基左衛門の独り言

坂東の風上毛の空と風景をブログで皆様へ、八十爺

節分は何とも面映い

2011-02-03 16:26:33 | 日記・エッセイ・コラム

 寒い寒いと言っているうちにもう節分となっていた。だが節分と言うと何となく面映い瞬間を毎年しなければならない、この分譲団地に移転してきてちょうど二十年に成るが、節分の鬼払いの豆まきをする人が殆ど居ないので、我が家一軒が毎年声を張り上げて「福は内、福は内、鬼はあー外」と叫んで家の中を巡り、最後は玄関を開けて「鬼は外、鬼はー外」と外へ向かい唱えて豆を闇の中へ向かって投げて終わっている。これが何とも面映い次第である。

 子供の頃は(勿論戦前であるが)お袋(我が家では育ての親の伯母御)が炒った豆で、豆まきの後をついて周り播いた豆を拾い食べたものだ、その豆は今の様のスーパーで売っているガサガサの物でなく、作ったか穀屋で買った大豆を炒ったもので、食べると堅いが噛んでいる内に甘みが出て美味かった。

 何とも早いもので正月もあっと言う間に過ぎ、節分翌日は立春と続き暦は正確に時を刻んでゆく、先日の一輪咲いたシンビジュウムも今日はもう満開である。

Rimg0046 満開のシンビジュウム

               まだまだ咲く花芽が一杯

Rimg0048_3 こちらは疣のような花芽をつけたデンドロビュウム