今朝の朝日1面トップ、「プーチン氏に『誤った情報』」の見出しで、米英の政府当局によるロシアの政権内部の機密情報公開の記事。うっと思ったのは、情報源が情報機関というところ。ベトナムでもイラン・イラクでも政府転覆・傀儡政権樹立が目的の歴史背負う謀略機関。大手新聞社が、問題の本質(戦争の原因と停戦の鍵)をさっぱり報じずこんな楽屋話をみたいのを最重要情報みたく扱っているのに唖然。普通に考えてロシアが一番悪いのは自明、だがこれまでのこの戦争についての情報の出所がほとんど情報機関だとしたら、ずうっと問題の本質をそらされてきたかもなあ。これが恐い。情報操作で多勢が作られる。悪に、見えるのと見えないのがある感じ。
戦時だから、死者や負傷者の数、領土侵略の度合い、停戦協議の正確な情報が今ひとつ伝わってこないのは仕方無い。波風氏は、ロシアとウクライナの歴史的関係やソ連崩壊後の関係もほとんど知らないので、戦争の原因がわからない。テレビや新聞の浅い情報で「こういうことなのかな」とは思うが、両国トップの主張があまりに正反対で、片方が完全な悪でもう片方が完全な善みたいな見方でいいのかなと思う。戦争は分断のさもたるものだが、ロシア=悪、米国=善の対比を固定して判断すると何か間違う気がする。そもそも、米国ってそんなに平和と民主主義の国だったかなあ。
なにはともあれ、はやく戦争は止めにしてして欲しい。善悪の判断はそれから。
『存在と時間』(ハイデガー)のテキスト(TV『100分de名著』の4月分)読み始める。まあ、難しい(涙)原書は文庫本8冊、三大難解哲学書の一つなんだって(うわーっ) 波風家の三大好物魚類の一つ、鯡(魚に非ずだよ)を続けて食べている。昨日は塩焼き、今日は煮魚、冷凍庫には鯡ウドン用の甘辛煮 今日の記事、ぼんやりと感じていたことだったが、ある先生の話でハッと気づかされたこと。なるほどなあ・・・。コロナでなければ波風大学開講するのになあ。