<<米国での慰安婦問題>>
米国で慰安婦問題を多くのメディアが取り上げていることは、多くのブロクで書かれている。
そして、これに対する安倍さんの発言が火に油を注いだ状況になっているそうだ。
これでは、横田さん達などの努力で、米国への拉致問題解決協力への努力も水の泡になりかねないどころか、日本の同問題解決が北朝鮮との、国交正常化への最優先の政策さへ批判が起こって来そうなことになりかねない。
読売新聞の社説はその原因と対策として、、
河野談話を発表した背景には、韓国側の圧力を前に「強制連行」さえ認めれば問題を決着できるとみた甘さがあった。政府は米下院決議をめぐり、再び、外交上の失策を繰り返してはならない。
と書いている。
(3月7日 読売新聞)
<<国際関係で謝って済む問題などない>>
私は前「済みませんの国日本」と言ういブログを書いたことがある。
この問題と大いに関連しているので是非クリックをして見て頂きたい。
「済みません」の国日本
その中で、「済みません」の言葉は国内では通用し、時には必要なこともあるが、外国では絶対使ってはいけないことを書いた。
詰まり「済みません」と言えば物事が丸く収まると言う日本古来の考え方が、事を大きくしてしまったのだ。
それを胸に一物ある人達や国がそれにつけ込み、うまく利用しない手はない。
このことを忘れていたのだ。
世界中見回しても、余程決定的なことでも無い限り、謝っている国など見たことがない。
北朝鮮がまさにそうだ。
拉致、麻薬輸出、偽造紙幣、航空機爆破事件など明らかに同国のやったことと世界の国が認めたことでも、絶対に謝らない。
米国、韓国、中国など日本と関係のある国、イラン、イスラエルなど外国から非難されている国で皆そうだ。
一旦謝れば、後でそれ間違いだったと言うほど立場が悪くなってしまう。
まさに安倍さんの今度の慰安婦に関する発言がそうだ。
私は3月9日のブログに書いたが、
正確なことは判らないが、私のような戦前派から見れば、当時の軍部の威張り方から見て、この様な下賤なことをプライドの高い、軍人が直接関与する筈が無いこと、軍部の指示を受けた業者が、軍の名を持ち出して、無理やりに、連れていったかも知れないことくらい直ぐに想像がつくことだ。
それで、この問題が起きたとき、良く調べもせずに、容認発言をし、今になっていやそうでは無かったと言っても、何がなんでも事を構えようとしている国や人達に通じるわけがない。
北朝鮮の一方的な審議打ち切り
そのような誰でも考えることを調べもせずに謝ったのが、今の事態になったのだ。
あの時は日本には事実上の公娼制度があり、戦地での地方の人との問題を起こさないように、その制度を戦地に持ち込んだのは事実だか、もし政府も軍も知らないところで、業者がもし勝手に軍の名を借りて、強制的なことをしたのであればその人達に深い同情を申し上げる。
くらいの所で済ませておけば良かったのだ。
こうなった以上は、読売の社説の言うように、「政府は米下院決議をめぐり、再び、外交上の失策を繰り返さない」ことしか出来ない。
その様な日本の困った事態になっていることを、良いことにして、日本に取って不利になる事を発言する一部政治家や批評家やマスコミがいるのは何故だろうか。
外交手段だけしか国際紛争の道を解決出来ぬ外交下手な日本。
その日本を代表する政府を擁護せよとは言わないが、少なくともその足を引っ張らないようにするのが、日本人と思うのだが。
それを「済みませんの国日本」そのまま、指摘された事実の間違いにも眼を瞑って謝れというのだろうか。
そして日本を今以上に不利な立場に追い込めと言うのだろうか。
今までの相手の国や人達にやり方から考えても、謝ればまたつけ込んでくるのも目に見えているのに。
<<謝る前に先ず考えよう>>
私の意見だが、今後、他国から謝罪の要求があった時は、日本古来の考え方で、日本の方が折れて物事を(一時的に)丸く納めようなど考えないことだ。
その場合は、日本自身の立場で、事実を良く分析して、謝るべき時はあっさり謝る、そうでない時はキッパリ断ることだ。
とにかく謝るときは、慎重にも慎重を期することだ。
今度のことを今後の教訓にすべきだと思う。
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