宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

美里町青生地区地域計画案策定検討会議が開催されました

2023年12月01日 14時49分33秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和5年11月16日(木)に青生コミュニティセンターで、地域農業の担い手と美里町、農業委員会等の関係者を集め、地域計画案策定に向けた検討会議が開催されました。

 青生地区(面積291ha)は鳴瀬川沿いの平坦な水田地帯で、人・農地プランの中心経営体に農地の約66%が集約・集積され、水稲・麦・大豆や露地野菜等がブロックローテーションにより作付けされています。

 はじめに、美里町から農業経営基盤強化促進法の改正により、地域計画に登録された中心経営体が様々な支援制度を受けられることとなり、10年後の目標地図や地域計画を6地区に分け、コンサルタントの協力により3回の会議で策定するとの説明がありました。

 続いて、コンサルタントの指導の下、農業委員会が作成した現況図をもとに、ワークショップ形式で担い手4名が付箋に課題を書き出し、「未整備農地の将来のあり方を考えよう!」をテーマに、耕作放棄を防ぎ、地域農業を守る解決策を出し合いました。

 その結果、「未整備農地は耕作条件が悪いので、交付金を活用しながら飼料米や牧草、緑肥等を作り、担い手の経営を第一に考え、耕作範囲や小作料等の条件を決めて耕作する。」「経営しにくい農地は、地域で協力し合い草刈り等の保全活動をする。」等の意見が出されました。

 コンサルタントのファシリテーションにより、参加者が話しやすく、楽しい雰囲気で意見を出し合い、10年後の地域計画を話し合うことができました。

 美里町では令和5年度に青生、北浦、中埣の3地区の地域計画案策定会議を開催しており、普及センターでは目標地図や地域計画の策定に向け、担い手や町など関係機関と連携しながら支援を継続していきます。

 <問い合わせ先>美里農業改良普及センター 地域農業班 TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


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JAみやぎ登米胡瓜部会の促成きゅうり品種説明会および病害虫講習会が開催されました

2023年12月01日 14時38分25秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年11月21日に、JAみやぎ登米胡瓜部会の促成きゅうり品種説明会および病害虫講習会が開催され、部会員約40名が参加しました。

 品種説明会では、株式会社埼玉原種育成会および株式会社ときわ研究場から講師を招き、品種それぞれが持つ特性や、適正な環境・管理について説明がありました。

 病害虫講習会では、アリスタライフサイエンス株式会社から講師を招き、IPM(総合的病害虫・雑草管理)の一環である天敵を利用した防除について、天敵を利用する際のポイントや登米管内のきゅうりハウスで行った天敵導入試験結果などの説明がありました。また、普及センターからはきゅうりの萎れ症状の原因となるネコブセンチュウやホモプシス根腐病について、特徴や対策方法などを中心に説明を行いました。

 きゅうりの促成作は2月から本格的に始まり、3月中下旬には収穫を迎え、6月末まで収穫が続きます。普及センターでは、今後ともきゅうり産地活性化のため支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 

 


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みやぎ農業未来塾「農業知識向上講座」を開催しました

2023年12月01日 12時55分02秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和5年11月22日(水)、亘理農業改良普及センターを会場に、新規就農者や若手農業者を対象として「みやぎ農業未来塾【農業知識向上講座】」を開催し、26人が参加しました。

 本講座では、まず公益社団法人緑の安全推進協会から派遣していただいた森島靖雄氏から、「農薬の適正使用及び病害虫防除」について、講演いただきました。また、当普及センターから「農薬廃棄及び病害虫防除に役立つおすすめサイト」について、情報提供しました。その後、病害虫診断の実習をグループに分かれて行いました。実習では、用意したサンプルをよく観察しながら、時には診断アプリや参考書を見ながら、診断の練習をしました。

 参加者からは「農薬については知識が定着していないところがあるので、整理できて良かった。」等の意見が寄せられました。

 普及センターでは、今後も担い手の確保及び育成に務めてまいります。

  

講演        病害虫診断実習

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


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アスパラガス栽培管理勉強会が開催されました!

2023年12月01日 08時45分56秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和5年11月22日,JAいしのまき主催で東松島市の株式会社絆粋ファーマーズほ場を会場に生産者5人が参加し,アスパラガス栽培管理勉強会が開催されました。

 現地ほ場のアスパラガスは、夏季の高温や害虫の発生が多かった中で、2m以上に生長しており、株養成は順調です。

 今年は11月に入ってからも温度が高く推移し、平年に比べ立茎した茎が青々としています。これから気温が低下し12月に向かって本格的に黄化し、養分転流が進んでいきます。しっかりと低温に当てることで養分を根に蓄え、来年の春芽の収穫が多くなると期待できます。

 石巻管内は、1年で株を養成して翌年に採り尽くす「採りっきり栽培」と春芽収穫後に茎をのばして夏芽や翌年以降も収穫する「ハウス立茎栽培」が導入されています。令和4年度の全農みやぎ青果販売実績では県内一のアスパラガスの産地となっており、今後も生産の拡大が期待されます。

 普及センターではJAいしのまきと連携して、今後とも栽培技術の支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班 TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999


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