昨夜のスーパームーンはとても大きく、明るかった。
次の満月は1月2日で、それも来年最大だそう。
白い息を吐きながらまた夜空を見上げ、まごころを贈ろうと思う。
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の歌詞を訳そうとするたび、途中ではたとペンが止まってしまう。
フランク・シナトラが大ヒットさせて有名になったこの曲、元々は女性歌手のために書かれたものだ。
確かに、チャーミングな歌詞は女性形の方が、よりしっくりくる。
ただ、この曲には作者(男性)のモノローグ風のとてもしゃれたヴァース(序奏)がついており、オリジナルのタイトル「イン・アザー・ワーズ(言い換えれば)」の意味も説明している。
ヴァースと本編を通して歌っているバージョンも散見する中で、一方を男性形、もう一方を女性形とするのはしっくりこないけれど、今日はあえてそうしておく。
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
(ヴァース)
ひとはしばしばシンプルなことを言うためにたくさんの言葉を使う
詩を歌にするために
よく考え、時間をかけて、韻を踏む
僕がこれまで演奏してきた音楽と言葉で
きみのためにこの歌を書いた
僕が言ってることをきみが確実に分かってくれるようにと
歌に沿って説明して行くね
私を月へ連れて行って
星たちの中で遊ばせて
木星や火星の上のような春を感じさせて
言い換えると、私の手をとって、という意味
言い換えると、ベイビー、キスして、という意味よ
私のハートを歌で満たして
いつまでも歌わせて
私が熱望するのはあなただけ
憧れ、敬うのはあなただけ
言い換えると、誠実でいてね、という意味
言い換えると、アイ・ラブ・ユーという意味よ
ジュディ・ガーランド版。ヴァースあり。
Fly me to the moon
Oh it's often use many words to say a simple thing
It takes thought and time and rhyme
To make a poem sing
With music and words I've been playing
For you I have written this song
To be sure you known what I'm saying
I'll translate as I go along
Fly me to the moon
Let me play among the stars
Let me see what spring is like
On a-Jupiter and Mars
In other words, hold my hand
In other words, baby, kiss me
Fill my heart with song
And let me sing for ever more
You are all I long for
All I worship and adore
In other words, please be true
In other words, I love you
Fill my heart with song
Let me sing for ever more
You are all I long for
All I worship and adore
In other words, please be true
In other words, in other words
I love you