普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

高齢者の責任

2008-05-16 12:10:12 | 少子高齢化

 最近、後期高齢者医療制度に就いて国会やマスコミなどで盛んに議論されているし、テレビでは該当者達の制度反対のデモを放映している。
 それで立場を変えて高齢者の社会における責任について私の経験を基にして考えて見た。

[私の経歴、健康、評価]
20代前半 
 夜学の工業専門学校入学
 夜学の外国語大学に入学、以後、現在まで英語を趣味として継続。
20代後半
  趣味として登山、クラシック・ギターを始めて現在まで継続
20代~40代前半
  健康保険に全くかからないことで表彰される
40代後半
  盲腸炎手術
50代
  歯が悪くなり結局は下が総入れ歯になる
  私の専門技術と英語力を買われ海外へ長期出張3回
60代
  現役引退
  海外技術協力のボランティア団体に参加
  やや大きな手術を2回受ける。
60代~現在
 再発防止の為の検査と薬の投与。
 それ以外の病気は殆どなし。 
80代
  ボランティア団体から引退
 
私の勤務評価
 現役前半は中以下
  他の人達は仕事に100%の力を入れていたのに、私は夜学に行ったり、登山で長い休暇を取っていたので当然だ。
  退職時評価
 多分、海外勤務の時の業績を評価されたと思うが中の上の評価を受ける。

私の趣味の実力
 英語:読み書きは英検1級程度(一度冷やかしで受けたら前期の学術試験は一発で合格したが会話はさっぱりでせいぜい3~4級程度)
 登山:技術を要する岩登り、冬山登山などとは無縁だが、それ以外の山登りは単独登山が多いにも関わらず、怪我や計画の大幅な遅延などトラブルはゼロで家のものに心配を掛けたことはない。
(但し一度だけ登山後、自転車で帰宅途中に原因不明の交通事故で病院に担ぎ込まれたことがある。)
 クラシック・ギター 中級
 要するに趣味の全ては経験年数は長いが、仕事などの都合で中断することもあり、練習も中途半端だったのがこの結果だ。

現在私が少しはお役にたっていると思うこと
・健康、介護保険についてはその給付以上の保険料を払って国に貢献している?
・英語クラブ:アドバイザー的な役割
・クラシック・ギター:初心者指導の助手的な立場
・ブログの社会批評で毎日多くの方達に戦前派の意見を読んで貰っている。

  以上総合して言えば私の性格そのままに勤務、健康、趣味の全てに亙り中途半端、自分への評価を余り気にしない(会社にとっては困ったこと)、表に出るのが嫌いで裏方に廻るのが好きという事で全てが言い尽くされている。

 従って私より遥かに活躍し、優れた人生観を持っている人達も多いと思うので、私の意見をそのまま押しつけるものでなく、単にありのままを書いただけで、以下が私の意見だ。

[高齢者の責任]
健康管理
 自分の健康に留意して、できる限り国からの給付を受けることを避けることで健康、介護保険の存続に協力すること。
 然しこれは言うは易くて行うのは難しいことで、国もいま盛んにメタボリック・シンドローム検診を進めているし、私が下記のブログで書いたように現役時代からの健康管理がそれ以後の病気の予防に大きく影響してくる。

参照:中高年の方へ(設備と人体の健康)

 それで仕事と自分の健康管理をどれだけバランスを取るかが問題だが、そこに個人的に考え方が入ってくるのは当然だ。

 然しこれだけは自分の将来のために気をつけるべきだと思う。
・仕事に一番乗って来る40~50代の健康管理が退職後の健康に大きく影響することを自覚しておく。
・定期健康診断は必ず受ける。
・それで異常が出たら直ぐ受診し、病気を長引かせることによる保険給付の減少に貢献する。
・問題のあると思わる症状については最善の医者を選ぶ。(患者が自分でできることはそれだけ)
・身体と頭を使う趣味を持ち身体、精神の健康を維持する。

退職後の社会への貢献
・退職して家に閉じ籠もらずに外に出て出来る限り働こう。
 男性の場合で言えば、家におれば奥さんのストレスを増やすだけだ。
 そして幾許かの税金を納めて赤字の国の財政にいくらかで貢献しよう。
・それも卒業すれば趣味のグループや地域の活動に参加し何らかの手助けをしよう。
・退職後の社会貢献のための技術や趣味を現役時代から計画的に貯えておこう。
・社会での活動に伴うストレスは余程のことの無い限りは、惚け防止に役立つと思って逃げないこと。
 逆に言えば過大なストレスで精神的、身体的に影響が大きいときとあっさり逃げる事、余計な責任感に囚われないこと。
・社会活動では自分の価値観を人に押しつけない事。
・企業では許されないこともあるかもしれないが社会生活では妥協とか、適当にやると言う心のゆとりも大切。

 以上、随分偉そうなことを書いたが、
・実は英語、山登りやギターは単に好きだから始めたのだが、
・英語が自分の仕事の巾を拡げるのに役立ったこと、
・山登りやそのトレーニングで自然に健康になり足が強くなったこと、
・趣味を長く続けたお蔭で今思わぬ役にたっていること
・専門の設備保全で学んだ身体管理の重要さを知ったこと、
・地域活動で思わぬトラブルに遭遇したこと、
など全て後になって気がついただけの話だ。
 こんなことを始めから気がついていれば立派な事だが、凡人の私では後になって気がついてこのようなだ駄文を書くのが関の山だ。

 もう一つお断りしておくが、以上の意見についてはある程度社会的に恵まれた?環境にいた私の意見で、前記のデモに参加した人達のように厳しい環境iる人達の考え方も尊重すべきだと思う。

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