そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

タンスの上のひな祭り

2008年02月20日 | 本の紹介・その他いろいろ
もうしぐひな祭り。
まだ桃の蕾は固いですが、紅白の梅の小枝でも添えて、楽しい気分でながめたいと思います。

大きいのは、娘に買ったのですが、結婚するときにこちらに残して行きました。
なので今は私のものになっています。ちょっと得した気分(笑)
金林真多呂作の木目込み雛です。

手前の小さいのは見えにくいと思います。
一つずつ大きな写真をご覧下さいね。左から順に登場してもらいます。


一番左のはこれ。

これもハマグリの貝殻に載っています。
お雛さまとハマグリは仲好しですものね♪

折り紙で折られていて、さくらの花まで一緒に飾られています。
衣装の柄が、なかなかきれいでしょう?


右隣はこれです。

東京の「いせ辰」製の紙雛ですが、とてもしっかり造られているのはさすがだと思います。
学生時代に買ったものです。


三番目も、立ち雛ですが、これは木彫りです。

母が奈良で買ってきた、一刀彫です。
すっかり古くなって、あちこちが剥げていますが、かえって風格があるように感じます。
毎年飾ってきたので、母との想い出がいっぱ込められています。


右端はこれです。

これも貝殻に入っていて、人形は木彫りです。

父がどこかで買ってきてくれたものです。
写真では大きいですが、実際は横幅が4センチ足らずです。
あまりに地味なので、長い間「雛人形」であるとは気が付きませんでした。

だって「ほれ、お土産」と無造作に手渡されて、何の説明もしないんですもの。
いつも、そんなふうに愛想のないオヤジさんでした

背景が海の風景(だと思い込んでいるのですが)というのも、お雛さまとは結びつきにくいでしょう?

学生時代に「源氏物語」を習ってからは、もしかすると、須磨にいた頃の光源氏の姿を忍んで創られたものではないかという気がしてならないのですが・・・
いかがでしょう?


写真のサイズの関係で、最初の写真に入りきれなかったのが一つあります。

ブログのお友達にいただいたのですが、お顔が真珠です。
シンプルですが、とても可愛い感じで気に入っています。


ところで、これらをご覧になって何か気が付かれたことがありますでしょうか?

そうなんです、一番左の折り紙のお雛さまだけ、男雛が向かって右になっているんですよね。
ずっと昔はこれが普通の並べ方だったそうです。男女が並んで記念写真を写したものもそのようであったようです。

ところが時代が進んで、昭和天皇が即位された時に、天皇が向かって左に立って写真を写されて以来、写真では男性が左に立つようになり、お雛さまもそれに習ったのだそうです。

でも、古式を大切にする京都では、今でも男雛を右に飾るお宅があるのだとか・・・


お雛さまといっしょに、こんなお気に入りのサクラガイも飾ります。

ブログのお友達が、北陸の海岸で拾って送ってくださったものと、以前から持っていたものが仲良くお話をしています。


今日は春の話題でした
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする