「みなさん、おばんでございます。
社会福祉法人千鈴会の井浦でございます。
月末のご多用の中、またお仕事を終えてのお疲れのところ、このようにたくさんお集りいただき、ありがとうございます。
この令和4年度防災研修会はけせもい市様と福法組との共催とさせていただいており、そんなことから組合長の私が、僭越ではございますが、一言ご挨拶申し上げます。
本日お二人の講師の先生はわざわざセンダード市からお越しいただいており、それぞれご専門の分野について講話を頂戴することを、とても楽しみにしてまいりました。
今後、われわれ民間介護サービス事業者が再び災害に直面した時にどのように行動するのか、どう振舞えばいいのか、その大きな課題への答えを、おのおのがお話の中から見つけらればと考えています。
私事で大変恐縮ですが、私の二人の子供たちは揃って東日本福祉大学総合福祉学部社会福祉学科に進学しており、本日の講師のA先生がそちらに在籍されていると知って、少し驚いています。
娘の方はまだ在学中ですので、本会の後にぜひとも先生へ私の名刺をお渡ししようとたくらんでおりました(笑)
また、浦上社長様におかれましては、当組合の副組合長を長く勤めていただいている、人望厚い経営者様ですが、東日本大震災では大きな被害を蒙られ、筆舌に尽くしがたいご苦労をなさっており、そのような体験を持つ方が策定された避難確保計画はたいへんなリアリティを持ったものになっていることと思います。
3月11日の深夜2時、自分の施設が流失したことを報告しにこのワンテンビルへやって来た私は、おもての八日町通りで被災した自動車のドアを残らず開けて中をまさぐっている、複数組の車上荒らしを目撃しています。
その直前には、施設のあった本吉町大谷地区で、野球バットを持った三人組の自警団に遭遇しています。
そんな日を生き抜く知識と知恵を、本日もまた増やし、大切な利用者様と職員をわれわれの手で守って行けたらと願ってやみません。
長くなりましたが、これを私からの挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。」