GWの後半の前半は安曇野へ。古刹と神社巡りをしました。山麓線を走りながら、ペンションや小洒落たレストランやカフェを横目に目的地へ。
(左)前夜は、コシアブラとホタルイカのイカスミソースのパスタ。いやこれ絶句するほど美味でした。加えてアンガス牛と千曲市産のアスパラガスのソテーも。(中)朝早くに有明山神社へ。有明山を信仰崇拝する山岳信仰の神社で有明山山頂(中岳・南岳)に奥大宮があります。まず手水舎へ。(右)唐獅子。制作は、飛騨の山口權之正。
日光東照宮の陽明門を模したといわれる木彫が見事な裕明門。時折そぼ降る小雨に静かに佇んでいました。
裕明門正面の木彫。球持ち親子龍に上には粟穂に鶉(うずら)。明治35年作で、立川流の清水虎吉(東渓)によるもの。
(左)唐獅子。(中)非常に精緻な木彫です。(右)裏面にも木彫がびっしり。四方に十二支の動物が彫られていて、まるで動物園。
(左)酒呑童子。(中)七福神と天井絵。天井絵は村田香谷作。(右)躑躅咲く有明山神社。鋳物の灯籠が壊れて落ちていました。氏子の方が来られて猿の仕業と言っていました。拝殿の廻廊に猿の糞がありました。
(左)非常に特徴的な狛犬。(中)正面には天の岩戸伝説が彫られています。(右)有明山神社の額の文字は、有明ではなく、明の字の左の日が目になっています。この後、大きな猿に遭遇。
(左)魏石鬼窟(ぎしきのいわや)。坂上田村麻呂に対抗するために八面大王がたてこもったといわれる岩屋です。特異な形状を古墳であるため、弥生時代に大陸から渡来し海運を行っていた阿曇氏(あずみうじ、安曇氏)といわれています。(中)高野山真言宗の医王山松尾寺。室町時代末期の特徴を残した全国的にも珍しい造りの建物で、国の重要文化財。信府統記によると1528年、仁科盛政を開基として創建されたとされますが、創建自体は白鳳2年(651年)までさかのぼるとしています。帰りに先程の猿ともう二匹の猿に遭遇。(右)次に栗尾山万願寺へ。微妙橋(お経橋)。千手観世音を祀る、信濃三十三番札所の二十六番札所です。
(左)微妙橋へ至る道筋に佇む地蔵。(中)万願寺本堂。(右)聖天堂。見事な木彫は、明治28年に木曽福島の瀬川伊勢松作。
(左)シラネアオイ。(白根葵)。キンポウゲ科シラネアオイ属。昨年、サンカヨウの撮影に行った時に栂池高原で撮影しましたが、これを求めて訪れる人もいるようです。日本固有種の1属1種であることも理由でしょうか。花びらに見えるものはガク(萼)。(中)クマガイソウ(熊谷草)。ラン科アツモリソウ属。和名の由来は、アツモリソウともに、膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣に見立て、源平合戦の熊谷直実と、平敦盛にあてたもの。(右)昼は地元でも人気のひさりな食堂へ。熟成味噌ラーメンと餃子を。久々にスープを全部飲み干しました。濃厚ですがしつこくなく味わい深いスープです。おすすめ。帰路は大岡道の駅に寄って大好きな薄焼きと行者にんにくを買いました。行者にんにくは、醤油漬けと胡麻油で炒めて行者にんにく味噌にしました。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
(左)前夜は、コシアブラとホタルイカのイカスミソースのパスタ。いやこれ絶句するほど美味でした。加えてアンガス牛と千曲市産のアスパラガスのソテーも。(中)朝早くに有明山神社へ。有明山を信仰崇拝する山岳信仰の神社で有明山山頂(中岳・南岳)に奥大宮があります。まず手水舎へ。(右)唐獅子。制作は、飛騨の山口權之正。
日光東照宮の陽明門を模したといわれる木彫が見事な裕明門。時折そぼ降る小雨に静かに佇んでいました。
裕明門正面の木彫。球持ち親子龍に上には粟穂に鶉(うずら)。明治35年作で、立川流の清水虎吉(東渓)によるもの。
(左)唐獅子。(中)非常に精緻な木彫です。(右)裏面にも木彫がびっしり。四方に十二支の動物が彫られていて、まるで動物園。
(左)酒呑童子。(中)七福神と天井絵。天井絵は村田香谷作。(右)躑躅咲く有明山神社。鋳物の灯籠が壊れて落ちていました。氏子の方が来られて猿の仕業と言っていました。拝殿の廻廊に猿の糞がありました。
(左)非常に特徴的な狛犬。(中)正面には天の岩戸伝説が彫られています。(右)有明山神社の額の文字は、有明ではなく、明の字の左の日が目になっています。この後、大きな猿に遭遇。
(左)魏石鬼窟(ぎしきのいわや)。坂上田村麻呂に対抗するために八面大王がたてこもったといわれる岩屋です。特異な形状を古墳であるため、弥生時代に大陸から渡来し海運を行っていた阿曇氏(あずみうじ、安曇氏)といわれています。(中)高野山真言宗の医王山松尾寺。室町時代末期の特徴を残した全国的にも珍しい造りの建物で、国の重要文化財。信府統記によると1528年、仁科盛政を開基として創建されたとされますが、創建自体は白鳳2年(651年)までさかのぼるとしています。帰りに先程の猿ともう二匹の猿に遭遇。(右)次に栗尾山万願寺へ。微妙橋(お経橋)。千手観世音を祀る、信濃三十三番札所の二十六番札所です。
(左)微妙橋へ至る道筋に佇む地蔵。(中)万願寺本堂。(右)聖天堂。見事な木彫は、明治28年に木曽福島の瀬川伊勢松作。
(左)シラネアオイ。(白根葵)。キンポウゲ科シラネアオイ属。昨年、サンカヨウの撮影に行った時に栂池高原で撮影しましたが、これを求めて訪れる人もいるようです。日本固有種の1属1種であることも理由でしょうか。花びらに見えるものはガク(萼)。(中)クマガイソウ(熊谷草)。ラン科アツモリソウ属。和名の由来は、アツモリソウともに、膨らんだ形の唇弁を昔の武士が背中に背負った母衣に見立て、源平合戦の熊谷直実と、平敦盛にあてたもの。(右)昼は地元でも人気のひさりな食堂へ。熟成味噌ラーメンと餃子を。久々にスープを全部飲み干しました。濃厚ですがしつこくなく味わい深いスープです。おすすめ。帰路は大岡道の駅に寄って大好きな薄焼きと行者にんにくを買いました。行者にんにくは、醤油漬けと胡麻油で炒めて行者にんにく味噌にしました。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。