老人は、孫と病気と年金と墓の話題しか関心ないのかなあ、俺もあんなふうになるのかなあなんて思ったこともあったが違った。還暦以前の方々にあえて言いたい、もし今がストレス充満イキガイ皆無みたくなっていても、70代になると自由マンキツ人生カイラクに近づける可能性があるようだよ、もう少しの我慢我慢、ってね。
40代半ばの頃、20代初めの教え子と話していて「えっ、オヤジにもイキガイってあるんですか?」と驚かれものすごく驚いた。両親を見てそう思っていたそうだ。
この時期の先輩観、50代後半は大物、60代は偉人、70代はほぼ『神』(笑)で後光が射していた(嘘)。身近な大先輩は各々伝説を持っていた。自分の人生後半なんか全然イメージできなかった。
脱線するが、この『オヤジ』は『オフクロ』と対で『アニキ』『アネキ』も同じたぐい。
波風氏は今も『オヤジ』という言葉に素直に反応する、それは感覚的に『オジサン』と同義に思っているいるからで、波風立男=オヤジ=オジサンと思っているせいだ。今日の表題もここから来ている。
連休のラジオで「オヤジの、オヤジによる、オヤジのための時間」を聞いていたら、52歳の佐藤二朗とカンニング竹山、46歳の小峠英二が「俺たちオヤジが」を連発しているから、最初は違和感があったが、世間的には50歳前後がオヤジ年齢なんだと淋しく思いつつ「では70歳は何だ?」と布団の中で考えた。(次回に続く)
画像は、いつでも開店できるようにした波風食堂の一角。手作りホウキ、ベンジャミンの小枝も良い味わい 蒸らしの湯量は珈琲豆の倍だと知っていたが、適当にやっていたので計ってみたら予想以上に多く必要だった。湯温36.5℃、蒸らし45秒で淹れたらいつもと違った。美味しい酸味堪能小川洋子著『からだの美』読む。爪先、指、首、背中、皮膚、視線・・・の美を感じ納得できる言葉に変換する才能に感嘆。読んでいて気持ち良い。