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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

ゴルデン・ウィークの好日にワイン用のぶどう畑できつい農作業(妻女山里山通信)

2019-04-29 | 男の料理・グルメ
 世間では、ゴールデン・ウィークで海外旅行だ国内観光だと大騒ぎですが、妻女山里山デザイン・プロジェクトの面々は、欠席のひとりを除いてぶどう畑での農作業に勤しみました。信州は観光地なので、善光寺や松本城、軽井沢や上高地などは激混みです。国道も県外車でいっぱい。しかし、畑ではあちこちで農作業をする人が。周囲の里山は、山桜が満開。長閑な風景が広がります。

 今回は、ワイヤーを張る杭を立てることと、それを支えるアンカーの打ち込み作業です。抱きスコで掘る前に、スコップである程度の穴を掘っておきます。

(左)アンカーです。(右)アンカーを打ち込むための道具に刺し、打ち込む鉄の棒を差し込みます。

 そして、打ち込みます。土がそこそこ固いので何十回も打ち込みますが、これが重労働です。スコップで穴を掘るのも重労働です。カーンカーンという音が住宅地に響きます。ご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。

(左)二人一組で打ち込みます。打ち込んだら埋め戻します。(右)表情を見ても分かるように、かなりの重労働です。ご近所の方が、何やっているんだいと見に来たり。

(左)用水路を挟んだ隣の畑で同じ作業をします。腕に力が入らなくなってきました。(右)ワイヤーを張る留め具を付けるためにドリルで穴を開けますが、穴があかずに苦労しました。

 同じ角度で綺麗に並びました。ワインの出来の殆どはぶどうの出来で決まるといいます。いいぶどうができるといいのですが。作業後は温泉に入り刺し身を買って帰宅。プラスコシアブラの天ぷらを作りました。ゆるゆると家呑みです。明日は雨。ゆっくりと過ごしましょう。4日にまた作業があります。いずれ里山整備もしましょう。

 翌日は雨模様。前日の変な筋肉痛をいたわりながら、新年からずっと忙しくてできなかった柿酢を採取しました。桶の柿が半分ぐらいになっていました。上澄みを一升瓶に入れます。1.7升ほどできました。柿酢は色々な効能があります。作り方は、桶を熱湯かアルコールで消毒し、ヘタを取った柿を目一杯詰めます。洗ったり拭いたりしてはいけません。和紙か不織布で蓋をして年明けまで放置すると柿酢ができます。鯛や鮮魚の刺し身に塩をし、昆布で挟んで柿酢で一晩置くと、極上昆布しめのできあがり。毎日水や湯で割って飲むと健康になります。寿司酢や餃子のタレ、酢豚などにも。二日酔いにも効果あり。地方では柿が成りぐされして誰も食べないもったいない状況があちこちで見られます。柿酢簡単です。今秋ぜひお試しください。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。近年の里山ブームで、県外からわざわざ訪れる人も増えました。里山は必ずしも標識が整備されてなく、作業道や獣道などの枝道も多く、地形図がないと迷ったら危険。拙書は地形図が載っています。コンパスも必須です。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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