GW前半は、いきなり29度近くになり、出始めた山菜があっという間に開いて葉になってしまったかと思うと、後半からの爆弾低気圧で、前半の暖かさが嘘の様に低温続きに。竜巻も起きて大被害も出ました。そうでなくても短い信州の春が、例年になく慌ただしく過ぎていってしまいました。
暖かさがやっと戻った日曜日の午後に、久しぶりに妻女山へ登りました。10日ぶりの山はすっかり新緑が出そろい、緑一色の世界に。あれほどよかった見通しもなくなり、これからは奥山へ行くには熊鈴が必須となります。
GWには満開だった編笠百合は、ほとんどがしおれてまもなく消えそうです。その代わりフキの青い葉が伸びていました。陽射しが強かったので、木陰でじっとしていると。樹冠で小鳥達がさえずりだしました。動物達は警戒心が強いので人が来ると現れませんが、長時間気配を殺していると、稀に狐や狸が顔を出す事があります。以前はホンドテンが現れました。ヤマドリがほろ打ち(母衣打)をしながら歩いていたこともあります。
ほろ打ちというのは、ヤマドリやキジが翼を激しくはばたかせ、まるで太鼓の様な音を立てることです。初めて聞いた人は、誰が山の中で太鼓を鳴らしているのだろうと思うでしょう。昔の人はこれを、狸の腹鼓と思ったようです。「母衣」とは戦国時代、鎧の後ろにつける布製の補助防具の事で、それが風にはためく様を似ていることからほろ打ちと呼ばれるようになったということです。
草原に出るとモンキチョウがせわしなく舞っています。留まったところを撮影しようとすると、すぐに飛び立ってしまいます。これは舞い疲れるまでの我慢比べです。15分ほども待ったでしょうか、やっとヤマフジの葉に留まりました。気配を消してゆっくりと近づきます。そして撮影。ヤレヤレ。これから、オオムラサキをはじめ色々な昆虫の羽化が始まります。蛹から羽化するときは、細胞分裂が盛んになり放射能の影響を最も受け易くなります。奇形の観察も必要。
こんな美しい森で撮影をしていると、一瞬原発も放射能も忘れてしまいます。しかし、青く澄んだ空を見上げると、この空を放射性プルームが今も俟っていると想像できる人はいるでしょうか。見えない臭わない放射性物質を絶えず恐れるには、知識とそれ以上に想像力が必要です。地球上どこへ行っても逃げる事はできない。たかがお湯を沸かすのに核分裂を起こす馬鹿が人類だとするならば、そう遠くないうちに滅びるでしょう。
草原にはホソヒラタアブやトラマルハナバチもいましたが、数が少ない。今年はまだ気温が低いせいか、オオスズメバチやキイロスズメバチの女王蜂も見ません。ここ2年位、4、5月に低温傾向だったためか、シジミチョウやウスバアゲハも減少しました。ネオニコチノイド系の農薬の空中散布の影響かもしれません。モンサントの除草剤ラウンドアップは、決して使ってはいけません。殺虫剤にもネオニコチノイド系のものがあります。田舎にあるぽっとんトイレには、梅雨明けに採れる猛毒のドクツルタケを数本便槽に放り込んでおくと、ひと夏ハエが発生しません。生分解するので殺虫剤を入れるより安全。
高さ10センチのコナラの実生にできた小リンゴの様な実。そうではなくて、コナラメリンゴフシ(小楢芽林檎附子)という虫コブ。ナラメリンゴタマバチのメスが冬芽に産卵し、アミノ酸や植物ホルモンを出して、まるで実のような奇形に作り変えるのです。コブはスポンジ状で、割ってみると沢山の幼虫が詰まっています。美味しそうだと間違って食べない様にしないといけません。
最後は、秘密のギンランが咲く場所へ。大柄なキンランに比べるとギンランは小さく慎ましやかで、見ようとしないと目にとまらない小さな花ですが、非常に可憐で魅力的です。心ない人による乱獲が恐いので、咲く場所は誰にも教えていません。環境の変化に弱く、里山が荒れると真っ先に消えてゆく植物。
夕方、ズッキーニ(固定種)とフェンネルの種を蒔きました。誘因植物に野良坊菜とケールを蒔いて花を咲かせているのですが、ハナアブがいません。妻女山には少しはいるのですが・・。うちは使いませんが、周りの畑の除草剤ラウンドアップ(一網打尽)のせいでしょうか。蜂の中枢神経を冒し帰巣できずに死んでしまう恐ろしい農薬です。ネオニコチノイド系の薬品は、除草剤だけでなく、殺虫剤にも使われています。即刻禁止にすべきです。
■妻女山-鞍骨城跡-象山と、歴史と新緑を満喫したトレッキングのフォトルポはこちら!シナノタンポポ、カタクリ、ヤマブキ、山桜。いずれYouTubeにスライドショーもアップします。

■これが東京の現実。もう東京で子育てはできない。
【黒い物質@東京⑥】都内の汚泥焼却灰のCs濃度よりも高い濃度の放射性物質が、通学路の道端や子どもの遊び場などに飛散防止策も施されずに放置してあり、これに子どもが触れた形跡を何度も確認。24万Bq/kgという高濃度の「黒い粉」が東京でも見つかった!!
