波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

言葉採集

2016年11月10日 | 新聞感想

 日の「折々のことば」(朝日新聞1面のコラム、鷲田精一著)、あっと思った。2ヶ月ぐらい前のTV、詩人宇多田ヒカルの言葉。あの波風立男氏にも印象深かったようで、もう一つのブログに記録(9/24「宇多田ヒカル」)していた。 

し前まで、言葉の採集帳を作っていた。宴会の席で箸袋に記録したり、スーツのポケットや財布からくちゃくちゃになった走り書きのメモを取り出してそこに書き写したりした。新聞切り抜きと同じくらい大事な作業。言葉で心を落ち着かせ、背筋を伸ばし、文書作成の常備薬だった3冊の採取帳。

葉の採集は、緊張感というか覚悟が必要で、定年退職以来休んでる。あいさつの機会が無くなったことが大きい。だが、言葉に対して緩んでしまうのは嫌だ。ブログに書き残そうかと思っても、読み返さないからなあ。だが、今回のように、書いていたから、反応できたのだしなあ。『記録が記憶の母』みたいな気もするし、ウーム、楽して実りを食べたい老人は悩むのだった。

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