モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

晩秋の妻女山。ホダ木椎茸は大豊作。天然のムラサキシメジ、シモフリシメジは不作(妻女山里山通信)

2018-11-17 | アウトドア・ネイチャーフォト
 気温9度。なんだか暖冬のようで寒風もない妻女山へ。そうはいってもそろそろスタッドレスに履き替えないとと思っています。標高の高いところへも撮影に行きますしね。

(左)上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたと伝わる陣場平も落葉が進み晩秋の佇まいです。風が吹く度にチリチリと枯れ葉が舞い落ちてきます。(中)谷の倒木にナラタケの老菌。こうなると食べられません。(右)なんでしょうね。葉の文様は、ウスバサイシンなどと同じカンアオイですねヒメカンアオイでしょうか。

 紅葉も終わりです。黄色い枯葉はダンコウバイ。

(左)倒木にムキタケ。これももう最後です。あとは雪中のエノキタケかな。ムラサキシメジとシモフリシメジは雨が少なく不作。(中)ジコボウ(ハナイグチ)ですが老菌なので採取しません。(右)抗癌作用があるカワラタケですが、これも老菌。これとコフキサルノコシカケやマタタビなど、十数種類を焼酎に漬けて薬酒を作っています。

 昼は横穴式の円墳がある今は亡き友人のログハウスで昼食。前日買った信州サーモンの握り寿司と納豆巻き、しじみの味噌汁で昼食。楓が赤く燃えています。

 彼が鬼籍に入ってもう5年。私もその年令になりました。今年は在京の友人も亡くなりました。人は平等に年を取らないというのは、中国の諺ですが、しみじみと身に染み入る言葉です。寒風が吹くと落葉松の針のような葉がチリチリとアラレのような音を立てて降り注ぎます。

(左)ダンコウバイの黄葉。(中)斎場山(旧妻女山・上杉謙信本陣)。赤く燃えるのはヌルデ。(右)落葉松の林道。今年はジコボウは雨が少なく不作でした。

(左・中)仲間とやっている椎茸の原木栽培はすごいです。出すぎて干し椎茸の製造が間に合いません。大きなものは15センチぐらい。仲間に生椎茸を採っていってとメール。バターソテーとか酒蒸しにすると最高に美味です。(右)戊辰戦争以降の戦没者を祀る妻女山松城招魂社。

 妻女山(旧赤坂山)展望台から松代の眺め。

 妻女山(旧赤坂山)展望台背後にある善光寺地震の慰霊碑。

妻女山(旧赤坂山)展望台から望む善光寺平、川中島。AC長野パルセイロのホームスタジアム。松本山雅優勝。J1昇格おめでとう。長芋のつるを焼く煙がたなびくのもこの季節の風物詩。さて、次の三連休は一反の畑で採れた大豆の脱粒をします。妻女山SDPの作業と納会もあります。忙しい年末になります。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする