者を増やす工夫をしているとのことでした。

 次は,「千田園芸」の千田繁氏を講師に,家族労働を中心とした鉢物生産農家の経営概況とシクラメンを中心とした鉢物の栽培管理方法等についてお話を伺いました。東北や関東,新潟の市場出荷を中心に販売しているが,近年はただ作って出荷しただけでは売れなくなってきており,市場動向の把握など販売面での営業努力が重要であるとのこと。主力のシクラメンについても,近年,おしゃれなフリンジ咲きの人気が一段落して,従来型のシンプルな花型の品種に需要が戻ってきているとのことでした。

 どちらの視察先も,消費者や市場のニーズ等の外的要因を的確に判断し,自らの経営目標に沿った販売・生産対策を行っており,参加者は,今後の進路選定に向けて大変参考になったようでした。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404     FAX:0228-22-5795・6144


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