この度、念願叶って現在『国立新美術館』で行われている
『オルセー美術館展』に行って参りました。
5月から始まっていたこの空前絶後の世界巡回展、
「これらの絵画がまとめてフランスを離れることは2度とない」
ニコラ・サルコジ フランス共和国大統領も語ったらしいこの展覧会。
ルーブル美術館とポンピドゥーセンターには立ち寄った事があるのですが、
オルセー美術館だけはまだだったんです。
念願かなったオルセーは観たばかりなのに、もう一度観たくて、観たくて・・・
子供達が一緒でなかったら、たぶん逆戻りしてもう一度観ていたと思います。
芸術には程遠いと思っていた子供達も
かなり真剣に見入っていました。
観終わるまでに2時間半かかったので
後半はお疲れモードで大変でしたが・・・
絵の技法を観るだけでなく、その画家の生きた時代背景や
その絵に込められた思いを感じるのが好きで、
絵によっては何分もその前で泣ける事もあります。
以前メキシコの女流画家『フリーダ・カーロ』の絵を観た時に、
女性の性、その苦しみ、悲しみ、彼女の生き方そのものが
絵からあふれ出しているようで、しばらく呆然とした事がありました。
ダリの描いた奥様へのオマージュの絵ではかなり泣けました、
美術館で泣く女も傍から見れば、ちょっと怖いですよねぇ~
でも人混みならバレません。
今回のオルセー美術館展での私の感動は、
モネの『日傘の女性』
普段の私の絵画趣味とは全く違うタイプのこの絵も
よく巷で観る絵ではありましたが、
実物を前にするとその絵から幸せオーラいっぱいの
光と風が溢れ出しているようで
ずっとこの幸せオーラを感じていたら自分も幸せになれそ~う
心地よい感動でした。
最後に立ち寄ってみたかった美術館内にある
『ブラッセリー ポール・ボキューズ・ミュゼ』かなり斬新でアーティスティックな空間です。
子供達が一緒だとやっぱり気が引けますね、
写真だけ撮って次回の楽しみにとっておくことにしました