リコリス

2009-08-05 20:21:45 | 花・植物
今年も庭にナツズイセン(学名:Lycoris squamigera)が咲いている。
学名からリコリスとも呼ばれるが、コレだと白花ヒガンバナやショウキズイセンなどヒガンバナ属の園芸種全般を指すことになるようだ。

先週、「とりぱん」という四コマ漫画で「リコリス・アイス」という話題が取り上げられていたのには焦った!!

激マズでお店の人も勧めなかったという・・・
「リコリス」をアイスにしたのか!?
「リコリス」はヒガンバナの仲間だから有毒植物だぞ!!
だけど、毒入りアイス事件なんて聞いたことなかったなぁ・・・

何のことはない「別のリコリス」だった。
マメ科のスペインカンゾウ(甘草)の一種(英名でリコリス、学名:Glycyrrhiza glabra)から抽出された甘味料を使用しているらしい。
若干薬臭い感じがして日本人にはあまりウケがよくないとか。


こちらは夏の野に咲くリコリスの一種
キツネノカミソリ(学名:Lycoris sanguinea)
ヒガンバナと違って茎まで真赤になっている。

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カワラタケ(瓦茸)

2009-08-05 06:35:50 | キノコ
昨日のブログにもちょっと書いたがサルノコシカケ科とするサイトと、タコウキン科だとするサイトがある。カワラタケが倒木や切り株などに生える様はまさに瓦そのもの。
この形からいくとサルノコシカケに似ていると思うのだが・・・

サルノコシカケは褐色腐朽菌で、木材のセルロースやヘミセルロースを分解する。
カワラタケは白色腐朽菌で、木材のリグニンを分解する働きがある。
この違いが両者の科を分けているのだろうと想像するのだが、WEB上の混乱は困ったものである。
・・・といっても私的にはまったく実害はないのだが。

カワラタケは硬くて食用にはならないのだが、菌糸(キノコではない)はクレスチンという抗癌剤の材料になるとか。
このあたりはマンネンタケなどにも通じる所があるのかもしれない。
民間療法ではこれらのキノコを煎じたり、焼酎漬けにして飲むと高血圧や血糖値などに効能があるという説があるようだが実際にやってみたいとは思わない。

ここまで書いて思い出したのだが、アガリクス茸にも似たような効能があるといわれて流行った当時、来客の手土産に一本頂いたことがある。
一本といっても「キノコを一本」でなくアガリクスを漬けた焼酎を一升瓶で(笑)
シングルの水割りで毎日飲めば体に良いといわれたのだが、キノコ臭さが鼻について美味しいものとはいえなかった。アガリクス茸が入っていないただの焼酎の方がアリガたかったかもしれない。
コメント (2)
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