ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

そば(再掲)

2018年12月31日 | 日記

 ある時思い立って、そばをきれいに(粋に)食べる心掛けを始めました。
割り箸をきれいに割ろうと思ったのと同時期です。
理想は、高座での噺家の食べるしぐさ。
あれを見て観客が無性に食べたくなれば、真打だと評する方もいますよね。
 出張など、一人での外食はほとんどがそばで、一日昼夜二食の時もあります。
たいていの場合、お店は券売機があるような、カウンターのみの狭い立ち食いそば屋です。
 ざるそば、あるいはもりそばが出てきたら割り箸をパチンときれいに割り、まずつゆをつけずにそばだけ何本か食べる。
それからおもむろにつゆへ三分づけして黙々と食べるのですが、一すくいの分量は8本程度がいいですね。
それを音を立てながら2、3回ですすり上げる。
わさびはつゆには入れず、箸の先につけて食べる。
皿の中のそばは一本も残さずに食べる。
切れはしは、箸を立てるとつかみやすいでしょう。
立ち食いそば屋でも、そば湯を置いている店は増えています。
こちらはゆっくり味わいましょう。
 精進?の甲斐あって、現在は自分が満足の行くレベルまで上達しています。


 先日のことです、隣りで食べていたオジサンが、ごちそうさま、と空いた皿をカウンターの一段上へ下膳すると、手元にあった台拭きで当たり前のようにカウンターを一拭きしてからすっと店を出て行きました。
立つ鳥跡を濁さず。粋ですね。


コメント
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