万願寺とうがらし(マンガンジトウガラシ)

2009-08-11 06:56:07 | 花・植物
六月の終わり頃、叔父が家庭菜園にたくさん苗が出来たからと野菜の苗を持ってきてくれた。
その時の話では「名前は忘れたけど辛味のない大きな唐辛子」ということだった。
父が畑の隅に植えて実が付いたのだが・・・
10cmちかくある大きな実になった。
ちょっと見には大きなシシトウ。

手ごろなのを幾つか採って来たのだが、「どうしようか?」と悩んだのが料理をする役の女房殿。
辛味が少ないという振れ込みだが「唐辛子」は「唐辛子」。
シシトウですら「当たり(辛くないはずのシシトウが辛いことをそう呼ぶ)」があることもあるのだから・・・
悩んだ挙句、毒見役を立てることに。

問題は毒見を誰がするか。
女房の視線の先には・・・
私しかいない

ココで引き下がっては男の沽券に関わる。
(実は、男の沽券などはとうの昔にゴミ箱に捨てたのだが・・・)
小指の爪ほどに小さく切ってトースターで焼いてみた。
恐る恐る口に入れてみたが、香りはシシトウ。
噛み潰してみたが辛味も感じないし食感もシシトウそのもの。

とりあえず野菜炒めで食べてみたがシシトウの大きなヤツだなという結論に。

後日、生協のチラシを見ていた女房が「これじゃないの?」と見せてくれたのが京野菜の「万願寺とうがらし」
ググって見ると、大正期の京都で「伏見とうがらし」と「カルフォルニア・ワンダー」の交雑主として誕生した肉厚で辛味のない種類だとか。
普通の辛いトウガラシのそばに植えると交雑して辛い実がつくこともあるという。
緑色のまま食べたが、熟すと赤くなるようでその状態でも美味しいようだ。
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マンネンタケ その6

2009-08-10 16:23:27 | キノコ
そろそろ成長も止まった様に見えるのだが、どうだろう?

ココに来て異常事態発生。
その5の画像で柄が木屑のようなもので覆われ始めた。
なんだろう?と思ったのだが、昨日の段階で柄が木屑に完全に埋没。
どうやら切り株に蟻が巣を作ったようで蟻がビッシリとついている。

蟻がマンネンタケを喰っちゃうなんて事態になるのか?
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草刈

2009-08-09 14:07:22 | キノコ
せっかく夏休みだというのにぐずついた天気が続きそう。
しかし、日が当たらないから草刈には都合がいい。
今日は地区の草刈。
ということで昨日のうちに機械の様子見を兼ねて家の周りを刈り払った。

ナイロン紐を回転させて刃物の代わりにする刈払い機がある。
境界杭や石が多い場所などでは歯が欠ける心配が無いので重宝する。

使うナイロン紐にも数種類ある。
断面が丸い紐、四角の紐、角紐をツイストしてあるもの等々。
どれが良いのかわからないから新商品が出るたびに試すことになる。

今回試したのは四角のツイスト紐。
二尋ほどの長さを自動繰り出し式のナイロン紐カッターに仕込んで使用した。
切れ味はいいようだが、減りが早い。
丸紐や角紐の7~8割ぐらいしかもたないような感じがする。
しかも、巻き込んだ紐が絡まって自動繰り出しが効かなくなる。
角紐でも同様な症状があるのだが、自動繰り出しにはシンプルな丸紐の方がいいのかもしれない。

とはいえ、一巻き買うとひと夏では使い切れない量(笑)
ツイスト紐を使う時は自動繰り出しは止めて一番単純なタイプに換装しようと思う。
ただ、ナイロン紐は刈った草が飛び散るのと、カヤやマツヨイグサのような茎の硬いものには歯が立たないので地区の草刈では出番がない。

庭の芝生もお盆までには刈らないといけないほど伸びてきた。
芝の中にまたしてもキノコが生えている。
前回と同じ種類だろうか。
昨日から夏休みなのだがカメラを持ち出す機会は少なそうな天気予報だから撮っておくか。
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ナナフシ

2009-08-08 07:20:18 | 
人によってはナナフシを珍しいというのだが、私的にはそうとは思わない。
毎年、必ずといっていいほど見かけるからだ。

わざわざ探しに行くわけではない。
ふと気がつくと目に付く所にジッとしてているのである。
それも、写真のように網戸だったり家の壁だったり・・・

成虫はコナラや桜など広葉樹の葉を食べるそうなので、林や森がお似合いなのだろうが、そういったところではお目にかかったためしが無い。
この枯れ枝にしか見えない擬態にすっかり騙されているのだろう。

なぜ私の家が好みなのか不思議である。

不思議といえばナナフシのある種は単為生殖という摩訶不思議な増え方をする。
両性生殖をする種でも環境が厳しくなると単為生殖に切り替わり子孫を残そうとするのだとか。
つまりオスがいなくてもタマゴを生んで増える???

