現在の「65歳以上 高齢者」を、「65歳以上 准高齢者」に変更を求める提言。「若返り」を理由に、年金支給額や支給年齢をこれ以上悪くされてはかなわない。若者の非正規労働が拡大されるのも御免だ。権威ありそげな人たちが、「あなたは若い」と老人に言う魂胆は何なのだろう。空疎な「一億総活躍社会」と一脈通じる話としか思えない。
中級老人まであと2ヶ月の波風氏。厳しい修行の果てにやっと届く嬉しい「高齢者」。それが提言では「准高齢者」となり、「高齢者」までは残り10年だって!肩で息する老人境遇をまるで考えていない。高齢者が安心できる道筋をまずは示せよ。知能は50~60代が高いとか、歯の数が多いとか、全然それと違う波風氏は怒った後で泣いている。
運転卒業 いずれは自分、の一昨日の記事(1/4朝日)。65歳以上の運転に占める事故件数を知り、運動能力の衰え項目をチェックし、最近の注意散漫さを痛感している波風氏。年とるほどに「若い」と言われて喜び、「年寄り」と言われて意気消沈し、年寄りの背伸び(=冷や水)でケガしがち。「私はもう老人なんです。これ以上の〇〇は勘弁してください」的なオーラを、慎み深く匂わせながら、密かにやりたいことをしっかりやる人生を送りたいものだ。年頭の決意「品の良い貧乏」を、書初めにしなくちゃあ。