空へ

2009-05-01 12:26:10 | 蜻蛉
毎年のようにヤマサナエというトンボが我家の物置に迷い込んでくる。
近くに発生場所があるのだろうと睨んでいたら目の前の川がそうらしい。

いつものごとくカメラ片手に物欲しげなむじなさんが川べりの見地ブロックに目をやるとヤゴの抜け殻が。
背中が割れて少し体が出かかったもの~完全な抜け殻まで五頭ほど。
画像下の二頭は脱皮途中のように見えるがチョッと様子がおかしい。
脱皮中~直後まではもっと色合いが淡く、こんなにきれいな成虫の色がでているはずがない。
しばらく観察していたのだが、いっこうに殻を脱ぎ捨てる様子はなくどうやら脱皮に失敗した模様・・・

いつまでも見ていたところで埒も明かないので草刈に精を出すことに。
場所はヤゴのとまっている対岸の土手。
草刈中にカラスが飛んできて右下のヤゴの近くに舞い降り(ちょうど良い足場があった)水を飲み始めた。
何気なく目をやったその瞬間、件のカラス君はヤゴに気付いたらしくパクッ!!
そのまま空へと飛んでいった。

ヤゴはトンボになれなかったがカラスに同化して空を飛んでいる。


追記:09.05.01.
昨日、羽化を失敗したと思われるヤゴは全く変化なし。
抜け殻は一つ増えていたので早朝にでも羽化したらしい。
まだ羽が柔らかそうな個体がヒョロヒョロと飛び出した。


ヤマサナエ
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