男の沽券に関わるけしからん生き物!!
と息巻いたところで端から男を当てにしていないのでは負け犬の遠吠えにしか過ぎないのだが・・・


ナナフシは日本では12種ほどいるようだ。
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イシクラゲ

2009-08-07 06:40:18 | 花・植物
キクラゲというと中華料理などで有名なキノコなのだが、これはイシクラゲである。

最近、雨が続いて外にも出られない時は、以前に「お尋ね」で投稿した植物関連の掲示板でレスの付かない珍品を検索で探し当てるということに凝っている。
求道者のごとき回答者がひしめく中では板汚しでしかないのだが、暇つぶしにはなかなか楽しい。
もちろん、さして植物の勉強をしたわけでもないし、図鑑すら持っていないので検索が唯一の頼みなのだが難物は一週間もかかることが(汗)
大概の場合はすでに何らかの回答が寄せられていて解決していることがほとんどなのだが、稀には一週間以上も放置されているケースもある。
そんなケースで回答を投稿してもスレ主が諦めていてレスが付かないということも(爆)

そんな暇つぶしをするぐらい雨が続くとこの緑色の物体があちこちに顔を出す。
庭の芝生の中、田んぼの畦などなど。
海草にも似た緑色でゼリー状でヌルヌルした感触。
晴れた日が続くとバリバリの乾燥ワカメの塊のような感じに。

なんとなく気味の悪いものだという印象があったのだが、食べられるそうで美味しいという人もいるのだそうだ。
正体はネンジュモ科の陸生藍藻。
ようするに、地面に生える藻。
本体はこのゼリー状の物質の内部に隠れているのだそうだが、目で見てもわからない。

土や枯れ草などのゴミをきれいに取り除き、湯通ししてポン酢などで食べるといいそうだ。
食べたことはない。
食べたいとも思わない。
この夏が冷夏になって空前絶後の食糧危機でも来たら考えよう。
その時はドクダミや桑の葉のテンプラも一緒に食卓に上るかもしれない(笑)
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リコリス

2009-08-05 20:21:45 | 花・植物
今年も庭にナツズイセン(学名:Lycoris squamigera)が咲いている。
学名からリコリスとも呼ばれるが、コレだと白花ヒガンバナやショウキズイセンなどヒガンバナ属の園芸種全般を指すことになるようだ。

先週、「とりぱん」という四コマ漫画で「リコリス・アイス」という話題が取り上げられていたのには焦った!!

激マズでお店の人も勧めなかったという・・・
「リコリス」をアイスにしたのか!?
「リコリス」はヒガンバナの仲間だから有毒植物だぞ!!
だけど、毒入りアイス事件なんて聞いたことなかったなぁ・・・

何のことはない「別のリコリス」だった。
マメ科のスペインカンゾウ(甘草)の一種(英名でリコリス、学名:Glycyrrhiza glabra)から抽出された甘味料を使用しているらしい。
若干薬臭い感じがして日本人にはあまりウケがよくないとか。


こちらは夏の野に咲くリコリスの一種
キツネノカミソリ(学名:Lycoris sanguinea)
ヒガンバナと違って茎まで真赤になっている。

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カワラタケ(瓦茸)

2009-08-05 06:35:50 | キノコ
昨日のブログにもちょっと書いたがサルノコシカケ科とするサイトと、タコウキン科だとするサイトがある。カワラタケが倒木や切り株などに生える様はまさに瓦そのもの。
この形からいくとサルノコシカケに似ていると思うのだが・・・

サルノコシカケは褐色腐朽菌で、木材のセルロースやヘミセルロースを分解する。
カワラタケは白色腐朽菌で、木材のリグニンを分解する働きがある。
この違いが両者の科を分けているのだろうと想像するのだが、WEB上の混乱は困ったものである。
・・・といっても私的にはまったく実害はないのだが。

カワラタケは硬くて食用にはならないのだが、菌糸(キノコではない)はクレスチンという抗癌剤の材料になるとか。
このあたりはマンネンタケなどにも通じる所があるのかもしれない。
民間療法ではこれらのキノコを煎じたり、焼酎漬けにして飲むと高血圧や血糖値などに効能があるという説があるようだが実際にやってみたいとは思わない。

ここまで書いて思い出したのだが、アガリクス茸にも似たような効能があるといわれて流行った当時、来客の手土産に一本頂いたことがある。
一本といっても「キノコを一本」でなくアガリクスを漬けた焼酎を一升瓶で(笑)
シングルの水割りで毎日飲めば体に良いといわれたのだが、キノコ臭さが鼻について美味しいものとはいえなかった。アガリクス茸が入っていないただの焼酎の方がアリガたかったかもしれない。
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マンネンタケ その5

2009-08-04 07:06:49 | キノコ
マンネンタケのその後。

まだ傘の縁が白いので成長途中ではあるようだ。
しかし、全体の色付き具合から行くとほぼ成長は終わりに近い段階だろうと思う。

マンネンタケの周りにカワラタケ(柄がなくて傘の縁が白いキノコ)も生えているが、カワラタケを検索するとサルノコシカケ目サルノコシカケ科だったり、ヒダナシタケ目タコウキン科だったりと統一されていない。
キノコに限らず、生物全般で研究が進むと分類が変更されるということも良くあるし、ただ単にサイトの管理人が誤認していたり書き間違えることも多いようだ。

こうなると自分で書いている内容も不安になるのだが、理論よりも勘を頼りに(笑)
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キンミズヒキ

2009-08-02 18:29:17 | 花・植物
身近にありながらなかなかいい画にならないという被写体がある。
ミズヒキはどう撮っていいのかいまだに分からない代表だ。
名前のよく似たこのキンミズヒキ(花の感じではヒメキンミズヒキかもしれない)もなかなか気に入った写真が撮れずにいる。
モニターで確認した時は「これはまぁまぁかな?」と思った。
PCに取り込んで拡大してみるとピントが甘いか手振れのように見える。
まぁこのブログサイズに縮小してしまえば判らねぇだろうと(笑)

あと一月半ほどで甥っ子の結婚式。
そろそろ金銀水引の豪華な祝儀袋を心がけておかねば。
もちろん中身も忘れないように。

そうそう、披露宴のスナップ写真用に外付けストロボを買おうか買うまいか・・・
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