宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

高収益作物の試験栽培の振り返りを行いました

2023年12月25日 09時39分48秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 気仙沼市本吉町表山田・三段田地区では、地域農業の継続・発展に向けて、今年度、高収益作物の候補としてえだまめとさつまいもを選定し、試験栽培に取り組みました。

 令和5年12月14日、地区の中心経営体及び主要農家8名が集まり、試験栽培の振り返りを行いました。担当農家から収支報告がなされ、続いて、普及センターから、試験栽培で明らかになった成果、課題とその対応策について説明し、来年度に取り組む内容について提案するなど、農業者と意見交換をしながら検討しました。その結果、えだまめは、高収益作物の候補品目になり得るとの合意に至り、本作に取り組もうとする意欲が感じられました。

 普及センターでは、今後も地域の取組を支援していきます。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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仙台市下倉大原地区で鳥獣被害対策勉強会を開催しました

2023年12月25日 08時59分59秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

  

 令和5年12月17日(日)、仙台市青葉区下倉集会場において、集落ぐるみ鳥獣被害対策モデル事業の勉強会を開催し、下倉大原地区の住民26名の参加がありました。

 この勉強会は、イノシシによる農作物の被害を効果的に防止するために地域住民のイノシシに対する理解を深め、被害対策手法の習得を目的に開催したもので、合同会社東北野生動物保護管理センターの宇野代表より、イノシシの生態と被害対策について講義いただきました。

 後半は、下倉大原地区では、平成22年度に設置した侵入防止柵が令和7年度に更新時期をむかえるため、現状の問題と侵入防止柵のルート等について、図面を確認しながら地域住民で意見交換を行いました。

 今後は令和7年度侵入防止柵の更新に向けて、地域住民で効果的な設置方法を検討していくことになりました。

 イノシシの被害は依然としてみられ、対策が必要であることから、普及センターとしても効果的な対策ができるよう支援していきます。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

 

 


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農地整備事業に向けた土壌調査を実施しました

2023年12月25日 08時37分03秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 大和町吉田沢渡地区で受託調査中の農地整備事業計画のため、土壌調査を実施しました。作物の生育に影響する土壌の特質を調査し、整備方針に反映させることを目的に実施されるもので、暗渠排水工の必要性の判断材料になるものです。

 10月30日に、検土杖による調査を行い、土壌タイプ別に農地を区分しました。地区の農家の方の協力もあり、69地点の調査を行いました。

 その結果をもとに11月20日に4カ所の試坑調査を実施しました。約1m四方の穴を掘り、詳細に土層の厚さ、土性や土色等の調査を行いました。調査地点によっては、地下水位が高く、水がたまり排水の悪さやが明確にわかるほ場もありました。

 当地区では、水稲以外の土地利用型作物や収益性の高い作物の栽培を計画しており、農地整備事業で汎用性のある水田が整備されることが期待されています。普及センターでは、収益性の高い水田農業推進に向け、引き続き支援を行っていきます。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第1班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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宮城県内初のみどり認定証授与式がおこなわれました

2023年12月22日 13時06分19秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

〈左:㈱宮城白鳥農場白鳥代表 / 右:ライスサービスたかはし髙橋代表〉

 令和5年12月18日(月)に、宮城県庁で宮城県みどり認定証授与式が開催され、栗原管内から株式会社宮城白鳥農場の白鳥一徳代表取締役及び有限会社ライスサービスたかはしの髙橋文彦代表取締役が出席しました。
 この認定は、国の「みどりの食料システム法」に基づき、県で策定した「宮城県みどりの食料システム戦略推進基本計画」に沿った環境負荷低減事業活動を行う農林漁業者等が、「環境負荷低減事業活動実施計画」を作成し、知事の認定を受けるもので、県内では初の認定となります。
 当日は申請のあった他の2法人とともに、橋本農政部長から認定証の交付を受け、記念撮影に臨みました。
 白鳥代表からは「みどり認定を活用して地域をけん引していきたい。」、髙橋代表からは「みどり認定農家として相応しい取り組みを今後も実践していきたい。」と力強いお言葉をいただきました。
 普及センターでは、環境に配慮した農業技術の普及や本認定制度PRをしていくこととしております。
 ※環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144

 


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(有)大郷グリーンファーマーズがみどり認定を取得しました

2023年12月21日 16時39分12秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 

 令和5年12月18日(月),県庁で宮城県みどり認定証授与式が開催されました。

 県は、みどりの食料システム法に基づき、持続可能な食料システムの構築に向けて、令和5年3月に「宮城県みどりの食料システム戦略推進基本計画」を策定し、生産性と持続性の両立の実現を目指して取り組んでいます。

 みどりの食料システム法に基づき、環境に配慮した農業に取り組む県内4つの農業法人が県内で初めて認定され、今回、認定証が授与されました。

 大郷町の有限会社大郷グリーンファーマーズ(代表:西塚忠元)は、水稲、ネギ、小松菜栽培において堆肥等の有機質資材を施用して土づくりをするとともに、化学肥料・化学農薬を慣行より5割以上削減する取組と、水稲栽培で中干し期間を1週間延長し、メタンガス発生を抑える取組の「環境負荷低減事業活動実施計画」で認定を受けました。

 西塚代表からは、環境負荷低減の農業の実践を継続し、さらに拡大していきたいとの認定者挨拶がありました。

 普及センターでは、今後も環境に配慮した持続可能な農業の取組を支援していきます。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

 

 

 