ソ連ではKGBが被害を隠蔽したが、3年後に隠蔽しきれなくなった。5年後ソ連は崩壊。東京も3年後から東部を中心に大被害が出るだろう。チェルノブイリにはなかったMOX核燃料が飛散降下した事実を忘れてはなりません。
【動画:鎌倉でウラン検出! 放射性廃棄物並み東京の土:字幕 Tokyo Soil as Nuclear Waste】 東京の土は、米国では放射性廃棄物として処理すべきもの
アメリカ政府のHPで2011年3月の首都圏の放射線量が公開されています。高い濃度でストロンチウムやα線核種が存在していることが確認されました。港区赤坂米大使館前3月18日 Sr-90:69715 Bq/m3 換算するとストロンチウム90だけでなんと5.6μSv/h。しかも、元米軍関係者によると、公表されているのは、見せられるものだけ。本当のデータはたぶん出ていないだろうということです。更に危険な他の核種も確認されている可能性があるということ。但し、この表でもα線核種、β線核種がかなり検出されたことが分かります。つまり、これから5年、10年の間に首都圏では、甲状腺癌や白血病、心筋梗塞が多発するだろうということです。それ以外に脳機能の低下や疾病の重症化も増えるということです。
http://energy.gov/situation-japan-updated-102111
http://www.data.gov/raw/5270 空間ダスト
http://www.data.gov/raw/5271 土壌
http://www.data.gov/raw/5272
http://www.data.gov/raw/5273
■山登りに行く方は、「測ってガイガー!」や「奥多摩、中央アルプス、北アルプスの放射線量」などを参考にしてください。山によっては、かなり汚染されているところもあります。「測ってガイガー!」を見ると、山の計測箇所が少ない。ガイガーカウンタ持っているハイカーは、ぜひ計測を。これから花粉の季節。風で再浮遊での内部被曝は、10倍以上といいます。充分注意を!
暖かさがやっと戻った日曜日の午後に、久しぶりに妻女山へ登りました。10日ぶりの山はすっかり新緑が出そろい、緑一色の世界に。あれほどよかった見通しもなくなり、これからは奥山へ行くには熊鈴が必須となります。
GWには満開だった編笠百合は、ほとんどがしおれてまもなく消えそうです。その代わりフキの青い葉が伸びていました。陽射しが強かったので、木陰でじっとしていると。樹冠で小鳥達がさえずりだしました。動物達は警戒心が強いので人が来ると現れませんが、長時間気配を殺していると、稀に狐や狸が顔を出す事があります。以前はホンドテンが現れました。ヤマドリがほろ打ち(母衣打)をしながら歩いていたこともあります。
ほろ打ちというのは、ヤマドリやキジが翼を激しくはばたかせ、まるで太鼓の様な音を立てることです。初めて聞いた人は、誰が山の中で太鼓を鳴らしているのだろうと思うでしょう。昔の人はこれを、狸の腹鼓と思ったようです。「母衣」とは戦国時代、鎧の後ろにつける布製の補助防具の事で、それが風にはためく様を似ていることからほろ打ちと呼ばれるようになったということです。
草原に出るとモンキチョウがせわしなく舞っています。留まったところを撮影しようとすると、すぐに飛び立ってしまいます。これは舞い疲れるまでの我慢比べです。15分ほども待ったでしょうか、やっとヤマフジの葉に留まりました。気配を消してゆっくりと近づきます。そして撮影。ヤレヤレ。これから、オオムラサキをはじめ色々な昆虫の羽化が始まります。蛹から羽化するときは、細胞分裂が盛んになり放射能の影響を最も受け易くなります。奇形の観察も必要。
こんな美しい森で撮影をしていると、一瞬原発も放射能も忘れてしまいます。しかし、青く澄んだ空を見上げると、この空を放射性プルームが今も俟っていると想像できる人はいるでしょうか。見えない臭わない放射性物質を絶えず恐れるには、知識とそれ以上に想像力が必要です。地球上どこへ行っても逃げる事はできない。たかがお湯を沸かすのに核分裂を起こす馬鹿が人類だとするならば、そう遠くないうちに滅びるでしょう。
