このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。
大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。
また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。
今夜は札幌に居る。
仙台空港からの便は小型ジェットだった。発着口からバスで搭乗機まで行く形式なのだが、そのバスの乗客が、朝からいちゃついてる若いカップルや二人掛けシートの真ん中に座っている中年男などで、こういうのと同じ機に乗るのはやだな、と内心感じていた。
それには理由があり、僕にとって飛行機というと、映画「飛べ!フェニックス」(1965年)なのだ。
アフリカの砂漠で砂嵐に巻き込まれて不時着した双発機。乗客はすべて男性。ルートを大きく外れているため捜索や救援が見込めず、水も尽きかけている中で、極限状態に置かれた男たちのプライドとエゴが激突する。
ロバート・アルドリッチ監督の、140分超の大長編を最後まで手に汗握って飽きさせない手腕が光る。
昔はよく金曜の夜にテレビでぶつ切りされた吹き替え版が放映されていたっけ。
機長ジェームズ・スチュアート、乗客はアルドリッチ組大幹部の「歩く暴力」アーネスト・ボーグナイン、ジョージ・ケネディ、ダン・デュリエ、リチャード・アッテンボロー、と男臭さ過ぎて。
-そんなことを考えていたら、機は無事に新千歳空港へ着陸した。よかった。
真ん中のギョロ目がボーグナイン。一緒の飛行機にも豪華客船(「ポセイドン・アドベンチャー」)にも、乗り合わせたくない。