ライブドアの粉飾決算事件で証券取引法違反罪に問われた事件で堀江被告に対して、東京地裁は16日懲役2年6ヶ月の判決を言い渡した。
この事件は私たちに多くのことを教えてくれた。
<<堀江被告が教えてくれたこと>>
1.軽薄な日本で良いのか。
全盛期の堀江さんを煽った、軽薄な小泉さん始めとする当時の自民党の幹部、軽薄なマスコミとそれに乗せられた大衆の軽薄さ。
こんな事で日本はどうなるのだろうか。
2.形成不利とみると掌を返すように批判に廻る政治家やマスコミの狡さ
その様な彼らを信頼できるか。
3.アメリカ直輸入の市場経済主義、資本主義が日本の風土に合うのか。
株主中心主義が果たして日本の経済にプラスになるのか。
株を持っていれば、会社がどの様な優れた技術を持っていても、経営者、従業員がどんなに反対しても、何でも出来るのが本当にに日本の為になるのか。
今までの日本経済の発展をもたらしたのは、優秀な人的資源と、その技術力と勤勉さではないか。
その第一線の人達をこんなことで腐らせてしまって良いのか。
4.倫理観のない経営者
堀江被告だけでなく、不二家、日興、損保各社、北陸電力などなど余りにも多くの倫理観をの欠如した経営者が新聞やテレビを賑わしている。
経団連は、残業代ゼロ法案などで、政府に圧力をかけるより、傘下の会社の経営者のモラル向上策を検討すべきではないか。
5.金儲け中心主義、金が全ての考え方が及ぼす悪影響
まともな地道な仕事を拒否して、手っとり早い金儲けを考える人達が増えるのが、日本に取って良いことなのか。
これで日本が世界に伍してゆけるのか。
6.責任感の欠如またはそれを転嫁する若者
今までの民主主義教育のなかで、権利重視、義務、責任軽視の教育の結果が、このような新人類を生んで来たのではないか。
7.法律の規制はない社会のルール無視する人達
堀江被告のような法の規制の網を潜って、想定外のことで世の中をあっと言わせる人を英雄視する若者が増えて良いのか。
安倍さんの言うように、規範意識やモラルを持った人を育成が将来の日本にとって欠かせないことだ。
<<堀江被告が学んで欲しいこと>>
1.部下に責任転嫁などしていては、誰も付いて来ないし、本人の立場が危うくなったときは、皆逃げてしまう。
2.金が全てではない。
金だけの繋がりで、本当の友達や同志は出来ない。
会社は金儲けの為だけでなく、社会の為にもあることを思い出して欲しい。
3.地裁の実刑判決は、堀江さんの経営者としてのモラルを問うていることを知るべき。
弁護士は、実刑判決は無茶だと言っていたが、心ある人達は、彼のモラルに対して批判しているのを、気付かない彼にこのことを気がつかせるための、裁判所の温情だと思うべきだ。
<<堀江被告に期待するもの>>
堀江さんや村上さんの出現は、若者に俺達でも出来ると思わせた功績は大きいと思うし、国民の多くも彼の堀江さんの再出発を望んでいると思う。
今後、どう展開するか判らぬが、もし不幸にも何年間かの実刑判決が確定した時は、今後如何にもっとうまく法の網をくぐり抜けるかなど考えずに、今までのやり方に問題は無かったか、彼のしたことが社会、特に若者層にどのような影響を与えたか、経営者としての倫理観になどについて、ゆっくり考えて貰いたいと思う。
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