予想された通りに、日本、北朝鮮の作業部会も、北朝鮮側の一方的な審議打ち切りで幕となった。
6か国合意の現実を覚えて置こう
<<難しい立場におかれた日本>>
新聞は日本側の手詰まり状態報道している。
米朝間の協議進展、韓国の援助再開、中国、ロシヤのよそ事のような態度から、日本だけがおいてけぼりになりそうなのも予想通りだ。
米国に頼りきっている日本の足元を見透かしたような北朝鮮の失礼な態度を見ると、解決はほど遠いと思われるのも予想通りだ。
そう言えば、中国の副首相のドタキヤン問題もあった。
たまたま見ていた「思いっきりテレビ」のニュースで、みのもんたさんが、米国、中国、ロシヤに働きかけてなんとかしなくてはと、憤慨し、嘆いていた。
拉致問題にた似た外交上の硬直状況になった時、外国の対応は、何らかの形の武力行使だが、日本には武力放棄をうたった憲法がある。
経済制裁をしようにも、米国の北朝鮮の口座の凍結解除の動き、韓国の援助再開で、その効果も激減するだろう。
みのさんの言うように、今となっても外国に頼るほか無いのだろうか。
これに対処するには、武力を使えない日本で使えるのは外交だけだ。
それで北朝鮮のように明らかに非があって、それを認めない国には外交で圧倒的な優位に立つほかないと思う。
<<武力を持たない日本の外交戦略>>
その為には、
1.日本人が一致団結してことに当たる他ないと思う。
政府が進めようとしている外交政策の足を引っ張る政治家や、言論の自由を旗頭に、その政策推進に不利になるような報道をしては、今の日本では完全なお手上げとなるのは間違いない。
イラク戦について意見が別れていても、圧倒的な武力を持ちいざとなれば、それを使うかも知れない米国は明らかに怖いし、強い外交力上の圧力がある。
そんな米国と違って日本の中で意見が割れていては、日本が劣勢に陥るのは眼に見えている。
<政治家のあり方>
例えば今度の米国での慰安婦問題の対応で、少なくとも、与党は勿論民主党迄は一致して、安倍さんの発言を支持すべきだと思う。
このような日本の威信に関わる大事な時に、共産党のように明らかな日本パッシングの片棒を担いでいては、日本のような外交力の弱い国では、先方の思うがままになるのは眼に見えている。
与党の議員で、北朝鮮に行って党内から批判が出ていたが、彼が安倍さんとも相談の上で行ったものと信じたい。
<マスコミの対応>
マスコミも、こと国内問題で政府、与党などの批判は大いにすべきだ。
然し、こと日本の外交上の大事な局面では、出来るだけ日本を支持して欲しい。(このような言い方をしなければならないのも可笑しいが。)
少なくとも慰安婦問題のように、日本でも意見が二分している問題や、靖国問題のように、宗教観も絡む外国人では理解の出来ない微妙な問題などの対応は慎重にして、少なくても日本の不利にならないような報道をして貰いたいものだ。
2.しっかりとした動かない意志を持つこと。
<慰安婦問題>
河野さんの慰安婦強制の容認発言は、韓国と関係を壊したくないばかりの、不用意な発言だったそうだ。
正確なことは判らないが、私のような戦前派から見れば、当時の軍部の威張り方から見て、この様な下賤なことをフライドの高い、軍人が直接関与する筈が無いこと、軍部の指示を受けた業者が、軍の名を持ち出して、無理やりに、連れていったかも知れないことくらい直ぐに想像がつくことだ。
それで、この問題が起きたとき、良く調べもせずに、容認発言をし、今になっていやそうでは無かったと言っても、何がなんでも事を構えようとしている国や人達に通じるわけがない。
竹島についても、日本の事を荒立てたくないためか、韓国の実行支配を黙認しているが、何時か此れが既成事実となって、日本が不利な立場になるような気がしてならない。
北方4島も同じことだ。
このような大事なことに、政治家は色々なことを言い出しては、ロシヤを利するだけだ。
言論自由の国だからなにを言っても良いが、こと外国に関すること については、少なくとも与党や民社党の人達は、安倍さんとも緊密な連絡をとって言うべきで、日本の不利にならないようなことを、自分の意見として言うのが本当の政治家だと思う。
3.しっかりとした日本としての意識を持つ為の、情報機関の整備
これは安倍さんの主張の通りだ。
イラク戦争のとき、米国のがせネタに踊らされた日本と、それに対して慎重姿勢を見せた、欧州の各国の対応でどちらが評価されるか考えても判ることだ。
慰安婦問題を取り上げても、このような国家の威信に関することを、今になって、自民や民社の有志で、資料の調査をしても間に合わないし、その動きを逆手にとってくる国もあるのだ。
まさはこれは日本の情報機関の役割だ。
4.一本立ちの外交を目指す
今まではアメリカ一本槍の追随外交だった。
これは国民には判りやすく、日本独自の戦略も要らない気楽な戦略だった。
然し、これがもたらしたもの例えば近隣諸国との関係悪化、大義名分のない戦争への協力など、多くのマイナス面もあったことは否めない。
勿論、米国との関係も大切にしなければならないだろうが、所詮は余所の国だ。
だから当然自国の利益になるためには、それを優先するのは当然だ。
日本も日本のためのなることを最優先にすべきだ。
そのための外交面でも一本立ちにするのは欠かせないことだ。
それが安倍さんの言う主張する外交だと思う。
<<国難、日本人の保護へは臨戦態勢で>>
日本は武力戦争を放棄した国だ。
その日本が国難に際した時、今回のような日本人の人命問題の処理など非常に難しい問題に当たるときは、昔の言葉で言えば臨戦態勢で外交に当たるべきだと思う。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。↓
人気ブログランキングへ