宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和5年度第1回仙台農業士会研修会が開催されました

2023年12月11日 16時53分30秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

令和5年10月31日に仙台農業士会の令和5年度第1回研修会が開催されました。

今回の研修会は6名の仙台農業士会会員が参加し、県内二カ所の先進経営体への視察研修が行われました。

1件目は、七ヶ宿町の杜のいちご株式会社のグループ企業である名取市の株式会社ケロケロの杜を訪ね、グループのCEOで、杜のいちご株式会社の代表取締役せある山口雅之氏に、また2件目は岩沼市の有限会社やさい工房八巻を訪問し、同社代表取締役八巻文彦氏の後継者で、同社社員として農産物の生産業務に従事しながら農業経営を学んでいる八巻文紀氏に、それぞれ経営体の取り組み内容や課題、将来ビジョンに等についてご講話いただきました。

杜のいちごグループは、杜のいちご株式会社を核としたいちごの生産者(6経営体)からなる組織で、業務用実需向けイチゴの生産販売をメインに活動しており、業務用実需向けイチゴの全国シェアの10%を有しているとのことです。先進的な取り組みでグループ全体の経営発展に向けた斬新なアイディアを次々に実現しており、更なる展開も期待されます。

有限会社やさい工房八巻は平成13年にトマトを中心とした野菜の生産販売を本格的に開始し、収益性の高い複合経営への発展充実を図るために設立した法人でしたが、東日本大震災をきっかけに大規模水田を担う複合経営体へと発展しました。現在の経営規模は水田約180ha(土地利用型作物+露地野菜)、野菜施設面積1.5ha(トマト等)となっています。20代の若い従業員4人が主体となって農業生産に取り組む活気にあふれた経営体です。

参加者からは、視察を受け入れていただいた両経営体は、いずれもこれからの農業経営の在り方の考える上で非常に参考になる取組であるとの声が聞かれました。

 


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登米市で開催された「令和5年度スマート農業推進セミナー」に参加 しました。

2023年12月11日 08時53分01秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和5年11月30日、中田町農村改善支援センターを会場に、登米市及び登米市農業振興協議会主催で「令和5年度登米市スマート農業推進セミナー」が開催されました。

 当日は生産者、関係機関含め約40人の参加があり、ヤンマーアグリジャパン株式会社東北支店の阿部課長よりスマート農業の手法と導入にあたっての留意点の講話をいただいた後、ラジコン草刈り機の実演、GNSSを活用したトラクター、ドローンのデモ運転が行なわれました。

 生産者の方の中にはスマート農業の導入を検討している方もおり、活発な意見交換が行われました。また、GNSSを活用した自動操舵は生産者の関心も高く、スマート農業導入の足がかかりとなるセミナーとなりました。

 普及センターでは、今後もスマート農業の普及に向けて支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 


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