このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
NPO法人なごやか理事長のもとへ、I総合相談室長が入居希望者の方の実態調査の結果報告に訪れた。
机を挟んで向き合って、どちらの表情も真剣そのものである。
「90歳、要介護2の女性利用者様です。現在入居中の他法人のケアハウスからは認知症の進行のため今月中の退居を求められています。津波で自宅が流され、行き場所がありません。家族宅への転居の欲求もなし。
お話を聞いた後、『こごさは居だぐない、あんだのどこさ行ぐ』と当法人のグループホームを希望されています。」
「あんだのどこさ行ぐ、か。老若男女問わず、一生に一回でもそう言われてみたいものだね。きみにジェラシーを感じるよ。なごやかは、なごやかのある暮らしを望まれる方のためにある。ぜひ、お迎えするように。」