草原にはホソヒラタアブやトラマルハナバチもいましたが、数が少ない。今年はまだ気温が低いせいか、オオスズメバチやキイロスズメバチの女王蜂も見ません。ここ2年位、4、5月に低温傾向だったためか、シジミチョウやウスバアゲハも減少しました。ネオニコチノイド系の農薬の空中散布の影響かもしれません。モンサントの除草剤ラウンドアップは、決して使ってはいけません。殺虫剤にもネオニコチノイド系のものがあります。田舎にあるぽっとんトイレには、梅雨明けに採れる猛毒のドクツルタケを数本便槽に放り込んでおくと、ひと夏ハエが発生しません。生分解するので殺虫剤を入れるより安全。
高さ10センチのコナラの実生にできた小リンゴの様な実。そうではなくて、コナラメリンゴフシ(小楢芽林檎附子)という虫コブ。ナラメリンゴタマバチのメスが冬芽に産卵し、アミノ酸や植物ホルモンを出して、まるで実のような奇形に作り変えるのです。コブはスポンジ状で、割ってみると沢山の幼虫が詰まっています。美味しそうだと間違って食べない様にしないといけません。
最後は、秘密のギンランが咲く場所へ。大柄なキンランに比べるとギンランは小さく慎ましやかで、見ようとしないと目にとまらない小さな花ですが、非常に可憐で魅力的です。心ない人による乱獲が恐いので、咲く場所は誰にも教えていません。環境の変化に弱く、里山が荒れると真っ先に消えてゆく植物。
夕方、ズッキーニ(固定種)とフェンネルの種を蒔きました。誘因植物に野良坊菜とケールを蒔いて花を咲かせているのですが、ハナアブがいません。妻女山には少しはいるのですが・・。うちは使いませんが、周りの畑の除草剤ラウンドアップ(一網打尽)のせいでしょうか。蜂の中枢神経を冒し帰巣できずに死んでしまう恐ろしい農薬です。ネオニコチノイド系の薬品は、除草剤だけでなく、殺虫剤にも使われています。即刻禁止にすべきです。
■妻女山-鞍骨城跡-象山と、歴史と新緑を満喫したトレッキングのフォトルポはこちら!シナノタンポポ、カタクリ、ヤマブキ、山桜。いずれYouTubeにスライドショーもアップします。






■これが東京の現実。もう東京で子育てはできない。
【黒い物質@東京⑥】都内の汚泥焼却灰のCs濃度よりも高い濃度の放射性物質が、通学路の道端や子どもの遊び場などに飛散防止策も施されずに放置してあり、これに子どもが触れた形跡を何度も確認。24万Bq/kgという高濃度の「黒い粉」が東京でも見つかった!!
ソ連ではKGBが被害を隠蔽したが、3年後に隠蔽しきれなくなった。5年後ソ連は崩壊。東京も3年後から東部を中心に大被害が出るだろう。チェルノブイリにはなかったMOX核燃料が飛散降下した事実を忘れてはなりません。
【動画:鎌倉でウラン検出! 放射性廃棄物並み東京の土:字幕 Tokyo Soil as Nuclear Waste】 東京の土は、米国では放射性廃棄物として処理すべきもの
アメリカ政府のHPで2011年3月の首都圏の放射線量が公開されています。高い濃度でストロンチウムやα線核種が存在していることが確認されました。港区赤坂米大使館前3月18日 Sr-90:69715 Bq/m3 換算するとストロンチウム90だけでなんと5.6μSv/h。しかも、元米軍関係者によると、公表されているのは、見せられるものだけ。本当のデータはたぶん出ていないだろうということです。更に危険な他の核種も確認されている可能性があるということ。但し、この表でもα線核種、β線核種がかなり検出されたことが分かります。つまり、これから5年、10年の間に首都圏では、甲状腺癌や白血病、心筋梗塞が多発するだろうということです。それ以外に脳機能の低下や疾病の重症化も増えるということです。
http://energy.gov/situation-japan-updated-102111
http://www.data.gov/raw/5270 空間ダスト
http://www.data.gov/raw/5271 土壌
http://www.data.gov/raw/5272
http://www.data.gov/raw/5273
■山登りに行く方は、「測ってガイガー!」や「奥多摩、中央アルプス、北アルプスの放射線量」などを参考にしてください。山によっては、かなり汚染されているところもあります。「測ってガイガー!」を見ると、山の計測箇所が少ない。ガイガーカウンタ持っているハイカーは、ぜひ計測を。これから花粉の季節。風で再浮遊での内部被曝は、10倍以上といいます。充分注意を!