波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

新聞のAとBから

2017年05月22日 | 新聞感想
じ日の2つの新聞の文章、AとBのことをこの1週間考えていた。
 
は、「(日本へ)復帰前…国益のためと沖縄に犠牲をしいている姿勢を『醜い日本人』と表現…今、沖縄の基地反対の底流には『憎い日本』という負の感情がある」(5/14朝日「天声人語」)だ。Bは、「自衛隊は違憲かもしれないけれども、何かあれば命を守ってくれ』というのは、あまりに無責任…と(筆者の村山氏は)自分に問いかけた。自衛隊の人たちに、国を守るために命をささげよ、と言えるだろうか。死んでも仕方が無いと思えるか」(5/14道新「異聞風聞」:村山健編集委員)だ。
 
えていたのは、「他人の犠牲の上に自分の幸福を願ってよいはずはない」という単純至極な道理だ。ふと浮かんだのは詩『大漁』。明るく大賑わいの浜と暗い海の底の魚たちの弔い。だがここには救いがある。人間は誰かれなく幸せだ。では、沖縄はどうだ?
さて、当時大学3年の波風立男君にとって人生最初の政治体験が「沖縄返還」だが、「沖縄が犠牲を強いられている」「沖縄が差別されている」、その上に自分の暮らしがある、という感覚は年々強い。だから、Aの「憎い」はその通りだろう。45年間もあったのに、何もしていない醜い波風氏は間違いなく「憎い」一人なのだ。そして、考え込んだのはBの方だ。(次回に続く)
 

 
今日は裏ブログも更新。お題「映画『人生フルーツ』を見た次の日 漫画「聖 全3巻」(山本おさむ作:小学館)読む。同作者の続けて読んでいるがこれも傑作。ほぼ新品、全巻揃いで1冊分以下の定価。だから、古本屋ウオッチは欠かせられない。
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