波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

『品のある貧乏』考

2018年11月03日 | 日記・エッセイ・コラム


 

『品のある貧乏』を心がけて暮らしてきたつもりだが、少し自意識過剰みたいな気もしていた。外からの見え方に気が向きすぎている感じ。それで、『貧乏』の前に色々と修飾語を並べてみた。まず、『かっこいい貧乏』。貧乏を売りものにしているようで非常にかっこ悪い。次に、『楽しい貧乏』。まあまあだが、食事にもこと欠く人に申し訳なく却下。そして、『ほどほどの貧乏』。こうなると言葉遊びで意味がわからない(笑)。精神からだんだん離れていき、結局は『品のある貧乏』に戻った。

             

貧乏暮らしでは、「金の使い方」をどう心の豊かさにつなげるかが大きな問題。これがくせ者。元になる金が無いから(笑)だが、金の有無だけでは納得のいく暮らしは出来ない。暮らしに必須な、ヒト・モノ・コトは金でごまかせても、痒いところに手の届く人間性はまた別。結局、自分の本当に必要なものは何かを見極める価値観が肝。自分で納得出来る『センス』の有無が「豊かな」の意味。いつかこうでありたいという「あこがれ」(裏返すと「がまん」)と「主体性」(自分たちでどこまで出来るか)にも行きつく。
波風家は、やっぱり『品のある貧乏』でいくことにしよう。ところで、『品』ってどんな意味だったかなあ?「品」、「品格」を教えたがるエセ知識人のせいで随分と汚れてしまった言葉だが。


先日の珈琲教室でママヨさん作のスイートポテトとブドウゼリー(画像)を出した。前者はいただいたさつま芋、後者はいただいた巨峰のジュースと山葡萄のジュースを混ぜ、「(あらゆる味をプルンプルンに固めることの出来る、波風氏の苦節6年の)ゼリー作り黄金比レシピ」で。真ん中の黒っぽいのは、焼酎漬けのブドウのアルコールを飛ばして(美味い) 珈琲教室は9人参加(+講師2人)で楽しかった。 「この狭さがちょうど良い」 の声も。公式裏ブログを「第2回 珈琲教室 終わる」で更新。

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