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加工用ばれいしょ栽培振り返りを実施しました。

2023年12月21日 16時03分43秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年12月8日、迫川上流土地改良区を会場に、今年作の生育経過や課題を抽出し、次年作の収量・品質向上等につなげるため、栽培の振り返りを開催しました。

 振り返りでは、講師にカルビーポテト株式会社宮城駐在担当を招き、「加工用ばれいしょの収量・品質から見た改善点」と題して講義をいただきました。講義では、品質、比重の年次経過データや県内の反あたり粗収入データなどから、まだまだ収量改善の余地があることが示されました。また、栽培における一つ一つの作業の大切さ、人為ミスの防止など留意点について説明をいただきました。

 普及センターからは、調査した生育・収量や労働時間の結果について説明を行いました。

 生産者からは、あらためて種芋の温度管理や、労働時間削減のための他産地の動きなどの質問があり、次作に向けた栽培管理のイメージを広げているようでした。

 普及センターでは、今後も関係機関と連携し、収量・品質向上に向けて支援していきます。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 班名 地域農業班

TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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米山水稲部会の総合検討会が開催されました

2023年12月20日 17時15分16秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和5年12月18日にJAみやぎ登米米山水稲部会の総合検討会が開催され、今年の稲作について気象経過や生育概況を通して振り返りを行いました。生産者は高温の影響に対する関心が高く、熱心に話を聞いていました。令和6年産に向け、普及センターから土づくりや晩期栽培の重要性を説明、生産者の理解も深まりました。

 また、プロジェクト課題として取り組んでいるグリーンな栽培体系の実証試験結果について紹介を行いました。肥料メーカーからは、海にやさしいお米づくりとして、プラスチック被覆肥料を使わないペースト二段施肥やペーストプロジェクトの紹介もあり、グリーンな栽培体系について広く周知することができました。

 普及センターでは、今後も登米管内の水稲の収量と品質の向上を目指した取組について支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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清水地区の若手農業者に大豆栽培講習会を実施しました。

2023年12月19日 14時13分30秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 大崎農業改良普及センターでは、プロジェクト課題として色麻町清水地区の法人化を軸にした将来の営農ビジョンの形成を支援しています。

 清水地区では、農地整備中の転作作物として集落営農で大豆栽培に取り組む予定となっているものの、これまで若手農業者は大豆栽培を行っていなかったことから、「地域で取り組む予定の大豆栽培について学びたい」という希望がありました。そこで今回、令和5年12月6日(水)に普及センターの作物担当職員、JA加美よつば職員を講師として栽培講習会を実施することになりました。質疑応答を交えながら、大豆栽培の基礎や地域での防除体制、収穫・乾燥調製体制などについて講義があり、参加者は真剣に聴講していました。参加者からは、「大豆栽培と地域での生産体制がよくわかった」との感想が聞かれました。

 普及センターでは、引き続き関係機関と連携しながら、清水地区の次世代の営農を担う若手農業者を支援していきます。

 <連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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新規就農者が先輩農家から技術を学んでいます!

2023年12月19日 09時27分35秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 登米市で実施している「登米農業マイスター制度」を活用し、令和3年に水稲と肉用牛で就農した新規就農者が先輩農家(繁殖・肥育一貫)の個別技術指導を受けています。「登米農業マイスター制度」とは、新規就農者の早期の生産技術習得や経営安定化等を目的に、地域の熟練農業者を登米マイスターとして新規就農者のもとへ派遣し、個別技術指導により管理技術等について学ぶものです。

 令和5年12月11日(月)に全3回のうち第2回目のマイスター巡回が行われました。今回は先輩農家の畜舎を見学し、肥育農家がどのようなことに重点を置きながら肥育しているのかなど詳しく説明いただきました。新規就農者から、肥育に係る経費や給餌について、素畜による成績の違いなどの質問の他、市場価格下落に対する今後の自身の経営方針を相談する場面もみられました。

 次回は来年1月に第3回マイスター巡回が開催される予定です。今後も市やマイスターと連携しながら新規就農者の技術向上を支援していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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酒米の品質向上に向け一丸となって検討! ~松山町酒米研究会作柄検討会~

2023年12月18日 09時35分56秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 松山町酒米研究会(以下「研究会」)は、大崎市松山地域で地元酒蔵の(株)一ノ蔵と連携しながら酒米づくりに取り組んでいます。

12月9日に「松山町酒米研究会令和5年産酒米作柄検討会」が開催されました。

はじめに、普及センターから今年度の水稲の作柄全般について説明を行い、続いて酒米の品質向上に向けて肥料メーカーと連携しながら取り組んだ調査結果などについて報告しました。

本年産の酒米の作柄は、生育期間を通じた高温や8月の水不足等の影響もあり、粒は小さめで未熟粒等がやや多く、品種によっては胴割粒が前年より多い傾向にありました。一方で日照が確保され、前年の大雨のような目立った気象災害も無かったことから、収量はやや多い傾向となりました。

作付面積が増加している県育成品種の「吟のいろは」については、心白発現率及びタンパク質含量ともに平年並みで、高温年だったにもかかわらず胴割粒が少なめとなりました。

生産者からは、「天候の影響は避けられないものの、「吟のいろは」を始め酒米品種のさらなる品質向上に向けて、関係機関と共に積極的に取り組んでいきたい。」といった意見が出されました。

 普及センターでは、引き続き研究会の活動を支援し、特色ある米づくりを推進していきます。

 

  <問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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