令和5年11月16日(木)に青生コミュニティセンターで、地域農業の担い手と美里町、農業委員会等の関係者を集め、地域計画案策定に向けた検討会議が開催されました。
青生地区(面積291ha)は鳴瀬川沿いの平坦な水田地帯で、人・農地プランの中心経営体に農地の約66%が集約・集積され、水稲・麦・大豆や露地野菜等がブロックローテーションにより作付けされています。
はじめに、美里町から農業経営基盤強化促進法の改正により、地域計画に登録された中心経営体が様々な支援制度を受けられることとなり、10年後の目標地図や地域計画を6地区に分け、コンサルタントの協力により3回の会議で策定するとの説明がありました。
続いて、コンサルタントの指導の下、農業委員会が作成した現況図をもとに、ワークショップ形式で担い手4名が付箋に課題を書き出し、「未整備農地の将来のあり方を考えよう!」をテーマに、耕作放棄を防ぎ、地域農業を守る解決策を出し合いました。
その結果、「未整備農地は耕作条件が悪いので、交付金を活用しながら飼料米や牧草、緑肥等を作り、担い手の経営を第一に考え、耕作範囲や小作料等の条件を決めて耕作する。」「経営しにくい農地は、地域で協力し合い草刈り等の保全活動をする。」等の意見が出されました。
コンサルタントのファシリテーションにより、参加者が話しやすく、楽しい雰囲気で意見を出し合い、10年後の地域計画を話し合うことができました。
美里町では令和5年度に青生、北浦、中埣の3地区の地域計画案策定会議を開催しており、普及センターでは目標地図や地域計画の策定に向け、担い手や町など関係機関と連携しながら支援を継続していきます。
<問い合わせ先>美里農業改良普及センター 地域農業班 TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225