ミューズの声聞こゆ

なごみと素敵を探して
In search of lovable

このたびの東日本大震災で被災された多くの皆様へ、謹んでお見舞い申し上げます。

大震災直後から、たくさんの支援を全国から賜りましたこと、職員一同心より感謝申し上げます。 また、私たちと共にあって、懸命に復興に取り組んでいらっしゃる関係者の方々に対しても厚く感謝申し上げます。

「快盗ルビイ」

2025年01月20日 | 日記

 

 弟もなかなかのコレクターで、年齢的に会社ではそこそこの役職に就いているというのに、休日は都内の古書店や中古レコード店を巡り歩いている。

彼の野望は、自分の死後、コレクションが散逸しないよう、すべてアテネ・フランセへ寄付することだそう。かなり大胆だ。

 この正月に帰省した際には、ロバート・アーサーというB級ミステリー作家の自選短編集をお土産代わりに持参してくれた。

この名前、見たことあるな~、と言うと、「本書は本邦初の短編集」(解説より)だってよ、と弟。

書斎から、アルフレッド・ヒチコックが編んだというアンソロジーのペーパーバックを何冊か持って来て目次を開くと、やはり名前があった。

へええ、と驚きながら弟は、タイトルと作者名が並んだ目次をしっかり携帯で写真撮影している(同じ解説によれば、ロバート・アーサーはヒッチのゴースト・アンソロジストだったそうだ)。

ヘンリー・スレッサーの名前もあるね。

うん、ヒッチといえば、スレッサーでしょう。

このやりとりを、自宅のリビングでテレビをつけっぱなしのまま交わしていたのだが、流れていたのは再放送のドラマだった。

あれ、キョンキョンが「快盗ルビイ」読んでるよ。

あー、脚本家がオレたち同様、宮城県から上京したひとだからなあ。(このオマージュも)わかる気もするね、和田誠ほどしゃれてなくてさ。

 

 

 

 

 

無数にあるヒッチ編集のアンソロジー本

 

 

コメント
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