そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

昨日の風景より

2011年03月18日 | 3~5月の草木
ざわざわと気持ちの落着かない一週間が過ぎていきました。

気が付けば、奈良東大寺のお水取りも終わって、もう春というのに・・・
昨日は寒い一日でした。

何度も雪がちらつき、時にはこんなに激しく降りました。

< 被災地の寒さ思いて胸痛む >


春の牡丹雪は、すぐに消えていきます。


< 落ちてすぐ消える淡雪優しくて >



足元でには健気に咲き出したキュウリグサ。


< キュウリグサ精一杯に咲き出して >



そして今年も咲きました。

セイヨウミザクラです。 ここに住んだばかりの頃は、遅咲きの梅かと思っていました。
でも、よく見ると花びらがサクラの形・・・梅だったら丸くて切れ目が入ってないですよね

原産地は、西アジア 花期:春. サクランボの木です。明治初期に渡来し,山形県,福島県,長野県で多く栽培されているとのことです。

大きなきれいな実がなりますが、たいていは子供達に採られてしまいます。

< はらはらと雪降る朝の桜かな >



今朝も冷えて、きれいな霜が撮れました。
また来週見てくださいね。


被災地の皆さまにも、どうか一日も早く援助の手が届きますように。。。



にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

よかったね、寿仁くん!!

2011年03月18日 | 本の紹介・その他いろいろ
新聞でご存知の方も多いと思いますが、とても嬉しかったので、このニュースご紹介します!


先日の大津波の時、家族といとこの6人で避難中に、車が津波に押し流されていっしょに乗っていた家族やいとこと離れ離れになった9歳の少年、寿仁くん。

車の窓に流木が当たってヒビが入ったので、必死でガラスを割って、一人のいとこといっしょにかろうじて脱出。

しっかりと手をつないでいたけれど、流されるうちに離れ離れになってしまいました。

その後、寿仁くんは気を失いますが、服が竹にひっかかって命が助かります。
近くにいた人に助けられ、偶然通りかかった顔見知りの人に引き取られました。


家族とも、いとことも会えず、一人ぼっちに。

でも元気を出して、いっしょに車に乗っていた人たちの名前を段ボールに書いたものを両手に持って、避難所を廻ります。

でも、会えない。
情報も無い。

避難所の伝言ボードに「明日もくるからね 寿仁」と、幼い文字で一生懸命に書いた紙を貼り付けて、虚しく帰える日が繰り返されました。


私達もどんなに心配したことか・・・会えることを祈りました。


そして、今朝の新聞を開いたら、
寿仁くん いとこに会えたという見出しが
最初にそれを見つけた息子が、大きな声を上げて私を呼んでくれました。
「あの子、いとこに会えたんやて!!」


いとこの勇人くんも、流されて4日目にお父さんが見つけてくれるまでは一人ぼっちで、いっしょに車に乗っていた人たちを、毎日探し回っていたのだそうです。

やっと会えた二人、どんなに嬉しかったことでしょう!!
寿仁くんは、ご両親やきょうだいとは、まだ会えないままだけれど・・・

いとことそのお父さん、つまりはおじさんにも会えたんですもの。
きっと、心に明るい灯がともったことでしょう。

9歳にしては、行動力がある立派な男の子です。
これからも、きっときっと、強く生きて行くと信じています


この一週間、湿りがちだった我が家の食卓でも、久しぶりに話が弾みました。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする